武貞秀士の作品一覧
「武貞秀士」の「核武装する朝鮮半島に対峙せよ【Voice S】」「韓国・北朝鮮の真実【3冊 合本版】 『韓国 反日感情の正体』『韓国人の研究』『金正恩の北朝鮮 独裁の深層』」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「武貞秀士」の「核武装する朝鮮半島に対峙せよ【Voice S】」「韓国・北朝鮮の真実【3冊 合本版】 『韓国 反日感情の正体』『韓国人の研究』『金正恩の北朝鮮 独裁の深層』」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
ビジネス・実用
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Posted by ブクログ
■朝鮮半島情勢の5つの特徴
①自尊心,自負心が民族のアイデンティティであることを,日本人は念頭に置く必要がある。
②勧告を軍事統一するというシナリオに自信を深めつつある。しかし,それを認めることは韓国の自負心が許さない。
③朝鮮半島統一のシナリオの中核にあるのが核兵器。北朝鮮の次の政策は,米朝不可侵協定の締結,米朝国交樹立,そして在韓米軍撤退の推進と,南北間の対話推進ということ。
④中国経済の減速により主導権が中国の手に残るか,中国にアメリカがどう対応するのか注目しなければならない。
⑤新しい中韓関係の展開により米韓関係が波乱含みとなってきた。
■朝鮮半島では南北のみによる通常兵器による戦争勃発がありうつ。その対処を日本は考えておく必要がある。
Posted by ブクログ
近年地政学という学問体系が見直されたのか、書店には専用のコーナーが設けられるなど関心度も高い。そもそも地政学は「地理と政治を組み合わせ、地理的要因を軸に国家の行動や国際関係を考察する」が定義であり、そのまんま国家が政治の方向性をその地理的要因により決定づける重要な指標となる。影響するのは、周囲をどの様な国に囲まれているかという国の地理的位置であり、海や陸地の制約(急峻な山脈や谷に囲まれているなど)、そこに眠る天然資源の量など、国家が国境線内外にどの様な地理的要因を抱えているかによって、政治が受ける影響を分析する学問体系と言える。かつてヨーロッパを征服したナポレオンが「地理を見ればその国の政治がわかる」と言う言葉を残したが、その国の地理的要因を分析して、政治や体制を創造すれば、相手の出方や考え方が理解できるという意味合いが表されている。国家の戦略を決める上で地理がどれほど重要であるかを示した表現として本書内でも同義の記述が度々登場している。
地政学で出てくるキーワードとしては「ランドパワー」と「シーパワー」の2つが有名だが、それには捉われずに一体化する宗教的なつながりとして、イスラムのパワーを第三の勢力として捉えている。前者ランドパワーは言わずと知れたロシアやドイツ、フランスなど国家の多くを大陸上にある陸続きの他国との繋がりを中心とする勢力を表す。ユーラシア大陸の東端にある中国もシルクロードを通じた貿易を遥か昔から行っており、ランドパワーの主要な国家に位置付けられる。次に島国であるイギリス、日本、アメリカは海に出ることでその力を示したり、貿易による富を築いてきた勢力であり、此の三国はかつて日本も批准した海軍の艦隊数の制限による軍縮を図ろうとしたワシントン海軍軍縮条約の主要な海軍国家の3つに名を連ねる(因みに他にはイタリアとフランスも含まれていた)。海軍国家という意味ではかつて世界の海を制し、大艦隊によって世界中を征服したスペインも長らくシーパワーの主要勢力であると言える。
そして地理的要因に捉われず、国境さえも関係なくよずに右往無尽に連携するイスラム教の勢力。国家の垣根を超えて力で結びつく勢力は、国家の政治が及び辛く他国からも捉えにくい。前述の陸と海、そしてイスラムを加えた3つの勢力が世界を動かす大きな要因となっているのは間違いない。そして交通技術が発達し、空に海に向かって巨大な国家の力を影響力を及ぼす現代の流れは、かつての陸地の国家が周辺国との対立を恐れず海へとその力を向ける。そう、それは中国の力であり、彼の国が動けば周辺諸国の緊張は一挙に高まる。なぜ中国が海へ出るかは、そこに未開の資源があるからであり、超大国アメリカへの挑戦でもある。
地理的に見れば各国の動き方への理解が深まる。その先を見据えた国家戦略が必要であり、短期的な利益ではなく10年、100年を見据えた国家戦略を地理的要因を理解しながら策定し進まなければ、大国に振り回されて、やがては衰退してしまう。果たして日本の国家戦略にはその様な国家100年の大計はあるだろうか。本書で地政学に改めて触れつつ、先ずは身近にいる北朝鮮や中国、ロシアなど必ずしも友好的とは言えない各国との関係性をどう改善していくか。そして太平洋という広大な海を越えて結びつくアメリカや、すぐ隣にいる韓国との関係性を今後どう維持していくか。更には地球温暖化により北極の海は溶け、船舶の移動が可能になった時、大国ロシアがどう動くか。様々な地理的要因に加え、温暖化や核兵器、宇宙開発など現在の様々な課題を含めて考えるべき事は多くある。本書は東アジア動乱という少し物騒なイメージを抱くタイトルではあるものの、先ずは北朝鮮やモンゴル、中央アジアなどとの友好的関係性を築くためのたくさんのヒントをくれる一冊だ。
Posted by ブクログ
タイトルの煽りはともかく、東アジアの現状と今後の展望を地政学を用いて解説…はしてるんだが、ランドパワーとシーパワーに二項対立では無く、第三勢力を出してきたモノの掘り下げが甘い(そりゃ新書だからページ数には限界はあるにせよ)出すならきちんとまとめてくれと。そして、北朝鮮に甘い。拉致被害者の再調査をすると発表した時点では多少期待したが、締切をどんどん先延ばしして回答する気が無いし、そもそも北朝鮮の核開発とミサイル開発・配備は国連安保理決議違反なのにそこが一切考慮されていないので、片手落ちどころか、ほぼ両手落ち。もう少し信用できる著者だと思ったのだがなあ…