ダニエル・エイブラハムのレビュー一覧

  • ハンターズ・ラン
    終わり方がとてもいい
    表紙   7点ステファン   酒井 昭伸訳
    展開   7点2007年著作
    文章   7点
    内容 800点
    合計 821点
  • ハンターズ・ラン
    海外SFものというとどうも腰ひけちゃうんですが、これは面白かった!

    入植者として働く人間と管理する異星人。そして人間社会からはみ出て殺人の罪から逃れ鉱脈を探す男ラモンが山でみつけた異種属の巨人。従属の形で、異種属から逃げるもうひとりの人間を追うことになるが…。追う側、追われる側が入れ替わり、複雑に...続きを読む
  • ハンターズ・ラン
    編集長特権で2011年本の雑誌ベストワンになる筈だったのが2位に甘んじた1作。椎名さんが好きなのがよく判るし、目黒さんが好きなのもすごくよく判る。異世界冒険SFダメ男てんこ盛り。何と言っても最後のページ、いや最後の一行の鮮やかさと言ったら!
  • ハンターズ・ラン
    なかなか読み始められずにいたが、読みだしたらすぐに読破。SFなのに、アウトドア感満喫 本の雑誌で、椎名誠一押しには、納得
  • ハンターズ・ラン
    宇宙を舞台にした「タフな男の冒険小説」。
    SFでは珍しい主人公の人物造形、次々に迫る難関難問!
    アイデンティティ問題や異種族との交流も描かれているが、SFとしての目新しいアイディアは特に感じられなかった。構想ウン十年の作品だから?
  • ハンターズ・ラン
    別に地球外惑星じゃなくても、異星人さえ出てくれば成り立つ冒険モノだった。
    まあまあ楽しめたってトコかしら。
  • ハンターズ・ラン
    辺境の植民惑星・サンパウロを舞台にしたマンハントもの冒険SF。
    追うもの追われるものの関係性が目まぐるしく入れ替わるハラハラドキドキの展開が見事。特にそれまでの伏線が回収され追迹の対象が明らかになってからが素晴らしく、ダメ男のアイデンティティ追求ものとしても一級品。
    後書きの著者3人の合作のいきさつ...続きを読む
  • ハンターズ・ラン
    SFというよりは冒険ものという気がした。

    自分だと思っていた人間が実はコピー。これって怖いよなぁ。足下が揺らぐというか。異星人に逢うことよりも怖いかもしれない。

    あと、異星人に意志を読まれたり、逆に読んだり(というよりも無意識で流れてくるのか)もいやな感じだ。

    最後に取引を持ちかけるところとか...続きを読む
  • ハンターズ・ラン
    最近にしては珍しく、SF に手を出した。特に思いがあったわけではなく、目黒孝二が大絶賛していたので、ハズレはないだろうと思って手に取っただけ。

    3人、30年がかりで書かれたという異色長編で、「トム・ソーヤの河下りをSFで書くとこうなる」というような一冊。「人間」ではない主人公の身にやどる、アイデン...続きを読む
  • ハンターズ・ラン
    3 名の作家共著の SF アドベンチャー。
    めちゃめちゃ面白いやん。
    SF としては物足りない部分もあるが、
    冒険小説としては、読むのを止められないってやつ。
    ハラハラドキドキの展開で一気読み。
    続きがありそうなラスト。
    はい、続きを読みたい。
    でも続編は無いんだなぁ・・・。
  • ハンターズ・ラン
    地球から離れた恒星に移り住んで20年目のサンパウロCITY
    BIGガールとリトルガールの2つの月が追いかけっこする星 牡蠣人間、銀色エニュ、大きな新動物や地球に追いた子供を思い泣くといわれる泣き女鳥やら沢山の新種族と暮らしている

    脂の乗った漢、炭鉱士のラモンはいつも通り酒を浴び、あの夜、思いもよら...続きを読む
  • ハンターズ・ラン
    SFといえば、SFですが、異星人が出てくる以外は、冒険小説という感じでしょうか。電車の中でとんとんと読めました。異性人の人間観察も楽しめました。でも妙に薄っぺらに感じてしまうのは、アメリカ産の中途半端なSF映画を見すぎた所為かなと自己分析しております。文字から想像するイメージがどうも近年の映画風にな...続きを読む