岸博幸のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
同時期に霞が関で働き、癌で余命宣告を受けている2人の対談。
過激な余命4か月の森永さんに対し、穏やかに受け止める余命9年の岸さん。
岸さんの本はこれまで1冊読んだだけだが、その時の本より岸さんがわかった気がした。
あの森永さんと相いれないこともありながら、基本は一緒、という感じ。
もっと政府寄りの人と思ってた。
竹中大臣に仕えていたこともあり、彼が批判を浴びることについて、
世間で言われているのと事実が違う、と語る部分と、
世間の評価にゆだねる部分を使い分けしているのは興味深かった。
森永さんはもうさんざ文化放送やらで聴いているので、新しい話はない。
この本が出されたのは去年の9月だから、余命 -
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わたしたちがいかに、何も知らずにいるかということを思い知った気がする。政治に関心がないではすまされない。わたしたちの生活そのものが、わたしたちの知らないところで取り決められているのだ。自給自足、地産地消が実現できれば、幸せ度はぐんとあがるだろうと思う。農業に対してもっと関心をもちそこへの援助なども高くなっていけばいいと思う。日本航空の件は、恥ずかしながらあまり、知らなかった。このことをはじめに、メディアもいっしょになって無視をする姿勢に怖くなる。私たちの知らない巨大な力が動いていることがわかる。都合の悪いことは、本当にテレビなどでは、いっさい流れない。ネット世界になり、少しは情報も得られるよう
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Posted by ブクログ
元通産省官僚で今はテレビのコメンテーター岸博幸さんの本。
正直岸さんのことはあまり知らない。
本も読んだことあるのかな?
60歳になって癌になって思ったことがつづられている。
医者のことばを「余命10-15年」と思い込み、
そこでハッピーにエンジョイしようと腹をくくる岸さん。
まだ子供は小学生だが、それは二の次。自分を楽しもうと。
まあそれは人それぞれ。
子育て、家庭を一番のハッピーと思う人もいれば、
岸さんのようにそうではない人もいる、ということ。
タバコもやめない。これはこれでいいと思う。
好きなものをやめてまで長生きしても、というところだろう。
5つの提言で、日本の人口減少を肯定し -
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森永氏と岸氏による対談本です、岸氏の書いた本は初めてですが、長く官僚を経験された後に今に至るとのこと、両氏の共通点は、癌で余命宣告を受けていて、それを公表した点にあります、違いは森永氏は半年と宣告されたのに対して、岸氏は余命10年とのことです。
森永氏は本の中でも述べられている通り「失うものはない」という覚悟で、公表してはタブーとされている内容も多くかたらています、それに対して岸氏は違う意見を持ちながらも、オブラートに上手に包んで品のある解説をされています、どちらが良いという訳ではなく、二人とも素晴らしいと感じました。こうした本を読める私は幸せです。
以下は気になったポイントです。
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ネタバレ2018年時点の2020年への2年間
成長と分配
日本の潜在成長率1%以下
人口増加 資本設備増加、生産性上昇;欧米より低い
財政赤字最大要因=社会保障支出 2025年150兆円へ
安倍政権 経済よりも外交・安保・改憲
2003年ドイツ労働市場改革
2006年ワールドカップ成功体験で飛躍の後押し
日本の一人当たり名目GDPの低迷
人口減少と高年齢化/グローバル化/デジタル化
イノベーション=New combinationを生み出すこと
(経済学者シュンペーター)
→創造的破壊
日本のエリート層 組織内の論理
→イノベーションに弱い