五味弘文のレビュー一覧

  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語

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    ホラーは、「大好き!」と「苦手」という人にはっきり分かれる。
    私は、「まあ好き」(いきなり矛盾したことを言うが)。
    でもお化け屋敷は苦手で、でも入りたくて、必ず誰かを盾にして進んでいく。
    本はどうだろう?
    本は、まあ好き、と自分で言うくらいなので、本書巻末のおすすめブックリストはほとんど読んでいる。
    確かにどれも名作。

    さて、本書はホラー、つまりエンターテインメントの魅力を伝えるべく、
    有名作家の書き下ろし作品を集め、ジャンルごとに解説も加え他非常に豪華かつ読み応えがある。
    どれも短く、そして10代向けのシリーズならではの「日常」を背景にしているので読みやすくもある。

    「告発者」はいかにも

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    2024年09月20日
  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語

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    こんなにホラーでもジャンルってあるんだ、って詳細に分類されていてなるほど、、、と思う解説。
    分類ごとに話が分かれていて、自分の好みがわかるかも。
    やっぱり私は芦花公園と雨穴のお話が好み。

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    2024年07月16日
  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語

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    一口にホラーと言っても、そのジャンルは様々なんだと知った。わたしは血が出るようなグロいものは苦手だけど、それを避ければ選べるホラーはあるのかもしれない。
    サスペンスホラー、SFホラー、モキュメンタリーホラーが特に好きだと思った。
    もし自分が14歳だったら、この本を読み終わったらゾッとしてしまう。

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    2024年06月16日
  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語

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    怖さで言えばそこまで…と言った感じだが、解説があり面白い。
    また様々な作家さんの様々なジャンルのホラーが程よい短編で読めるのがよい。空いた時間に少しずつ読み進められる。
    何型のホラーが好きなのかはわからないままだった。多分全般特に気にせず読むからだろうか。

    雨穴さんが好きで買ってみたけど、既に読んだことのある話だった…(笑)
    それでもダークでやっぱり好きだなぁと思う。
    梨さんのは意味が分かればもっと怖いんだろうか

    ブンブンととざし念仏が印象的だった(いじめ描写がしんどかったけど)。

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    2024年06月08日
  • 呪い髪の女

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    連作ホラー。ジュニア向けのようなのですが、それでも充分に、というか充分すぎるほどに怖いです。文章と文字とイラスト、そして紙の質感。すべてが絶妙に交じり合って恐怖感を演出している一冊です。さすがはお化け屋敷プロデューサー。読むお化け屋敷と言っても過言ではないかも。この恐怖は確かに「本」でしか体感できません。
    どこをとってもとことん不気味で恐ろしいのですが。各話の間に挟まれる短い物語の断片である「四人家族」がもう怖すぎて、嫌すぎて。いやそもそも四人家族じゃないでしょ! と突っ込む気力すら失せます。じわじわと高まっていく恐怖と緊迫感がたまりません。特にその中の「数遊び」でページめくってあのイラストペ

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    2021年02月24日
  • 呪い髪の女

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    ネタバレ

    不可解な理由で、人が死ぬ。友達が、クラスメイトが、そして家族の誰かかが。理由は分からない、ただ、なにか良くないことが起こっているは分かった。そして、そこにはひそりと日常に紛れ込んだ、和紙が一枚……。




    和紙と髪の毛に関するホラー連作小説。一つ一つの話は独立しているが、どこかで尾は繋がっており全体的に不気味さをまとっている。最後まで読み進めていけば分かるが、始まりは、一つの出来事。人の嫉妬心から生まれた事件が後々まで影響を及ぼしている。人間の執念というのは恐ろしいが、この一連の出来事の発端となった人物が受けた仕打ちを考えればそうもなるかもしれない。しかし、実際に被害を受けた人たちは、大本と

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    2020年09月22日
  • お化け屋敷になぜ人は並ぶのか 「恐怖」で集客するビジネスの企画発想

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    現代型のお化け屋敷の立役者が書いた、お化け屋敷の設計理論本。お化け屋敷は、ただ怖さだけを提供するだけじゃないんです。
    ただ、私はチキンなんで挑戦できませんけどね。

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    2013年09月07日
  • 憑き歯 密七号の家

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    呪われた「黒い歯」を巡るホラー。過去の怨念、感染する呪い、引き起こされる災厄、と道具立ては完璧。これぞホラー! お化け屋敷プロデューサーだけあって、怖さのツボも心得られている感じです。
    じわじわと強まってくる不吉感がいいなあ。そしてラストのしんみりとさえさせられるあの人の決断と、そしてさらなる災厄の予感。ぞくぞくさせられました。

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    2013年08月19日
  • 憑き歯 密七号の家

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    ネタバレ

    陰惨な昔話、黒い歯、凄惨な死、感染する憑き物…
    なかなかおぞましい感じで良かったです。
    終わり方も正統派ジャパニーズホラーという感じ。
    夏に読みたい一冊。

    内容的には救いがなく
    もっと何か手はなかったのかっていうくらい登場人物は無力で
    基本的に怪異に対抗できてません。
    終始ホラーに巻き込まれたただの一般人。
    憑かれてしまう主人公はほぼ不幸と言って良い状況なのに
    最終的には受け入れてしまうあたり後味は悪いです。

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    2013年08月10日
  • お化け屋敷になぜ人は並ぶのか 「恐怖」で集客するビジネスの企画発想

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     そーなんだよな怖さだけを追求してもお化け屋敷という物は成り立たないものなんだな。なんか目からうろこだった。

     人、人間は探究心を持っている。ある一定の刺激も続けて与えられればそれでは物足りなくなってくる。その上の上、常に狙い続けなければならないこの手のアトラクションは作っていて苦しいかもしれないが、それ以上の何かを得られる本当に価値のあるものだろう。

     著者の人を楽しませる、いや怖がらせる経験と知恵これが本当の財産なのかもしれない。

     だが、自分はお化け屋敷入れない。楽しみたいが怖さが勝つ。

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    2013年07月29日
  • お化け屋敷になぜ人は並ぶのか 「恐怖」で集客するビジネスの企画発想

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    ネタバレ

    チェック項目9箇所。日本のお化け屋敷は「展示しているものを見る」という形態からスタートしている、その起源は、18世紀後半から19世紀前半と言われている。季節感が強いということは当然、「年間を通して平均的に集客できない」というデメリットを持つことになる、一方で「夏と言えばお化け屋敷」と言われるくらいの強烈なイメージは、ビジネスとしては強みでもある。なぜこれほど他人とドラマを共有したいと思っているのだろうか?  それは、自分と相手とが同じ人生を共に生きることに通じるからだ。お化け屋敷とは、恐怖を体験して楽しさを得るアトラクションなのだ。予想はできていてもその予想をどこかの部分で越えていないと、それ

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    2013年01月23日
  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語

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    ホラーのジャンルを5W1Hの6つに大まかに分け、それぞれのテーマに沿った短編が8つ収録された本。中学生向けらしく読みやすく、各話ごとに解説まで付いている親切心。こんなの読んだらホラー好きになっちゃうよ。
    特に良かったのは怪異を通して自ら立ち向かうことを覚える平山夢明氏の「さよならブンブン」そして、アンソロジーといえど面白さは変わらない雨穴氏の「告発者」ラストは梨氏の「民法第961条」で締めくくってくれる。

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    2025年07月11日
  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語

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    タイトル通り、こう名付けたジャンルと分類のホラーはこんな感じですよ、と例を出している本。

    いくつかの作者の異なる短編から成り立っており、長編小説が好きなせいか短兵急な感じがして、イマイチ怖さは感じなかった。

    今後の分類に役立つことを願って星3とします。

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    2025年06月17日
  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語

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    心霊系が好みかなと漠然と思っていたものがこの本では細分化されていて、ホラージャンルの多種多様さに驚きました。
    恐怖の対象によって5W1Hで分類するのはわかりやすいし、面白かったです。
    短編が書かれた8ジャンルの恐怖の種類や、そのジャンルに付属する要素の解説は確かにそこが好きなポイントかもしれないなと納得しながら読む事ができ、短編自体の解説もあり答え合わせをすることもできました。
    ホラーについて深掘りしつつ漠然と思っていた好み以外の好みも知る事ができました。

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    2025年04月10日
  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語

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    ホラーの本に興味があり読みました。
    色々なジャンルがあることが分かりました。

    やっぱり人が1番怖いです。

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    2025年03月12日
  • 憑き歯 密七号の家

    購入済み

    はたして先生は

    呪いが強いせいで倒すことは難しいから七つに分けて封印したのかと思ったけど違うみたい。憑依されるとまるで二重人格のようになり最終的に無差別に人殺しをしてしまう。噛まれたりすると感染してしまう。ゾンビウイルスのように増えなかったのは安心した。最後先生が感染のか神のみぞ知る。

    #怖い #ダーク #ドキドキハラハラ

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    2025年02月23日
  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語

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    内容として別にそんなに怖くはなかったけど、自分の好きなジャンルがよく分かっていなかったから、分析としてとても良かった。

    オカルトホラー サスペンスホラー シチュエーションホラー SFホラー

    は割とすきかな。怪談とかみたいに結局何者か分からない恐怖はあんまり好きではないかな。

    SFみたいに現実の延長、リアリティのある未来の話系はかなり好き。

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    2025年02月20日
  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語

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    読みやすかった。普段からSFは好みじゃなくて読まないけど、やっぱり合わなかった。
    ホラーの分類の考えは面白い。
    サイコホラーが1番好きだけど、これには収録されてなくて残念。

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    2025年02月18日
  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語

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    ホラーを便宜上5W1Hで分類分けして何でそれが怖いのかを暴き、その上で名手の書き下ろし短編を読むのだ。澤村伊智の『みてるよ』、五味弘文の『とざし念仏』は特に解説あっても普通に怖くてむかついた。良かった

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    2024年08月17日
  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語

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    ネタバレ

    ジャンルの分け方は、いささか強引と思うところも。まあ便宜的に、ということだろうか。この分類でいくと2つ3つに跨ることもあるし、どのジャンルにもすっきりと収まらないものもあるよね。
    作品としては五味弘文『とざし念仏』が面白かった。

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    2024年07月30日