王雲海のレビュー一覧
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論の中心は領土問題をめぐる最近の動き、及び二国間における政治的・文化的考えに関して述べられている。尖閣の歴史的経緯について深く触れられていないが、日中双方の学者の対談というのは非常に勉強になる。領土問題に関しては、ナショナリズムによって過激な発言をしがちになるが、双方とも現実的な解決策を探っているよ...続きを読むPosted by ブクログ
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[ 内容 ]
事件や裁判に対する国民の関心が、高まっている。
裁判員制度の導入など、さまざまな司法改革も進められている。
また、死刑制度に関する議論も盛んである。
そもそも、日本で犯罪とされる行為や、与えられる罰には、どのような傾向があるのだろう?
日本の刑罰は、重いのだろうか。
それとも、軽いのだ...続きを読むPosted by ブクログ -
米・中・日の3カ国の刑法を比較して、日本の刑法はどんなものなのか…と論じている本。
著者は中国の刑法学者
日本の刑罰が重すぎる(or軽すぎる)からけしからん!と突っ走ったものではなく、淡々と比較されている。
*まず、そもそも犯罪・刑法とは何か。
「人を殺すこと」→そりゃ犯罪でしょ?
じゃ...続きを読むPosted by ブクログ -
授業の教科書だったので読んでみましたが、なかなか面白かったです。日本と中国とアメリカの刑罰を比較して、その背景にある社会の違いにもスポットをあてています。王先生大好きです。Posted by ブクログ
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この本あんまり人気無いだろうなぁ。
が、著者による日本の「文化社会」と中国の「権力社会」という用語による分析は、一定の賛意が持てる。日本は文化によって政治を語る傾向(例えば三島由紀夫の文化としての天皇論)があるから、加害者と被害者という感覚が「責任」については阻却し、優先して、戦後の歴史も語られる...続きを読むPosted by ブクログ -
[ 内容 ]
日本と中国の政治的関係は、なぜ悪化しているのだろうか。
これまで歴史認識の違い、靖国神社参拝問題等々多くの理由が挙げられ、またさまざまな論が出されている。
しかし、そこでは重要な点が見落とされてきたように思われる。
それは日本と中国の社会特質の差である。
日中の社会特質はかなり異なって...続きを読むPosted by ブクログ -
2008/4
中国、アメリカ、日本の3国における刑罰についての考え方やその見解の背景について比較する形で語っている。結論としては、予想を裏切るほどの当たり前の形だが、それぞれの国の社会のあり方など、読んでみても損はない一冊。Posted by ブクログ -
中国と日本の違いについて。
特に服の色とか小さいころの夢とかがわかりやすくてよかった。中国の人は服の色は派手な色、小さいころの夢は大きな夢、日本はその逆らしい。(大きな夢を持っている人も一部はいるらしいけど)Posted by ブクログ