高哲男のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
経済学部を卒業したが、経済学の起こりとなるアダム=スミスの国富論を手にしたことがなく、初めて読んでみた。
星5評価をしているが、凄いと言われているからであって、個人的にこの本を評価できるほどは読み込めていない。
上巻のみで読み切るのに3ヶ月半かかった。
国富論を半分読んで分かったのは、大学で習う経済学の数式や図でまとめられた単純なものを国富論が示していたわけではないこと。経済学の授業は国富論の内容を簡略化したものであり、実際にこの本を読むと違ったニュアンスが多数ある。
自由主義を推奨してはいるが、それは市場に全てを委ねることを勧めているわけではないことがわかる。経済学というより、哲学に近い内容