松野弘のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
新書の体裁だが、ボリューム的にも内容的にも専門書並み。情報量は多くて学ぶことは多いのはありがたいが、正直に言って構成や文章は理解しやすいとは言えず、羅列的な印象も強かった。目次が章のタイトルだけなのも非常に残念。
2章では、20世紀初頭のヘッチヘッチ論争における保全主義と保存主義の対立が、経済的合理性(経済成長)を維持しながら技術的な対応によって保全型の社会を実現しようとする環境主義思想と、環境的合理性(生態系の持続性)を基盤とした社会をめざすエコロジズム思想の対立という形で継承されていると解説している。
3章では、環境思想の歴史を年代を追って説明する。そして、地球環境危機に対応するには、 -
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
今日の地球環境危機は、産業革命以来の物質文明のあり方に対して、われわれに根本的な変革を迫っているといっても過言ではない。
そのために本書ではまず、このような危機的状況をもたらした近代産業主義思想そのものを問いなおし、近代から現代に至るまで「環境問題」をめぐってどのような思想が展開されてきたのかを多角的に検討していく。
これらの作業は“緑の社会”を実現していく上で重要な示唆を与えてくれるだろう。
[ 目次 ]
まえがき―地球環境危機と環境思想の役割
第1章 環境思想とは何か―基本的視点と展開
第2章 豊かな社会のディレンマ
第3章 環境思想の登場
第4章 変革思想としての環境思想 -
Posted by ブクログ
新入生や高校生におすすめです。
はじめに、あたりは面白かったです。確かに、これ実践出来たら優等生やな。
大学でのレポート、論文、プレゼンとかのほんまに基本的なことが書かれてます。大学生活全般について言及されてるので、深く書かれている訳ではありません。でも大事なことですが。
あと、大学の先生がどーいう人なのか(実績など)見極める方法とかはためになりました。
結局、自分の頭で考えられるようになろうね。そのために色々経験して有意義に過ごしてね、っていうことが書かれてました。
大学一年過ごした私としては、知ってることが大半でしたが、大学での勉強を見直すきっかけにはなりました。 -
Posted by ブクログ
“大学生というものは自ら学ぶものであり、どのようなノートを取るのかということも、学生自身が判断すべき、と多くの先生は考えています。ですからノートの取り方を明確に指示してくれる先生は極めて少ないですし、板書の書き方、内容、あるいは、板書をするかしないか、ということ自体も、先生によってかなり異なります。これらのことが身につけば、他のことにも応用できます。また、その技術は社会に出てからも役立てることができるものです。”
高校生である今に読んでよかったと本気で思った。
大学生になるまでに、読み直してものにしたい。
“大学は、さまざまな環境で育ち、異なる価値観(ハイブリッドな価値観)をもった学生が全