岡篠名桜のレビュー一覧

  • 春の雨 手習処神田ごよみ
     旗本の父の急死後、弟の幸太郎が元服して家を継ぐのを望みに、手習処をしながら理与は上谷家を支えていた。ある日手習処の帰りに子どもが攫われて……
     ヒロインの理与よりも少年・幸太郎の印象が強く残る。
  • 夏の嵐 手習処神田ごよみ
     上谷塾に新しい手習子・竹之助がやってきて、幸太郎のよい競争相手となるが、曰くありげで……
     理与が弟を護る、というよりも、幸太郎の成長物語のようだ。
  • 西洋古家具店アシュリと白い猫
    大阪ミナミの雑居ビルにある、「ビンテージ&アンティークショップ アシュリ」。アメリカのミッドセンチュリー家具を中心とした西洋古家具店だ。ふと訪れた女子大生の季子は、店頭にあった猫のブックエンドを誤って壊してしまったのをきっかけに、アルバイトをすることになった。時を経た家具に囲まれた店は落ちつくけれど...続きを読む
  • 西洋古家具店アシュリと白い猫
    連作短編4編
    世間ずれしてない田舎の香りのする,大学1年の季子と,愛想がないけれど親切な店長,アンティーク家具屋を舞台にちょっとした謎を解いていく.
  • 西洋古家具店アシュリと白い猫
    【収録作品】アシュリ/ヘヴンズビューロー/メモリー/ラッキーキャット 
    *昨今ありがちな題材だが、そこまで灰汁の強い人物もおらず、突拍子のないことも起こらない。居心地のよさそうな空間で、読み心地がよい。
  • 春の雨 手習処神田ごよみ
    シリーズ第一弾
    訳ありの一家?二人の娘と弟、そしてその母
    解消された元許婚の男と正体不明の武士
    三千石の旗本の隠し子を巡り暗躍が?
  • 花の懸け橋 浪花ふらふら謎草紙
    シリーズ完結
    花歩と千代太郎,父親,養い親のあれこれが一気に解決され,みんな落ち着くところに落ち着いたほのぼの大阪の江戸時代.名所案内が楽しかったです.
  • 芝居巡り 浪花ふらふら謎草紙
    シリーズ4作目。ゆきえが伊佐に想いを告げた。それに伴い花歩と千代太郎の関係も大きく進展!と思いきや。
  • 芝居巡り 浪花ふらふら謎草紙
    連作短編3編
    相変わらず少しの謎解きとともに,話は少しずつ進展していく.伊佐とゆきえ様,花歩と千代太郎の恋はどうなる?
  • 雪の夜明け 浪花ふらふら謎草紙
    連作短編4編
    4編目の宝船の行方で花歩の行方不明の父の手がかりが少し進展.それにしても大阪のいろいろな風物や風景が楽しい.
  • 見ざるの天神さん 浪花ふらふら謎草紙
    シリーズ2作目。「見ざるの天神さん」「七墓めぐり」「浪華御役録」の3話。自分のことを恨んでいた人を心配したり、花歩は本当に人がいいなぁ。1巻であれだけ花歩が探していた絵の話が今回はなかったから、次の巻ではそっちも進展して欲しい。
  • 見ざるの天神さん 浪花ふらふら謎草紙
    ちょっとしたミステリーとほのかな恋の行方,そして楽しみな大阪の町案内.天神祭などの行事にも詳しくなってこちらもタイムスリップしてあっちこっちふらふら.でも,大塩平八郎の名前が出てきたので,将来が少し不安になってます.それと,父親探しは一休みなのかな?
  • 浪花ふらふら謎草紙
    大阪を舞台にした時代物。江戸を舞台にしたものが多いので嬉しい。絵をキーワードにしているので、長崎へ舞台が移ったりするのかな?幼馴染の同心との恋?も気になるところ。
  • 浪花ふらふら謎草紙
    旅籠さと屋の看板娘 花歩、幼馴染の町奉行同心 千代太郎。
    町人の街、浪花を舞台にした時代小説。

    大阪の町に育てられた主人公は好奇心旺盛でかわいらしいキャラクター。そして人情味のある優しい話。「紙牡丹」が良かった。
    装画:中島梨絵
  • 浪花ふらふら謎草紙
    大坂の町に育てられた女の子のお話。
    浪速の町で働く商人やお侍さんの姿が、作者さんの視点で描かれています。
    千代ちゃんが良いキャラだなあ、と。