木川眞のレビュー一覧

  • 未来の市場を創り出す

    Posted by ブクログ

    ヤマトといえば、小倉昌男氏があまりにも有名だが、現ヤマトホールディングスの木川社長も名経営者だと思う。生え抜きでなく、富士銀行出身という肩書も変わっている。
    需要創出のサイクルを、?オンリーワンの商品を生み出す?ライバルの参入を受け入れ、競争環境を生み出す?拡大する市場の中で圧倒的なナンバーワンになる?最終的にデファクトスタンダードとなる、としている。ライバルが参入できないようにするのが一般的だと思われるが、?の過程でライバルの参入を受け入れるというのは、大いなる刺激となった。

    0
    2021年08月08日
  • 未来の市場を創り出す

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    和製サービス・イノベーションといえば、ヤマト運輸。小倉氏が残した言葉を軸として、その要諦がまとめられている。

    文章は語り口調だが、コンセプトをイラストで説明してくれているので、さらっと全体像を理解できるのではないか。

    問:ヤマト運輸はなぜ顧客に選ばれるNo.1になれたのか
    解:需要創出サイクルをつくり続けたから
     ①オンリーワンの商品を生み出す
     ②ライバルの参入を受け入れ、競争環境を生み出す
     ③拡大する市場の中で圧倒的なナンバーワンになる
     ④最終的にデファクトスタンダード(事実上の標準)となる(拡大した市場でさらなるオンリーワンを生む)
    問:どのようにオンリーワン商品が生まれるのか

    0
    2015年07月10日
  • 未来の市場を創り出す

    Posted by ブクログ

    ソニーを含めた「もの作り日本」の凋落とは対照的に、小倉昌男氏が1976年に始めた小口貨物の特急宅配システム「宅急便」は、人々の生活の利便性を劇的に変化させた。本書は、2005年に銀行業界からヤマト運輸に転じ、2011年にヤマトホールディングス社長に就任した木川眞氏が日経ビジネスの連載「経営教室」に寄せた内容を書籍化したものである。

    本書を読めば、クロネコヤマトが真に日本が世界に誇るべきイノベーションカンパニーであることが実感できる。クロネコヤマトは、「ゴルフ宅急便」、「クール宅急便」、「タイムサービス」、「時間帯お届けサービス」、「ドライバーダイレクト」など、数々のイノベーティブなサービスを

    0
    2014年07月21日
  • 未来の市場を創り出す

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    困っているけれども解決策がない、仕方ないと諦めていること。
    ここに「オンリーワン」へのヒントがある。
    セグメントを絞り込めば、ニッチであるけれども、独自性を出せる。オンリーワン商品になる。

    機能を越える「仕組み」でナンバーワンを維持。
    それが「デファクトスタンダード」への一歩になる。
    デファクトスタンダードの立場を生かして、より一段上の「プラットフォーム」を構築する。
    プラットフォームビジネスの鉄則 「独り占めをしない」

    「品質」「コスト」「スピード」の足し算でお客様に付加価値を与えることができたが、多様化するニーズに対応するには、すべてを掛け算で考えなければならない。

    改革を根底で支え

    0
    2013年09月07日
  • 未来の市場を創り出す

    Posted by ブクログ

    サービスが先、利益はあと。のクロネコヤマト社は小倉昌男の経営学が名著でとても好きである。
    需要とは創出するもんなんだなと。
    ①オンリーワンの商品を生み出す
    ②ライバルの参入を促して市場を広げる
    ③拡大する市場で差別化し圧倒的ナンバーワンになる
    ④デファクトスタンダードになる
    という潔い戦略と、グッズ・ドミナント・ロジック、サービス・ドミナント・ロジックという考え方を覚えた。現代はサービスデザインの時代だなと改めて物思いに耽て、寝る。

    0
    2017年02月22日
  • 未来の市場を創り出す

    Posted by ブクログ

    ヤマト運輸の経営哲学の本

    ”場所に届けるんじゃない 人に届けるんだ”というキャッチコピーにはちゃんと戦略と意味があるのです

    0
    2014年03月26日
  • 未来の市場を創り出す

    Posted by ブクログ

    宅急便のヤマトの話をベースに、経営やイノベーションについて解説した本です。でもヤマトのケースはちょっと特殊というか、特異な例に属するのでは?とも思わなくもありません。

    社長のリーダーシップがハンパでないという点で。

    0
    2013年11月03日