雨宮諒のレビュー一覧

  • 花の佳音

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    ネタバレ

    花の声が聞こえる青年と、心優しい花たちの温かい物語。

    一言でいえば、こんな話です。
    最初この本を見つけた時にビビッ!と自分の中の何かが反応して、即座に購入しました。
    私が一目惚れに似たような感覚を覚えた時は大概自分に合った本であり、今回も大当たりを引きました。
    当作品に登場するキャラクターや花たちの心情が美麗かつ繊細に描写されており、読後でもなかなか感動が止まらず授業どうしようと困ったものです。

    人は通常花の声を聞けませんが、花の声が聞ける主人公を通して、花たちにも心があるということを改めて実感させられました。

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    2012年10月23日
  • 花の佳音

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     この物語は、花と言葉を交わすことのできる青年・草介と、彼を取り巻く花達の、愛と感動と人間の温かさ満載のライトノベルである。

     花の声が聞こえるというファンタジックな設定がお話にぴったり合っています。単なる設定で終わらず、設定がストーリーに活かされているのがうまいと思います。

     また、草介と花たちだけでなく、彼らと出会う人間達の、うまくいかないけれど温かみの残る交流が描かれていて、私はとても好きです。特に、第二話は不覚にもグッときました。

     ライトノベル的な要素とうまく織り込んだお話が見事にマッチしていて、ライトノベルが苦手という方にもおすすめです。


     『人魚姫』の朗読はそういうこと

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    2012年05月20日
  • シュプルのおはなし Grandpa’s Treasure Box

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    こういう展開の本を読んだことがなかったので読んだときは驚きでした。
    発想がすごいと思います。蟲師に近い発想な気がします。

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    2011年01月04日
  • 夏月の海に囁く呪文

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    すてき!
    でもこのあとから雨宮さんはあんま読んでないんだなorz
    シゴフミ…悪くないけどしにがみのバラッドみたいで嫌なんだよね

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    2009年10月04日
  • シュプルのおはなし Grandpa’s Treasure Box

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    だいっすき!全部初版で持ってます
    だって出てからずっとすきなんだもん!
    なんで4まで出なかったんだろう…orz

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    2009年10月04日
  • 花の佳音

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    ネタバレ

    ずっと気になってたのを漸く!
    もっと早く読んでおけばよかったと思うくらい、いい話だった

    草介が花の精霊達と話せるというのはファンタジーだけど、それ以外は花のある日常の話で、あたたかい、優しい気持ちになる話が多かった
    またどの花の精霊達もいいキャラしてるんよね
    読んでるとお花屋さんに行って、花束じゃなくて育てられるお花を買いたくなる

    あやめちゃんも実は花の精霊だったのにはすごくビックリしたし、人魚姫に重ねた展開も嫌いじゃなかったんだけど・・・最後がねぇ
    一つの恋の形ということで、そこに同じ形の相愛ではないにせ、なんかなぁ
    せめて草介からのは家族愛だったらよかったのだけど・・・そういう意味では

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    2014年06月26日
  • 花の佳音

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    草花の精霊が見え、彼らの声を聴くことができる青年・・・設定からまず素敵でした。花屋さんの中にこんな人が本当にいるのではと、期待してしまいました。ファンタジーでもなんでもなく、どこにでもあるような日常の中での、ほんの小さな、けれどあったかいエピソード。すっと読め、読んでいて心癒されました。奥さんの事情や、話数など、要素に関しては若干物足りない感じがします。疲れた時のリラックスに。

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    2013年04月29日
  • 花の佳音

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    草介は、花の精の姿を目視出来、言葉を交わす事も出来る特殊能力を生かして、花屋「花音」を運営している。
    「花音」は、花屋としても特殊で、花達がお客を選ぶスタイルで営業している為、あまり繁盛はしていない。
    そんな店だが、お客が来ない訳ではない。
    草介と花達と客達の心のふれあいのお話。

    最初は、草介が花達に話す感じを読んでいて
    全く共感を覚えなかったのですが、段々話に入っていけました。
    少々面倒な性格だなあと、思う事もあったのですが
    読み進めて行く内に花との心の交流を読んで暖かい気持ちになっていました。

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    2013年04月02日
  • 花の佳音

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    良い話だなぁ……。思わず目が潤んじゃうよ。  
    あやめちゃんが健気で良い子でねぇ……。  
    『カーベラと、在りし日の花音』を読んだ時は素で思わず「な、なんだってー!?」って言ってしまったよ(笑) 全然気づかなかった。   
    切なくも心温まる良い一冊でした。

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    2012年10月27日
  • 花の佳音

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    主人公設定好き。
    花の精霊がみえる和服青年。

    華道の話は凄く良かった。
    カトレアがカッコいい。
    月下をもう少し出してほしかった。

    主人公は半年前に大切な人を亡くしているのに、いくら形見でも心に変化があるのは残念だった。
    家族愛くらいなら良かったが、新たな恋とは……。

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    2012年07月24日
  • シュプルのおはなし3 Grandpa’s Treasure Box

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    占い師に探偵、そしてサーカスのピエロ。
    その間には、誘われて花畑に赴く話もありますが
    葉っぱお化けは…どう考えてもおじいちゃん?w

    運命は自分で切り開かねばならない。
    占いはただの手助けで、それが逆転してはいけない。
    もちろんの事ですが、当たってしまうとその前提も忘れてしまい
    毎度走る羽目に…。
    こうして占いにはまっていくのです(笑)
    運命も偶然も同じものです。
    単に、それをきっちりつかめるか、という話。
    駄目ならば、これ以上マイナスになりそうにない、という
    ポジティブ発想もあるのですが、冒頭と最後に出てきた
    思い込みが激しい場合は…w

    うっかりと泣いて目元がうるんでしまいそうになった

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    2012年06月06日
  • シュプルのおはなし2 Grandpa’s Treasure Box

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    近所の女の子が家の手伝いをさぼって遊ぶために
    葉っぱお化けになっている様が…面白いですw
    この年頃って、確実にばれていないと本人は思っているんですよねww

    気がつかない所に愛はあり、気がつかないうちに失ってしまいそうなものがある。
    確かに、ちょっとひねくれていたりしたら、見えづらいものです。
    子供だって素直にあやまれないのです。
    大人になったら、さらに素直になんか…。
    とはいえ、知らなかった事で怒られたりしたら
    謝れなんて言われたら、それは理不尽な気がしますけど。

    こわもてのおじいちゃん。
    けれど今回分かったのは…どうやら幽霊ものが怖いようです。
    友人である女の子を怖がらせてしまった、2つ

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    2012年06月04日
  • シュプルのおはなし Grandpa’s Treasure Box

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    母親が仕事に行く際、おじいちゃんの家に預けられる。
    どう接すればいいのか分からない相手に、本を読んで誤魔化した日々。
    それは、本を読み終えてしまった時に、違う日々になっていた。

    口絵カラーの部分から始まる、小さな物語。
    おじいちゃんの『宝物』から想像する物語。
    こんな子供が想像するには…と思うような、そんな物語。
    けれど、それだけ本を読みふけっている、という証拠にもなりそうな知識。

    短編の最初が、同じ仕様の部分が徐々に増えているのは
    何かを狙って、の事なのでしょうか?
    それから物語、それからおじいちゃんの呟き。
    孫が作りあげた物語よりも、ごく普通の日常が見えるその呟きが
    はっと現実に戻して

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    2012年06月03日
  • 夏月の海に囁く呪文

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    電撃っぽくない。イラストがないのも良い。切ないけど優しい話でした。ラノベ苦手な人にもオススメできる作品だと思います♪

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    2011年04月17日
  • シュプルのおはなし2 Grandpa’s Treasure Box

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    ちょっとした一巻からのキャラクターたちの関係が変わってきたなぁと思いました。
    一巻同様、意外な展開が驚きです。

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    2011年01月04日
  • 夏月の海に囁く呪文

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    読み終わり→3/29 読むの二回目で生き残り本!これは最初読んだとき、面白くて友達に貸したくらいのものです。友も結構絶賛していたなぁ。ライトノベルの中では上位に入ってます。最初の物語が半分のページ数をいってるけど、それがまたいいんだよね。いや、残りの3つの物語もよかったから、順位はつけれないけど。
    23の大人やおじいちゃんや犬が主人公として出てくるけど、なんか悩みが青春チックだからカテゴリは青春なのよ。

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    2009年10月04日
  • 夏月の海に囁く呪文

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    私はかなり共感できました。短編集なんですけど「僕は能面」が一番好きです。生きていくには「能面」をかぶることも辛くても、哀しくてもひとつの手段なんです。
    誰でも「自分の居場所」が欲しいですよね。少し不器用な4人のお話です。

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    2009年10月04日
  • 夏月の海に囁く呪文

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    第一話の「僕は能面」は非常に好きですね。誰だってそうだと思うんですけど、ある程度皆自分に能面を被せ、他人とうまくやりあうために息苦しさを感じることがあると思います。私もとくにそうなのですが、心理描写が非常に巧みで思わず涙を誘います。特に、彼女の手紙はありがちかなと思ったのですが、それ故に今までの彼女との出会いが上手く治まっていて凄く素敵でした。話を重ねるうちに、だんだんと出だしが弱くなってきていますが、全てのラストには必ず感動します。ただ、エピローグはいまいちよく分からなかったです。せっかくのきれいなお話なのですから、最期もきれいに終わって欲しかったですね。とにもかくにも、作者の次作に期待です

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    2009年10月04日
  • シュプルのおはなし Grandpa’s Treasure Box

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    小さくて本好きの男の子シュプルと、おじいちゃんの優しい物語。
    第10回電撃小説大賞選考委員奨励賞受賞作というのと、雰囲気にひかれて買ってみました。
    文章も読みやすいし、ストーリー的にもいいですが、6歳のシュプルがこのおはなしをするのは無理だろうって感じがします。
    そこをぬかせば、非常に楽しめる作品なのでちょっとのミスでも気になるぜ!っていう神経質さんにはお勧めできません。
    けど、読んだあとに優しい気持ちになれるとてもいいおはなし。

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    2009年10月04日
  • シュプルのおはなし2 Grandpa’s Treasure Box

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    あいかわらず優しくて、それでいた温かい物語。
    シュプルはまだ小さいのに云々という理屈は一まずおいておくことにしました。
    私的には『共に掲げよ誇りのジョリー・ロジャー』の女海賊メアルルードがすごくかっこよくってお気に入りのキャラです。
    今までのおはなしと違った恋愛要素混じりな所も見事にこの物語に溶けていていい感じです。
    幕間のちょっとした日常もすごく温かくて、ほっと息をつけることができていいですよ。癒し系ですね。

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    2009年10月04日