【感想・ネタバレ】花の佳音のレビュー

あらすじ

知っていますか? あなたが笑ったり泣いたりしているときに、すぐ横に寄り添って、一緒に微笑んだり涙を流してくれる存在がいることを。 それは……美しくも儚い 「花」 たち。彼らは、いつでも人間を温かく見守り、心の底から祈っています。 あなたが幸せでありますように―― と。 これは、そんな花たちの声を聞くことができる不思議な青年・草介と、心優しい花たちの、切なくも心温まる物語。 ほら、花たちに耳を近づけてみてください。思いがけない、嬉しい囁きが聞こえてくるかもしれませんよ?

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Posted by ブクログ

ネタバレ

花の声が聞こえる青年と、心優しい花たちの温かい物語。

一言でいえば、こんな話です。
最初この本を見つけた時にビビッ!と自分の中の何かが反応して、即座に購入しました。
私が一目惚れに似たような感覚を覚えた時は大概自分に合った本であり、今回も大当たりを引きました。
当作品に登場するキャラクターや花たちの心情が美麗かつ繊細に描写されており、読後でもなかなか感動が止まらず授業どうしようと困ったものです。

人は通常花の声を聞けませんが、花の声が聞ける主人公を通して、花たちにも心があるということを改めて実感させられました。

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2012年10月23日

Posted by ブクログ

 この物語は、花と言葉を交わすことのできる青年・草介と、彼を取り巻く花達の、愛と感動と人間の温かさ満載のライトノベルである。

 花の声が聞こえるというファンタジックな設定がお話にぴったり合っています。単なる設定で終わらず、設定がストーリーに活かされているのがうまいと思います。

 また、草介と花たちだけでなく、彼らと出会う人間達の、うまくいかないけれど温かみの残る交流が描かれていて、私はとても好きです。特に、第二話は不覚にもグッときました。

 ライトノベル的な要素とうまく織り込んだお話が見事にマッチしていて、ライトノベルが苦手という方にもおすすめです。


 『人魚姫』の朗読はそういうことか……

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2012年05月20日

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ネタバレ

ずっと気になってたのを漸く!
もっと早く読んでおけばよかったと思うくらい、いい話だった

草介が花の精霊達と話せるというのはファンタジーだけど、それ以外は花のある日常の話で、あたたかい、優しい気持ちになる話が多かった
またどの花の精霊達もいいキャラしてるんよね
読んでるとお花屋さんに行って、花束じゃなくて育てられるお花を買いたくなる

あやめちゃんも実は花の精霊だったのにはすごくビックリしたし、人魚姫に重ねた展開も嫌いじゃなかったんだけど・・・最後がねぇ
一つの恋の形ということで、そこに同じ形の相愛ではないにせ、なんかなぁ
せめて草介からのは家族愛だったらよかったのだけど・・・そういう意味ではやっぱりなかったのかな?
ここだけが何とも言えず、星4つに

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2014年06月26日

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草花の精霊が見え、彼らの声を聴くことができる青年・・・設定からまず素敵でした。花屋さんの中にこんな人が本当にいるのではと、期待してしまいました。ファンタジーでもなんでもなく、どこにでもあるような日常の中での、ほんの小さな、けれどあったかいエピソード。すっと読め、読んでいて心癒されました。奥さんの事情や、話数など、要素に関しては若干物足りない感じがします。疲れた時のリラックスに。

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2013年04月29日

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草介は、花の精の姿を目視出来、言葉を交わす事も出来る特殊能力を生かして、花屋「花音」を運営している。
「花音」は、花屋としても特殊で、花達がお客を選ぶスタイルで営業している為、あまり繁盛はしていない。
そんな店だが、お客が来ない訳ではない。
草介と花達と客達の心のふれあいのお話。

最初は、草介が花達に話す感じを読んでいて
全く共感を覚えなかったのですが、段々話に入っていけました。
少々面倒な性格だなあと、思う事もあったのですが
読み進めて行く内に花との心の交流を読んで暖かい気持ちになっていました。

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2013年04月02日

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良い話だなぁ……。思わず目が潤んじゃうよ。  
あやめちゃんが健気で良い子でねぇ……。  
『カーベラと、在りし日の花音』を読んだ時は素で思わず「な、なんだってー!?」って言ってしまったよ(笑) 全然気づかなかった。   
切なくも心温まる良い一冊でした。

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2012年10月27日

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主人公設定好き。
花の精霊がみえる和服青年。

華道の話は凄く良かった。
カトレアがカッコいい。
月下をもう少し出してほしかった。

主人公は半年前に大切な人を亡くしているのに、いくら形見でも心に変化があるのは残念だった。
家族愛くらいなら良かったが、新たな恋とは……。

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2012年07月24日

Posted by ブクログ

こじんまりとした街のお花屋さん佳音はいつも閑古鳥がなくありさま
と言うのも客は花を選べず店主である草介がお店の花達と話をして貰われていくお花を決めるから
その店主草介は草花の精霊が見え会話もできる
買われていく時はなんとも過保護に泣き喚き悲しむ
花屋に向いているのかいないのか
よくわからない店主だが面白かった
お花の話が読みたいと思い買った後何年も寝かしてしまった本書を手に取った
ミネラルウォーターじゃなきゃ嫌だと可愛いワガママを言ったり支えたり慮ったり
なんとも可愛らしいお話でした

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2020年12月07日

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お花屋さんの店長・草介さんは植物の声が聞こえ、さらに花の精霊が見える人。お花と話せたらどれだけ楽しいでしょうか。羨ましい。でも楽しいばかりじゃないんですよね、辛いことだってありますよね。短編になってるのでスラスラ読めます。お花同士の会話も好き。あやめちゃんのハキハキも好き。あやめちゃんには同情します。私だって自分のせいでと思ったら耐えられません。後半に向けて草介さんにイラッとしてしまいましたが最後はまあ収まるとこに収まったで良し?人間たちにはちょっとモヤモヤ、精霊たちにはほっこりしてました。
h29.3.18

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2017年03月26日

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何だか久し振りの読書。
せかせかしていて、半月近く本に触らなかった。
活字中毒の私としてはかなり珍しいこと。

何だか軽いモノが読みたくて。
植物と会話が出来るお花屋さんの話。
設定はフンワリ柔らかい感じがするし、実際に花に纏わる話も面白い。

だけどやっぱり軽すぎたなー。
そして、この話に恋愛ネタは必要だったのかー?

パラパラ〜と読むぶんにはライトで良いかもです。

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2014年07月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

終わり方があんまり好きじゃなかったかな。

結局花と付き合うとかは?って感じだった。
でも花の声が聞こえるってすごく素敵な能力だと思うな。話し方とか雰囲気がブリーチのギンに似てて私の想像の中ではもう完璧にギンになってたw花の種類がわかるのもおもしろいし、そのキャラクターがでてくるのもおもしろかった。この本を読むと花を大切に扱おうと思えるし、花屋さんに行って花を買ってこようかなとも思った。
でもあやめちゃんが花の精霊って気づいたときには思わず声がでちゃった。ちょっとミステリーな要素があって話的には楽しめると思った。私も花の声を聞くことができたらいいのになってちょっと本気で考えた。

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2013年09月17日

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