雨宮諒のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ終わり方があんまり好きじゃなかったかな。
結局花と付き合うとかは?って感じだった。
でも花の声が聞こえるってすごく素敵な能力だと思うな。話し方とか雰囲気がブリーチのギンに似てて私の想像の中ではもう完璧にギンになってたw花の種類がわかるのもおもしろいし、そのキャラクターがでてくるのもおもしろかった。この本を読むと花を大切に扱おうと思えるし、花屋さんに行って花を買ってこようかなとも思った。
でもあやめちゃんが花の精霊って気づいたときには思わず声がでちゃった。ちょっとミステリーな要素があって話的には楽しめると思った。私も花の声を聞くことができたらいいのになってちょっと本気で考えた。 -
Posted by ブクログ
“僕は長嘆すると、諦めて口を開いた。
「いやその、僕は自分に対して梟っていうよりも――能面ってイメージを持ってるんですけど」
こんなこと、誰かに話したのは初めてだ。
だがまあ、こんな断片的な言葉で僕がずっと抱いていたモノが伝わるはずもないし、特にどうということはないだろう。
「能面?」
赤城さんは案の定、怪訝な顔をして小首を傾げた。が、それも数瞬のことだ。彼女は霧が晴れていくような顔を見せたあと、アハッと笑う。
「なるほど、能面ね!確かに梟よりよっぽど言い得て妙だし、息苦しそうな気味のイメージにぴったりね!」
赤城さんはよほど面白かったのか、お腹を抱えて開けっぴろげにアハハと笑った。その笑いは