田中慎一のレビュー一覧

  • コーポレートファイナンス 戦略と実践

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    ファイナンス理論と実践が分かり易く整理されている。理論面では、図を使いながら直感的な理解を促しているのは良い。但し、初学者向けで3表やDCF、Valuation method、資本コストを理解していれば本書の8割は不要。後半の配当政策やIR政策は忘れがちな視点として有益であった。マッキンゼー本と同様にROICによる分析を推している。

    ・会社は、原因(収益性・生産性)と結果(安全性・成長性)の4つで評価
    ・ROAよりもROEの方がその原因を突き止めるには最適
    ・時系列と他社比較で分析
    ・ただし、ROAのRには事業以外の試算が入っており分子とApple to Appleではない
    ・ROICが一番

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    2020年05月11日
  • コーポレートファイナンス 戦略と実践

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    ファイナンスの基礎と実践向けの本
    財務諸表の読み方はもちろん、様々な財務に関する数値に対して説明してくれている
    M&A業務、株価算定などにも当然のように言及している
    事業を営んでいたり、企業の経営管理的なポジションに居る人は必読かと思います。
    個人的にも再読、都度必要なときにめくる本

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    2020年04月12日
  • コーポレートファイナンス 戦略と実践

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    コーポレートファイナンスに関する、いわば教科書。
    企業価値評価、資金調達スキーム・戦略、株主政策・株主還元・IR戦略などが扱われている。
    説明が丁寧で分かりやすく、また、基本から実践例までを扱っている。また、読み物としても面白い。「なるほど」「あ〜、そうなんだ」と思うことも多い。
    ファイナンスの戦略は、経営戦略を支えるもの、あるいは、一体で考えるべきものであることが、よく分かる。

    読み進めていて、書いてある内容は、よく理解できる。でも、内容を「理解する」「分かる」ということと「仕事で使える」とは、全く違う。
    ここは、自分自身の課題。

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    2020年03月26日
  • あわせて学ぶ 会計&ファイナンス入門講座

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    会計とファイナンスの違い、つながりに関して平易に解説してくれる良書。
    ファイナンスを専門にするプロフェッショナルでも、DCFやWACCなどに触れない人(multipleでvaluationする人とか)にはおすすめできる。
    本書を読んでから、より発展的な理解をしたい人が他の専門書に手を出すという流れが良いだろう。
    最後に付属されている多くの良書からエッセンスを抜き出し、実践で使えるようにカスタマイズされている点が特徴。

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    2020年02月24日
  • コーポレートファイナンス 戦略と実践

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    『戦略的コーポレートファイナンス』の次に読みました。基礎的なところから、実践的なところまで、かつ無知な私にも噛み砕いて説明してくれたので、とても良い。理論はそうだけど、実際はこうなるよね、という疑問にも実務ではこういう考え方で整理します、というところまで書いてくれていて、実務に応用させやすい。人にも勧めたい。これ一冊で会社の人達が使っている共通言語がある程度理解できる。

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    2020年01月04日
  • 役員になれる人の「日経新聞」読み方の流儀

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    *「社会人になったらまず日経」に間違いはない。ウェブだけに頼っていると、見るニュースが自分の興味のあるものに偏りがちになってしまいます。”効率的な情報収集の手段”としての新聞の優位性はいまもなお揺るがないと感じています。自分の周りを見渡しても、日経新聞を読み込む丹念さと読書量は比例しているように感じます。日経新聞を読み込むことで興味の対象や関心の幅が広がり、本を読もうとなるのは自然な流れなのかもしれません。「私にいくばくか教養のようなものがあるとすれば、それを培ってくれたのは、「本・人・旅」の三つです。私はこれまでの人生で、「本・人・旅」から多くのことを学んできました。あえて割合を示せば、本か

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    2016年08月30日
  • 役員になれる人の「日経新聞」読み方の流儀

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    景気指標の解説が自分としてはとても役立った。あと財務諸表分析の方法の基礎の解説も。日経新聞の読み方がイマイチだと思っている人にオススメ。

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    2016年05月29日
  • ライブドア監査人の告白

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    ライブドア事件を単純に批判するだけではなく細部まで知っているからこそ書けたものと思う。

    個人的には興味深く面白かったが、クライアントとの守秘義務とかって大丈夫なのか??といらん心配をしてしまった。

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    2012年04月13日
  • ライブドア監査人の告白

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    この本から、会計士とは何たるか、監査とは何たるかを学ばせていただきました。
    2度とカネボウやライブドアのような粉飾決算が起こらないよう、著者のような正義感に燃えた会計士が増えることを祈るばかりです。

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    2009年10月04日
  • あわせて学ぶ 会計&ファイナンス入門講座

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    会計とファイナンスを絡めて理解を深めることができる良書
    具体例に沿った説明であったため比較的身近に感じることもできたが、一読するだけでは完全に理解することが難しい。
    実務と並行して理解を深めていけそう。

    ファイナンスの目的は企業価値を最大化することである
    ⇒利益・キャッシュをどう増やすか(収益性・生産性/ROIC)
    ⇒どのプロジェクトに投資すべきか(NPV・IRR)
    ⇒企業買収のときの価格をどう計算するのか(DCF法)
    ⇒そのように資金を調達すべきか(WACC)

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    2024年08月19日
  • あわせて学ぶ 会計&ファイナンス入門講座

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    分厚い本ながら、わかりやすく親切な本。
    理論的な基礎はおさえつつ、具体例を現実的な数値で説明されており、図表も豊富で、イメージがつきやすい。

    会計、ファイナンス関連の本は、今までにも読んできてるけど、ゼロから学びたい人にも推せる1冊。

    こーゆーもんだから覚えとけではなく、必ず理由があったり、実務ではこのくらいになるといった、プロの実践者による本である価値は大きい。

    個人的に、ポイントをまとめると、

    ・ファイナンスの目的は「企業価値の最大化」
    →活動は「調達、運用、還元」に集約される。
    ・企業価値を向上させる為には「将来のキャッシュフローを増やす」か「割引率(WACC:加重平均資本コス

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    2023年10月24日
  • あわせて学ぶ 会計&ファイナンス入門講座

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    利益・キャッシュをどう増やすか、投資判断方法(NPVとIRR)、企業買収時の価格算定方法などかなり難しいトピックだが、わかりやすく入口として解説されており、初心者にとても良い本だった。図解が多く頭にイメージしやすいのが特徴

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    2023年08月07日
  • コーポレートファイナンス 戦略と実践

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    Life of a company(コーポレートファイナンスの羅針盤)を基に企業の成長ステージに合わせたファイナンス理論を解説。初級~中級向けとしては決定版といっていい内容ではないだろうか。とかく無味乾燥になりがちな理論を、実務的にはどう扱い、実務と理論上どう乖離しているのか、どうマッチさせるのか、論点は何か、非常に分かり易く解説されている。特に実践面が詳細で素晴らしい。企業価値算出でここまで丁寧に分かり易く説明している書籍は珍しいのではないだろうか。コロナ前の書籍なので、最新情報を反映した改訂版も読んでみたい。

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    2023年02月19日
  • 役員になれる人の「日経新聞」読み方の流儀

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    1.日経新聞を購読し始めたので読み方について勉強したくなりました。
    キーナンバーを把握し、どのように活用しているのかを知りたくて読みました。

    2.日経新聞はビジネスパーソンにとって必需品ですが、ただ読まされるという姿勢では面白くないですし、知識も思考力も身につきません。単純に読み物としても面白いです。
    著者はこの考えのもと、ビジネスで日経新聞をどのように活用していくかを紹介しています。
    最も大切なことは、新聞→現場→新聞のサイクルをすることで、仮説と検証を繰り返して思考力と景気を捉える感性を養うことだと述べています。新聞だけを読んでいてもダメで、現場にしかわからない情報が数多く眠っています。

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    2022年04月19日
  • コーポレートファイナンス 戦略と実践

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    実践的な本。
    会社やファイナンスの全体感がわかりやすく表現されており素晴らしい。よい復習となった。
    初学者向け?

    特にバリエーションプロセスの具体事例が親切でわかりやすい。この部分は非常にによい。

    株主還元政策、レイアウト政策などにしっかり紙面をさいているのもよい。

    メモ
    ・dcfの全体像。
     dcfで事業価値を求める。
     非事業価値を求める
     企業価値から有利子負債を控除する
     株主価値が求められる。
    ・fcfの求め方
     営業利益から想定税金を控除し
     税引後営業利益を算出
     noplat
     減価償却費を足し、
     設備投資を控除し
     運転資金を控除して算出。
    ・長期的には減価償却費と設

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    2021年05月30日
  • コーポレートファイナンス 戦略と実践

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    とても具体的かつ実践的。
    今回はざっくり内容を掴みたくて読んだものの、
    実践の際は手元に置いておきたい一冊。

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    2021年01月28日
  • コーポレートファイナンス 戦略と実践

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    覚えておく数字: ROA5%, 営業利益率6%, 資産回転率 0.8回, ROE10%, EBITDA8x,PER15x

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    2020年10月24日
  • あわせて学ぶ 会計&ファイナンス入門講座

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    会計とファイナンスの違い、中小企業の社長や大企業の財務部長の視点でこの2つをどう繋げればいいかが分かる本。ファイナンスは企業価値を最大化するのが目的であり、その計算方法を知ることで何を変えればいいかという経営戦略が分かるようになる。

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    2020年02月11日
  • あわせて学ぶ 会計&ファイナンス入門講座

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    会社で受けた講習を補完するために購入。これまで簿記検定2級までは済ませたものの、コーポレートファイナンスを学んだことがなく、入口としては本書はとても良かったように思う。巻末の参考図書を踏まえて、次に進もうと背中を押されました。

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    2019年01月12日
  • ライブドア監査人の告白

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    基本的なルールに対して、厳格な人らしい著者は、
    すくなくとも 信念を持って 対処しようとしている。
    ライブドアと言う 一見奇妙な会社に 
    監査人として、サインをすると言う業務を実行する。
    2004年7月、港陽監査法人に入社。
    2005年9月期からライブドアの監査責任者となる。

    不確かなものに対しては、サインをしないと言う選択と
    監査人をやめると言う方法があるが、
    やめるが 一番のベターな選択肢だと思っている。

    ライブドアが問題とされたのは2点。
    「風説の流布および偽計取引」
    →架空取引による利益を積み上げる。
     30億円で、子会社からのシゴトを受けたようにした。
    「有価証券の虚偽記載、いわ

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    2017年10月23日