田中慎一のレビュー一覧
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ネタバレファイナンス理論と実践が分かり易く整理されている。理論面では、図を使いながら直感的な理解を促しているのは良い。但し、初学者向けで3表やDCF、Valuation method、資本コストを理解していれば本書の8割は不要。後半の配当政策やIR政策は忘れがちな視点として有益であった。マッキンゼー本と同様にROICによる分析を推している。
・会社は、原因(収益性・生産性)と結果(安全性・成長性)の4つで評価
・ROAよりもROEの方がその原因を突き止めるには最適
・時系列と他社比較で分析
・ただし、ROAのRには事業以外の試算が入っており分子とApple to Appleではない
・ROICが一番 -
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ネタバレ*「社会人になったらまず日経」に間違いはない。ウェブだけに頼っていると、見るニュースが自分の興味のあるものに偏りがちになってしまいます。”効率的な情報収集の手段”としての新聞の優位性はいまもなお揺るがないと感じています。自分の周りを見渡しても、日経新聞を読み込む丹念さと読書量は比例しているように感じます。日経新聞を読み込むことで興味の対象や関心の幅が広がり、本を読もうとなるのは自然な流れなのかもしれません。「私にいくばくか教養のようなものがあるとすれば、それを培ってくれたのは、「本・人・旅」の三つです。私はこれまでの人生で、「本・人・旅」から多くのことを学んできました。あえて割合を示せば、本か
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ネタバレ分厚い本ながら、わかりやすく親切な本。
理論的な基礎はおさえつつ、具体例を現実的な数値で説明されており、図表も豊富で、イメージがつきやすい。
会計、ファイナンス関連の本は、今までにも読んできてるけど、ゼロから学びたい人にも推せる1冊。
こーゆーもんだから覚えとけではなく、必ず理由があったり、実務ではこのくらいになるといった、プロの実践者による本である価値は大きい。
個人的に、ポイントをまとめると、
・ファイナンスの目的は「企業価値の最大化」
→活動は「調達、運用、還元」に集約される。
・企業価値を向上させる為には「将来のキャッシュフローを増やす」か「割引率(WACC:加重平均資本コス -
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1.日経新聞を購読し始めたので読み方について勉強したくなりました。
キーナンバーを把握し、どのように活用しているのかを知りたくて読みました。
2.日経新聞はビジネスパーソンにとって必需品ですが、ただ読まされるという姿勢では面白くないですし、知識も思考力も身につきません。単純に読み物としても面白いです。
著者はこの考えのもと、ビジネスで日経新聞をどのように活用していくかを紹介しています。
最も大切なことは、新聞→現場→新聞のサイクルをすることで、仮説と検証を繰り返して思考力と景気を捉える感性を養うことだと述べています。新聞だけを読んでいてもダメで、現場にしかわからない情報が数多く眠っています。 -
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ネタバレ実践的な本。
会社やファイナンスの全体感がわかりやすく表現されており素晴らしい。よい復習となった。
初学者向け?
特にバリエーションプロセスの具体事例が親切でわかりやすい。この部分は非常にによい。
株主還元政策、レイアウト政策などにしっかり紙面をさいているのもよい。
メモ
・dcfの全体像。
dcfで事業価値を求める。
非事業価値を求める
企業価値から有利子負債を控除する
株主価値が求められる。
・fcfの求め方
営業利益から想定税金を控除し
税引後営業利益を算出
noplat
減価償却費を足し、
設備投資を控除し
運転資金を控除して算出。
・長期的には減価償却費と設 -
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基本的なルールに対して、厳格な人らしい著者は、
すくなくとも 信念を持って 対処しようとしている。
ライブドアと言う 一見奇妙な会社に
監査人として、サインをすると言う業務を実行する。
2004年7月、港陽監査法人に入社。
2005年9月期からライブドアの監査責任者となる。
不確かなものに対しては、サインをしないと言う選択と
監査人をやめると言う方法があるが、
やめるが 一番のベターな選択肢だと思っている。
ライブドアが問題とされたのは2点。
「風説の流布および偽計取引」
→架空取引による利益を積み上げる。
30億円で、子会社からのシゴトを受けたようにした。
「有価証券の虚偽記載、いわ