田中慎一のレビュー一覧

  • 役員になれる人の「日経新聞」読み方の流儀

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    役員になる人のためかどうかはともかく、日経新聞を読みこなす「コツ」をうまく入れている本だと思う。

    日経新聞の使い方、経済(アベノミクス)の基本、企業(会計)の仕組み、数字(ROA)等を並べる・比べる、論理思考力のこと、世界経済と全体を扱っていると思う。

    日経新聞を読むという行為もそうだが、社会を理解するための方法を獲得するためにもよいと思った。

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    2017年03月22日
  • 投資事業組合とは何か

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    一時期、日本でも話題となった、村上ファンド、ローンスター、サーベラス、リップルウッドなど、投資ファンド(VCファンド、事業再生ファンド、バイアウトファンド)などについて、素人にもわかりやすく説明した本。

    日本では90年代後半から、VCファンドとして、ジャフコ・エヌ・アイ・エフベンチャーズなどが活躍していた。
    その後、企業の選択と集中により、MBOなどの加速したため、バイアウトファンドが活性化。最近でも、ワールドや、ポッカなどで行われている。事業再生を手掛ける場合も多くその境界はあまりない。

    日本では、80年代から投資組合が組織されたが、組合自身が商法上、出資者が出資額を超えた無限責任

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    2014年06月02日
  • 投資事業組合とは何か

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    ファンドとは、というのをわかりやすく書いてある
    ・任意組合:パススルー可、無限責任
    (GP:業務執行組合員、LP:一般組合員)
    ・匿名組合:GPとLPの立場がぱっくり分かれているケース
    (GP:営業者、LP:匿名組合員)

    ・投資事業有限責任組合:パススルー可、要監査※おかねかかる、一般組合員の有限責任  ⇒登記必要、海外には50%未満の投資しかできない
    (GP:無限責任組合員、LP:有限責任組合員)

    ・合同会社(LLC):法人である、有限責任、パススルーではない
    ・有限責任事業組合(LLP):共同事業性用件(お金だけではLPになれない)、パススルー可

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    2016年05月30日
  • ライブドア監査人の告白

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    こちらはライブドアの会計監査人だった監査法人の担当者だった田中氏によって書かれた手記です。監査人の正義を説く内容で、ライブドア事件を時代の徒花的に捉えているように感じます。監査人として例の時間外取引による電撃的買収、投資事業組合を使った株式交換による自社株買いスキームなど、非紳士的行為として書かれているようにおもいます。会計監査人として正しい姿勢だと思います。
    その手法についてさすが監査人で詳しくかつわかりやすく書かれている良書だと思います。

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    2012年03月28日
  • M&A時代 企業価値のホントの考え方

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    H20.12.13
    M&Aを初心者向けに解りやすく説明してくれた。企業の実情を理解している人達だと思う。側に置いておいて損はない。

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    2009年10月04日
  • 投資事業組合とは何か

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    投資ファンドの3つの形態、任意組合(民法、パススルー課税)、匿名組合(商法、ペイスルー課税)、投資事業有限責任組合(投資事業有限責任組合契約に関する法律、パススルー課税)についてわかりやすく説明されている。

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    2009年10月04日
  • ライブドア監査人の告白

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    一時期新聞や週刊誌やテレビなどで垂れ流されていた、ほとんど何も語っていないに等しいようなライブドアの情報・報道とは違い、監査人である公認会計士としてみたライブドアの内部の状態、監査人としての奮闘記などなど驚くべき情報がてんこ盛りの一冊。ちょっと残念なのは、専門的な話が難しく会計の知識がないと理解できないとこだろうか(特に三章とか)。

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    2009年10月04日
  • ライブドア監査人の告白

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    会計士ならば一読しておく方がいいのではないだろうか。会計士とは何か、監査人とは何者なのか――新人もベテランもこの本を読んで原点に立ち返ってみてはいかがだろうか。
    監査人は会社の番人であり、社会的責任は重大であると再認識した一冊。
    ただ、惜しむらくは、監査とは関係のない人には内容は難しいのではないだろうか。
    世間一般の人に、監査とはどういうものかを説明した本やTV番組がない中、この本は貴重な情報発信となるだろう。

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    2009年10月04日
  • 役員になれる人の「日経新聞」読み方の流儀

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    「役員になれる人の」というフレーズがついていなかったら、日経の読み方を指南してくれる本としてもっと☆をつけてもよかった。財務諸表や経済指標の解説や、それらを記事を読むときどう使えばいいかなど、わかりやすく説明されているのだが、これらは中堅以上のビジネスパーソンなら既に普通にやっているのでは…。
    日経を読む際に、「役員になれるような人」が、一般人と違ってどういうところに注目しているのか、その独自な目線を教えてくれるのかと思って手に取ってみたのに、書いてあることは基本中の基本とも言え、その基本中の基本をしっかりやってこそ役員になれるのかもしれないが、ちょっと思っているのとは内容が違っていた。
    役員

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    2022年08月22日
  • あわせて学ぶ 会計&ファイナンス入門講座

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    ファイナンスの骨子=企業価値を増大させるための方法論というのは良くわかった。
    重要な要点が、大変わかりやすく、コンパクトにまとめてある。とりあえずこれさえ読んでおけば基礎は把握出来るんじゃないでしょうか。
    若干のケーススタディもあり、ROAの無差別曲線のところはとても勉強になった。
    有利子負債と株主資本のところで、実際のケーススタディが見てみたかったけれど、たぶんそれ書いちゃうと内容が難しすぎる事になっちゃうのかしら。
    巻末に紹介されてあった文献にもさらに当たってみようと思う。

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    2021年06月08日
  • 役員になれる人の「日経新聞」読み方の流儀

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    日経新聞の社説を読むことが、自分の考えを論理的に伝える訓練になる、という視点は大変勉強になった。
    また数字に強くなるためには「くらべる」「ならべる」というポイントが挙げられており、社内におけるプレゼンに役に立つ内容だ。
    ただし、本書にはROAに関することや、景気動向指数(CI)などがサラッと書かれており、それらの基礎知識を前提に進められているため、経済的知識が全くない人は高校の政治経済の教科書等で専門用語等をおさえてから読まないと、何が何だか分からないように思う。

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    2020年07月25日
  • 投資事業組合とは何か

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    匿名組合・任意組合・投資事業組合の夫々の性質、Pros/Consが丁寧に説明されてる。パススルー課税、という言葉をよく聞いていたが、その意味が組合は法人ではないので法人税の対象外であり、投資家に損益が直接分配されるという意味であることが理解出来た。組合は実務で出てくる機会が今の所少なく、それが理由だと思うがイマイチ腹落ちしないところもあった。一方、投資の裾野が広がり投資機会を求める一般投資家が増えるに従って、組合を利用したファンドビジネスがより身近になる将来は近いと思う。また折を見て再読したい。

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    2020年03月22日
  • 役員になれる人の「日経新聞」読み方の流儀

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    日経の読み方に絡めて、経済・企業等の各主要トピックの内容が書かれているもので、日経の読み方だけに焦点を当てたものではなく若干期待外れではあったが、筆者のメッセージは、ある程度ベースの知識があってこそ日経新聞の記事は面白いということなのかもしれない。
    ファイナンス・会計等の専門分野の本を読んで勉強するのも良いが、そこはベースの知識として標準装備した上で、最新ニュース・担当業界(船)の情報収集に、より意識を集中しアンテナを高く持ちたいと改めて感じた次第。特に参考になった情報は以下。
    ①日経オンラインとEvernoteは互換性が良い。Evernoteで記録を取ると関連記事を自動的にEvernoteが

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    2020年03月15日
  • M&A時代 企業価値のホントの考え方

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    企業価値、IR、資金調達、MBO、敵対的買収についてのお作法を外資系投資銀行に勤めていた著者が説明したもので、理論の解説というよりも実務に近い話が多い。

    平易な言葉で説明されているため、読みやすい。

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    2017年02月20日
  • 役員になれる人の「日経新聞」読み方の流儀

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    内容にまとまりが感じられない点が残念。しかしながら、広く浅く分かりやすく企業や経済の知識を得ることができるため、日経新聞デビューを考えている人向けの一冊。役員は誇張表現であると思う。要点は以下の4点。
    1.日経新聞のメリットと付き合い方
    ・日経新聞は、数値化された客観的事実をもとに自分の意見を持つというスキル形成に最適である。
    ・日経新聞は義務感で読むのではなく、自分が儲けるために、又は楽しむために読むのが良い。
    2.経済のしくみ(マクロ経済)
    ・GDP、財政政策、金融政策、直近の話題であるアベノミクス。
    3.企業のしくみ(会計学)
    企業財務の観点から収益性、生産性、成長性、安全性の4つに着

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    2016年10月20日
  • 役員になれる人の「日経新聞」読み方の流儀

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    日経新聞を読むうえでの経済と企業の知識について書かれた一冊。

    数字力と論理的思考力を高めるための経済の仕組や企業の会計の仕組がわかりやすく書かれていて、かつ関連する記事も掲載されていたり、指標面から世界経済の現況も解説されていて非常に勉強になる一冊でした。

    経済はGDPを中心に企業は総資本利益率を中心に解説されており、日経新聞の記事からこれからの世界情勢を予測したり、記事の本質にある部分に迫る方法などが解説されていて、そんななかでも日本の財政の問題やマネタリーベースやマネーストックのところは印象に残りました。

    ざっくりとした経済や企業の知識を本書で身に付けることが出来たので、これから日経

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    2023年01月21日
  • ライブドア監査人の告白

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    ライブドアの監査人を務めていた田中氏が事件を振り返って語る独白。一言でいうと、自分は悪くない、すでに手遅れだった、だ。監査人ができること、できないことを知るには良い本。

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    2015年05月31日
  • ライブドア監査人の告白

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    ありのまま、臨場感を持って書かれていたのはとても良かったんだけど、
    結局この人は疑惑を持っていながらもそれを納得いくまで突き止められなかったし、それが監査人の限界だと。
    実情知れたのが良かった。

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    2013年01月03日
  • ライブドア監査人の告白

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    LD事件の公認会計士の本
    前半部分は受験生として参考になったが、後半はやはり自らの潔白を主張する文体となっており評価は分かれると思う。
    自分としては検察の絶対性はないと思うが、
    この後逮捕されている点
    会計士返上を行っていなかった点(受理されなかった?)
    等なんとなく脇が甘い気もする。
    突っ込みどころを自ら作っている結果になっているし・・・。

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    2010年09月24日
  • ライブドア監査人の告白

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    堀江さんの著書とか放送への出演とかを見たことがあって、
    別の人の視点からのとらえ方として読んだ。

    正直専門外なので
    堀江さんの主張もこの本の主張も理解できてない部分があるが、
    両者からうける印象は結構違ったものがあり、
    わたしにはどちらが正しいとは判断できなかった。

    本書でも最後まですっきりしない点が多々あり、
    盗み見たり、検察の”供述マシーンになった”と堂々と書かれていたり、
    自己正当化のような表現が多かったり、
    あまり印象が良くなかった。
    この本も”供述マシーン”として書かされているのではないかとさえ。

    とはいえ、最近は堀江さんの主張を目にすることが多く、
    すべてをそのまま鵜呑みにせ

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    2010年09月21日