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なぜ? それが、ライブドアへの強制捜査の報にふれた私の感想だった。こうした行為を、「偽計取引」や「風説の流布」と解釈することには違和感があったし、これくらいのことであんなに大々的な強制捜査などやるのだろうか、と思われた。この先、さまざまな闇が明るみに出るに違いない。私も逮捕されるかもしれない。
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Posted by ブクログ
ライブドア事件を単純に批判するだけではなく細部まで知っているからこそ書けたものと思う。 個人的には興味深く面白かったが、クライアントとの守秘義務とかって大丈夫なのか??といらん心配をしてしまった。
この本から、会計士とは何たるか、監査とは何たるかを学ばせていただきました。 2度とカネボウやライブドアのような粉飾決算が起こらないよう、著者のような正義感に燃えた会計士が増えることを祈るばかりです。
基本的なルールに対して、厳格な人らしい著者は、 すくなくとも 信念を持って 対処しようとしている。 ライブドアと言う 一見奇妙な会社に 監査人として、サインをすると言う業務を実行する。 2004年7月、港陽監査法人に入社。 2005年9月期からライブドアの監査責任者となる。 不確かなものに対して...続きを読むは、サインをしないと言う選択と 監査人をやめると言う方法があるが、 やめるが 一番のベターな選択肢だと思っている。 ライブドアが問題とされたのは2点。 「風説の流布および偽計取引」 →架空取引による利益を積み上げる。 30億円で、子会社からのシゴトを受けたようにした。 「有価証券の虚偽記載、いわゆる粉飾決算」 →ファンドを使って、自社株を販売して利益を上げる。 総額は 上記の架空取引と合わせて 53億円。 筆者は、このからくりを 盗み見して 見つけたと言う。 それで、堀江貴文、宮内亮治に ファンドの解散を要請するが 時は、遅すぎたのである。 粉飾決算は、倒産しかねないと言う窮地に追い込まれた会社がおかすものだが、ライブドアは 実質的に有利子負債 ゼロの会社が 粉飾決算をした事例は始めて。 利益を50億円あげると言う 堀江貴文の目標と 株価の上昇を維持しなければならないことと 「株価総額」にとらわれていたことが 要因。 結構 スリリングな 切り口でのアプローチと 会計の手法について、やさしく説明してある。 買収した会社の税的手法 プーリング法とパーチェス法。 株式交換による買収をどう評価するのか? ライブドア事件の何が問題なのかが、よくわからなかったが 時代の変化に対応した、先進的な粉飾決算だったということですね。
こちらはライブドアの会計監査人だった監査法人の担当者だった田中氏によって書かれた手記です。監査人の正義を説く内容で、ライブドア事件を時代の徒花的に捉えているように感じます。監査人として例の時間外取引による電撃的買収、投資事業組合を使った株式交換による自社株買いスキームなど、非紳士的行為として書かれて...続きを読むいるようにおもいます。会計監査人として正しい姿勢だと思います。 その手法についてさすが監査人で詳しくかつわかりやすく書かれている良書だと思います。
一時期新聞や週刊誌やテレビなどで垂れ流されていた、ほとんど何も語っていないに等しいようなライブドアの情報・報道とは違い、監査人である公認会計士としてみたライブドアの内部の状態、監査人としての奮闘記などなど驚くべき情報がてんこ盛りの一冊。ちょっと残念なのは、専門的な話が難しく会計の知識がないと理解でき...続きを読むないとこだろうか(特に三章とか)。
会計士ならば一読しておく方がいいのではないだろうか。会計士とは何か、監査人とは何者なのか――新人もベテランもこの本を読んで原点に立ち返ってみてはいかがだろうか。 監査人は会社の番人であり、社会的責任は重大であると再認識した一冊。 ただ、惜しむらくは、監査とは関係のない人には内容は難しいのではないだろ...続きを読むうか。 世間一般の人に、監査とはどういうものかを説明した本やTV番組がない中、この本は貴重な情報発信となるだろう。
ライブドアの監査人を務めていた田中氏が事件を振り返って語る独白。一言でいうと、自分は悪くない、すでに手遅れだった、だ。監査人ができること、できないことを知るには良い本。
ありのまま、臨場感を持って書かれていたのはとても良かったんだけど、 結局この人は疑惑を持っていながらもそれを納得いくまで突き止められなかったし、それが監査人の限界だと。 実情知れたのが良かった。
LD事件の公認会計士の本 前半部分は受験生として参考になったが、後半はやはり自らの潔白を主張する文体となっており評価は分かれると思う。 自分としては検察の絶対性はないと思うが、 この後逮捕されている点 会計士返上を行っていなかった点(受理されなかった?) 等なんとなく脇が甘い気もする。 突っ込みどこ...続きを読むろを自ら作っている結果になっているし・・・。
堀江さんの著書とか放送への出演とかを見たことがあって、 別の人の視点からのとらえ方として読んだ。 正直専門外なので 堀江さんの主張もこの本の主張も理解できてない部分があるが、 両者からうける印象は結構違ったものがあり、 わたしにはどちらが正しいとは判断できなかった。 本書でも最後まですっきりしな...続きを読むい点が多々あり、 盗み見たり、検察の”供述マシーンになった”と堂々と書かれていたり、 自己正当化のような表現が多かったり、 あまり印象が良くなかった。 この本も”供述マシーン”として書かされているのではないかとさえ。 とはいえ、最近は堀江さんの主張を目にすることが多く、 すべてをそのまま鵜呑みにせず、 本書の内容に照らし合わせて自分で考えてみるというためには役に立つと思う。
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