長谷川和夫のレビュー一覧

  • ボクはやっと認知症のことがわかった 自らも認知症になった専門医が、日本人に伝えたい遺言

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    著者は認知症のスクリーニング検査、長谷川式の考案者。
    「パーソン・センタード・ケア」=その人中心のケア
    長谷川先生の専門はてんかんと臨床脳波学。
    検査をするときは「93からまた7を引いてください」ではなく、「そこからまた7を引いてください」が正しい。
    「オールドカルチャー」:認知症は脳の恐ろしい病気だという疾患中心の見方
    「ニューカルチャー」:認知症はケアの質により大きく変わるとする見方
    ・認知症になったからといって、人が急に変わるわけではない。
    ・認知症の本質は、暮らしの障害

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    2025年10月05日
  • 父と娘の認知症日記 ―認知症専門医の父・長谷川和夫が教えてくれたこと

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    心温まるいい本だった。あの長谷川式を作られた長谷川先生だったとは!お元気だった頃はそれこそ研究に、社会的な改善に一生懸命取り組まれていたでしょうし、ご自身が認知症になってからも、最後まで社会貢献を考えている志にとても勇気をもらいます。

    認知症でなくても、不安はあると思います。そんな気持ちを持ちながら、折り合いをつけて生きていく指針みたいなものを感じました。

    また半生をぎゅっとコンパクトに、長谷川先生の生きる知恵や喜びを読者に分けてくださりありがとうございました。

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    2025年05月26日
  • ボクはやっと認知症のことがわかった 自らも認知症になった専門医が、日本人に伝えたい遺言

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    小説にしか興味がない私が珍しく読んだエッセイ。最後の方は信仰の話であまり興味なかったけど、職業柄高齢者と接する機会が多く、同じ業界でも認知症が嫌いな人もいる中で、でもやっぱり私は認知症が好きだなと思った。認知症の人は自分が1番良かった時代に戻るとよく聞く。本の中でも出てきた「最も私らしい私に戻る旅」はほんとにそうなんやろなと思う。今後も認知症の人に寄り添える支援をしていきたい。

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    2025年03月25日
  • ボクはやっと認知症のことがわかった 自らも認知症になった専門医が、日本人に伝えたい遺言

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    キリスト教の信仰に支えられた著者の優しい人柄がうかがえる。
    「認知症になったからといって、人が急に変わるわけではない。自分が住んでいる世界は昔もいまも連続しているし、昨日から今日へと自分自身は続いている」と言う。また、「私たちは一人ひとり、みんな違って、みんな尊い存在だということを忘れないでほしい」と言う。
    認知症の人に優しい人、温かい社会でありたい。

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    2024年09月30日
  • ボクはやっと認知症のことがわかった 自らも認知症になった専門医が、日本人に伝えたい遺言

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    その道の専門医が、自身が実際になって初めて分かったという事が纏められている本。

    認知症のタイプは珍しいタイプだから万人が同じ道を歩むとはかぎらないけど、なるほどこういうことかと新しい発見があった。

    また、この本は冷静に自己を振り返ったり、他者に感謝を忘れなかったり、カトリック信者としての長谷川先生の人となりや家族があっての本だなぁと感じた。

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    2024年09月25日
  • 認知症でも心は豊かに生きている ―認知症になった認知症専門医 長谷川和夫100の言葉

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    認知症と聞くと介護をする家族等の大変さや悲しさをイメージしてしまいがちだったが、認知症になった本人の苦しみや悲しみという視点に気づかされた。

    正しい知識を持って、もしも自分にもその時がきたら向き合っていきたい。

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    2024年09月11日
  • ボクはやっと認知症のことがわかった 自らも認知症になった専門医が、日本人に伝えたい遺言

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    認知症専門医が認知症になり、自分の変化を綴る。認知症が痴呆と呼ばれ、患者は放置や隔離されていた時代から現代までどのように変化していったのかの話は勉強になった

    自分の状態も患者を診るかのように冷静に観察している

    認知症は治らない
    でも投薬や適切な環境次第で進行を緩やかにはできる。というかそれしか出来ることがないのが現状なのか

    祖父母が受けた認知機能のテストは改訂版長谷川式スケールだったと知る
    長谷川先生は本当に偉大な方だったんだなと思う

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    2024年03月15日
  • ボクはやっと認知症のことがわかった 自らも認知症になった専門医が、日本人に伝えたい遺言

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    父がなんだか怪しくなってきたので
    認知症に対して、
    世間一般で言われていることばかりの把握ではいけないと思い
    最近、色々読み漁っています。
    認知症になったからといって
    昨日までの自分がなくなるわけではないと書かれていました。
    当たり前のことですが
    わかっていなかったと思います。

    診断日を境に父からあれもこれもと
    取り上げてしまわなくてよかったと思いました。

    90歳ですが、自転車を乗り回すので
    やめてほしい私の思い、
    自転車に乗れないのは寂しいという父の意見、
    色々話をすることが、まずは大切なようです。

    看護する側の本ばかりではなく
    色々な立場から認知症に対する意識を深めて
    できれば、日々

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    2023年12月13日
  • ボクはやっと認知症のことがわかった 自らも認知症になった専門医が、日本人に伝えたい遺言

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    ご自身が認知症と公表している聖マリアンナ医科大学の専門医の先生の認知症本。
    医師と認知症者の二つの立場から認知症のリアルがやさしい言葉で綴られていて、とても分かりやすい。
    「認知症になったからといって人が変わるわけではなく連続している」というフレーズが印象的。

    ■認知症のタイプ
    ・アルツハイマー型 脳神経系。65歳以上の女性に特に多い。認知症の約6割がこのタイプ。
    ・脳血管性 生活習慣病による脳梗塞や脳出血が主原因。記憶障害や歩行障害が見られる。
    ・レビー小体型 大脳皮質や脳幹などに特殊なタンパク質が蓄積することが原因。幻視なども。
    ・前頭側頭型 前頭葉や側頭葉が萎縮。感情抑制困難や社会ルー

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    2023年11月16日
  • ボクはやっと認知症のことがわかった 自らも認知症になった専門医が、日本人に伝えたい遺言

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    長谷川式簡易スケールは、臨床の場でよく使われる、医療従事者にとってはおなじみの検査。
    認知症の専門医である長谷川さんですら、当事者になったことで初めてわかったことがあるという。

    認知症だからといって差別をしてはいけませんとか、尊厳を持った1人の人間として接しましょうとか、そういった認識は医療従事者であれば持っていて当然で、むしろ当たり前すぎて「何を今更」と感じたのが正直なところ。

    しかし、読み進めていくうちに長谷川先生の認知症への探究心、認知症になってもなお、それに悲観せず認知症を深く知ろうとする姿勢に心を打たれた。
    同時に、自分がやってきた(やっている)看護やケアは実際のところどうなのか

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    2023年08月15日
  • ボクはやっと認知症のことがわかった 自らも認知症になった専門医が、日本人に伝えたい遺言

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    「認知症になったからといって人が変わるわけではない。」
    「認知症は突然ではなく、それまでのつながりの中にある」

    といった言葉が印象的。

    認知症の人と接する時に、無意識のうちに抱いてしまっている「あちら側の人」意識を変えるきっかけになる本。

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    2023年01月09日
  • ボクはやっと認知症のことがわかった 自らも認知症になった専門医が、日本人に伝えたい遺言

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    認知症ではないが、持病がある自分としては、健常者と同じように扱ってもらうありがたさが身に染みてよく分かる。自分がもし認知症になったら読み返してみたい。

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    2022年12月18日
  • ボクはやっと認知症のことがわかった 自らも認知症になった専門医が、日本人に伝えたい遺言

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    長谷川式といえば医師で知らない人はいないと自信を持って言えるが、その作られるまでの経緯なども少し書いてくださっている。これまでの臨床医としての歩みや今思うことについて、身一つで書いてくださっており、全身で臨むような文章からは病院での姿が垣間見えるような気さえした。
    とても感慨深く読めた。

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    2022年09月08日
  • ボクはやっと認知症のことがわかった 自らも認知症になった専門医が、日本人に伝えたい遺言

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    長谷川式スケールで有名な著者の本とあって“積読”してあったのだが、つい先日の訃報を見て引っ張り出してきた。

    長らく認知症治療の第一線にいただけに、認知症の医療や認知症の患者のとらえ方の変遷がよくわかる。

    現役時代は相当厳しい先生だったようだが、文面から伝わってくるのは好々爺然とした姿。

    認知症になって「とくにいいなと思ったのは、デイサービスに行ったときに受ける入浴サービスです。(中略)王侯貴族のような気分です」とは当事者にならねば分かるまい。

    高齢になっても「心がけているのは、明日やれることは今日手をつけるということ」だったとか。真逆の自分に恥じ入った次第。

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    2021年12月07日
  • 認知症でも心は豊かに生きている ―認知症になった認知症専門医 長谷川和夫100の言葉

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    100の言葉と簡潔に書かれた内容がとても読み進めやすく、本が苦手な人でも気軽に読めると思った。
    HDS-Rの発案者。。臨床で日常的に使ってるスケールだから、すごく不思議な気持ちになった。
    どんな人でも認知症になりえるけれど、知識のない人は自分が認知症になることに抵抗があり恥ずかしく思う人がまだ多く存在してると思う。そういう介護、医療の世界をあまり知らない人にこそ読んでほしい一冊。
    認知症の方にとってどういう対応をするのが適切なのかも書いてあるので今後に活かせる。私はほとんどが知ってることではあったけど、日頃できてないなぁと思うこともあり、改めてこういう風に接していこうと思わされた。

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    2020年10月21日
  • ボクはやっと認知症のことがわかった 自らも認知症になった専門医が、日本人に伝えたい遺言

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    著者の義理のお父さんの認知が進んで、一緒に食事をした時、「みなさまはどなたですか」と仰った。先生ご夫妻をはじめ周りのものたちがどう返答していいか思いあぐねていた時に、娘さんの言ったことば。「おじいちゃん、私たちのことをわからなくなったみたいだけど、私たちはおじいちゃんのことをよく知っているから大丈夫。心配いらないよ。」なんてステキな声かけだろうと思った。

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    2025年05月08日
  • ボクはやっと認知症のことがわかった 自らも認知症になった専門医が、日本人に伝えたい遺言

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    ある日から突然認知症になって何もわからなくなるのではなく、連続した自分を生きているだけである、という言われてみれば当たり前だがついつい忘れがちなことに改めて気付かされた
    喜怒哀楽は最後まで失われにくいとのことで、軽く扱われたり存在を無視されたりした時の悲しさ、対等で尊厳ある人間として扱われていると実感できた時の安心感を想像したうえで行動したい
    人間を尊重するって死ぬほど難しいと思うけど。尊重するという行為は、軽蔑や拒否感、嫌悪感といったほぼ生理的反応を理性で封じ込めることで成り立つもので、道徳心が培われれば自然にできる類のものではないと思う。感情の訓練ともいえる、非常にストイック。
    皆望んで認

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    2025年03月02日
  • ボクはやっと認知症のことがわかった 自らも認知症になった専門医が、日本人に伝えたい遺言

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    認知症という呼び方に変えた話は初めて知った。
    確かに『痴呆』というより良い。
    やや綺麗事な話ではあったが為になる本でした。

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    2025年01月12日
  • 父と娘の認知症日記 ―認知症専門医の父・長谷川和夫が教えてくれたこと

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    認知症患者、家族双方の視点から語られる主観的な認知症経験。ケアする側、される側がどのような感情で過ごすのか時系列で記載。分析というより体験の共有、口語体なのでよみやすい。

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    2024年08月15日
  • ボクはやっと認知症のことがわかった 自らも認知症になった専門医が、日本人に伝えたい遺言

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    認知症の専門医で、日本の第一人者であり、自らが認知症となった事を公表している長谷川先生著作の一冊。
    認知症になっても、喜怒哀楽の感情は最後まで残ると言われています。映画、音楽、美術など、症状が進んでも、最後まで楽しみたい。
    また、先生も触れられているが、最後には、その人が信ずる宗教的支えは、是非ほしいものだ。欧米人に言わせれば、当たり前かもしれないが。

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    2024年04月07日