清水健のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
この本は本当に奈緒さんの強さがわかる作品。
近年、女性に多く見られる乳がんでつらそうな表情や弱音をはかず、強くあり続ける奈緒さんに本当に感動しました。
私だって乳がんになってしまうかもしれない。でも、奈緒さんのように強くあれるとは思えない。弱音をはいたり、誰かに恐怖や心配な気持ちをぶつけてしまうと思うから
子供を産み母となるのか、自分の命を繋ぎ生きることを第一に考えるのかは本当に難しい選択
この作品は年齢関係なく世の中の女性に読んでもらいたい作品。
生きたという証を作品を通してたくさんの人に知ってもらいたい。
16歳の時に初めて買ったノンフィクション作品だったけど、何度読んでも涙が出て -
Posted by ブクログ
途中から読み進めるのがつらくなった。
もちろんどうなるか結末は分かっているが、そこに近づいていくのがたまらなく怖くなってくる。
本で読んでいるだけでこれなのに、当時の奈緒さんや清水健さんの心境を思うと、本当に怖かったんだろうなと思う。
奈緒さんのいつも笑顔で「大丈夫」と言っている様子には心の底から感服する。
その上で周りに気をつかうし、ご主人の清水健さんを想う気持ちも忘れていない。
こんなひと、いる?こんな素敵なひとが。
そして、清水健さんの献身的な様子。ニュースキャスターとしての自分と両立しながら、奈緒さんを助けるためにこちらも命懸けだった。
おそらく本で語られている数倍、読者の想 -
Posted by ブクログ
妊娠中に乳癌が発覚しどう生きていくかの苦悩をリアルに描かれていた内容だった。
悩みに悩んだ結果、中絶をせずに親子3人で生きていくことを目指したが、出産後にメタが見つかり、完治がのぞめない状況となった。
それでも、最後の最後まで気丈に振る舞う2人の姿に涙無くして読むことはできなかった。
一歩引いて夫を支えるという夫婦関係に少し昭和感を感じたものの、読み進めていくうちにいろんな形の夫婦があってもいいんだと思えるようになった。と同時に、誰しもが様々な苦悩を抱えていて、本質的には理解しあえないかもしれないけれど、その中でも少しでも共感できてつながる瞬間に人の温もりを感じるような気がした。
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Posted by ブクログ
顔ぐちゃぐちゃに涙で濡らしながら読みました。もう最初から最後まで泣き通しです。
シミケンさんの妻を愛する気持ち、病気を憎む気持ち、悔しさ、弱さ、そういうもの全てが赤裸々に描かれていて、直球で胸に刺さります。
そして、なおさん(奥様)の強さに心打たれます。息子さんを授かり、その後判明した乳がんの存在は悔しさ、恐怖、不安いろんな感情があったはずです。でもそれを口に出さず、病と闘い、夫を支え、出産に臨むとは。
自分ももうすぐ赤ちゃんが誕生しますが、この子の成長を見れずにこの世を去らなければならなくなったとしたら、悔しくて悔しくてたまらないと思います。
この夫婦の絆や愛を感じ、大変愛しく感じた -
Posted by ブクログ
112日間のママ
2016/2/8 著:清水 健
かんさい情報ネットten.のメインキャスターとして読売テレビの売れっ子アナウンサーであった著者。彼は最愛の妻を亡くしている。結婚までの幸せな日々と子供を授かった時までの幸せな時、しかし、それは長く続かなかった、112日間をママとして過ごした著者の奥様。家族3人とそれを一生懸命取り囲む仲間との日々の激動録。
それは5章から成る。
①出会いから結婚まで
②妊娠直後に乳がんが発覚
③闘病。竹富島への最後の旅行
④緊急入院。最後のお別れ
⑤番組へ復帰
妻子がいる自分にとって、おこがましいかもしれないが、どうしても自分に置き換えて読んでしまっている -
Posted by ブクログ
ネタバレ読書記録です。まだの人は読まないでね。
私はテレビをほとんど見ない。だから、著者のこともあまり知らない。この本については、どんな内容かはうっすら知ってたけど、平積みの表紙の写真を見て手に取った。
この写真が撮られた当時の状況を読んで、しばらく読み進めることができなくなってしまった…
男の人のまっすぐな気持ちが時系列でつづられていて、そばで一緒にいるように感じてしまって胸が痛くなる。
著者の「伝えたい」という想いはあっても、幸せなころから厳しい現実を時系列で辿る作業は、かなり辛いものだったはず。どうすれば一番良かったんだろうかと、自分を責めずにはできないことだから。
今しばらく、父子をそっとし -
Posted by ブクログ
『あさパラ!』や『どっちの料理ショー』などの情報バラエティー番組を担当し、『かんさい情報ネットten.』のメインキャスターをつとめる清水健さんの著書。
清水さんは、担当のスタイリストさんだった奈緒さんと結婚し、1年で妊娠し、幸せの絶頂だった。
しかし、直後の定期検査のときに、胸にしこりがあるから念のためにという程度の気持ちで検査した結果、悪性の乳ガンであることが発覚する。
それもトリプルネガティブという状態で、5つのサブタイプの中で、最も悪性度が高く進行の早いタイプだった。
そんな奈緒さんは、強い意思で出産を望み、清水さんと二人三脚で無事に元気な男の子を出産する。
しかし、出産後からガ