生出寿のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
生出寿氏の本は「知将児玉源太郎―ある名補佐役の生涯」と「秋山真之のすべて」をかなり前、おそらく大学生の頃に読んだきりでした。
いやぁ、痛快というか、快刀乱麻というか、太平洋戦争の山本五十六とその司令部を一刀両断。
『比するに日露戦争の東郷平八郎連合艦隊司令部とは、そりゃ山本が可愛そうというものだ・・・』などと思いつつ読み進めるうちに、山本五十六への冷徹な評価に新鮮な驚きを感じます。とかく軍神とあがめられている感のある山本五十六とは、かくも低俗な人間性だったのかと、ちょっと認識を改めざるを得ませんでした。
昔読んだ「失敗の本質」 という、多くの会社社長が座右の書には、「航空主兵を主張する山本 -
購入済み
面白かったが、とにかく残念なのは「失敗の本質」とその作者の半藤氏を名指しで批判していること。別に半藤ファンでもないが、あんなことをわざわざ書く必要は無く、せっかくの本の品位を下げる。内容としては頷けることが多かったのに、残念。
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試し読み
Posted by ブクログ
読んだきっかけ:100円で買った。
かかった時間:3/28-4/13(17日くらい)
あらすじ:昭和十六年九月、渕田美津雄は第一航空艦隊全飛行機隊の総指揮をとるよう命じられた。彼に与えられた密命は、来るべき真珠湾攻撃の際の空中部隊総指揮官という大役であった…。
かつて教育勅語の「一旦緩急あれば義勇公に奉じ」の一節に感銘した少年が、戦後は聖書の「父よ彼らを赦したまえ、そのなすところをしらざればなり」の言葉に覚醒し、伝道師として再出発する(裏表紙より)
感想: 生出寿氏の戦争モノ、「反戦大将井上成美」についで2冊目。この方の作品は小説というよりドキュメンタリーに近い感じ。そのためすご