生出寿のレビュー一覧

  • 勝つ司令部負ける司令部 東郷平八郎と山本五十六

    Posted by ブクログ

    生出寿氏の本は「知将児玉源太郎―ある名補佐役の生涯」と「秋山真之のすべて」をかなり前、おそらく大学生の頃に読んだきりでした。

    いやぁ、痛快というか、快刀乱麻というか、太平洋戦争の山本五十六とその司令部を一刀両断。
    『比するに日露戦争の東郷平八郎連合艦隊司令部とは、そりゃ山本が可愛そうというものだ・・・』などと思いつつ読み進めるうちに、山本五十六への冷徹な評価に新鮮な驚きを感じます。とかく軍神とあがめられている感のある山本五十六とは、かくも低俗な人間性だったのかと、ちょっと認識を改めざるを得ませんでした。

    昔読んだ「失敗の本質」 という、多くの会社社長が座右の書には、「航空主兵を主張する山本五十六」はヒーローみたいな感じで書かれています。それが生出寿氏にかかれば一介の俗っぽい博奕打ちに豹変、国を博打にかけた卑しい性格の人物となりました。

    どちらが山本五十六の本質をついているのか。

    もう一度「失敗の本質」を読み返してみようと思いつつ、生出寿氏の「凡将山本五十六 烈将山口多聞」も読んでみたいと思います。

    0
    2014年07月23日
  • 勝つ司令部負ける司令部 東郷平八郎と山本五十六

    Posted by ブクログ

    東郷率いる連合艦隊と山本とその一派が実質的に率いた昭和海軍を比較し、山本五十六を批判。ここまで滅多切りに山本とその司令部の面子を叩いているのは、珍しいかもしれません
    当然乍両者とも批判される点はあるのですが、戦争に対する向き合い方が対極的でしたね。

    0
    2018年12月12日
  • 勝つ司令部負ける司令部 東郷平八郎と山本五十六

    Posted by ブクログ

    ロシアに勝った東郷平八郎とアメリカに負けた山本五十六を比較したお話。戦時中の話は「こういう見方もある」と思うに留めるべきだと思いますが、組織としてこうあるべきだろうと納得するお話もあります。

    0
    2017年03月15日
  • 勝つ司令部負ける司令部 東郷平八郎と山本五十六

    Posted by ブクログ

    軍事もの好きな組織を束ねる人に勧め2。山本五十六を軽く批判したい人向け。失敗の本質とあわせて読めば、こんな見方もありますよ的に。

    0
    2013年11月01日
  • 勝つ司令部負ける司令部 東郷平八郎と山本五十六

    Posted by ブクログ

    東郷平八郎と山本五十六を対比した本。
    東郷上げ山本下げ。
    引用が多く、行間が広く、文字が大きいので読みやすい。

    0
    2018年12月22日
  • 勝つ司令部負ける司令部 東郷平八郎と山本五十六

    購入済み

    面白かったが、とにかく残念なのは「失敗の本質」とその作者の半藤氏を名指しで批判していること。別に半藤ファンでもないが、あんなことをわざわざ書く必要は無く、せっかくの本の品位を下げる。内容としては頷けることが多かったのに、残念。

    0
    2014年06月23日
  • 勝つ司令部負ける司令部 東郷平八郎と山本五十六

    Posted by ブクログ

    事実かどうかさておき、神格化される時はその詳細の事実を隠す場合が極めて多い。五十六さん、まさかあなたもカシラ?何れにせよ、勝てば官軍、、という事でしょうか。

    0
    2013年08月10日
  • 真珠湾攻撃隊総隊長 渕田美津雄の戦争と平和(電子復刻版)

    Posted by ブクログ

    読んだきっかけ:100円で買った。

    かかった時間:3/28-4/13(17日くらい)

    あらすじ:昭和十六年九月、渕田美津雄は第一航空艦隊全飛行機隊の総指揮をとるよう命じられた。彼に与えられた密命は、来るべき真珠湾攻撃の際の空中部隊総指揮官という大役であった…。
    かつて教育勅語の「一旦緩急あれば義勇公に奉じ」の一節に感銘した少年が、戦後は聖書の「父よ彼らを赦したまえ、そのなすところをしらざればなり」の言葉に覚醒し、伝道師として再出発する(裏表紙より)

    感想: 生出寿氏の戦争モノ、「反戦大将井上成美」についで2冊目。この方の作品は小説というよりドキュメンタリーに近い感じ。そのためすごく面白い!ということもあまりないですが、知る喜びは強く感じます。
    最近の大河ドラマのように、主役を無理やりいい奴にすることもなく、いい面、悪い面を出来る限り客観的に描いてくれてます。
    山本五十六も戦前は反戦の面が大きく「戦争を止めようと努力した数少ない軍人」ですが、実際に戦争が始まるといろいろと疑問符がつくような采配で連合艦隊を振り回し戦局を悪化させた面も大いにあるようです。
    勉強になりました。

    0
    2013年03月31日
  • 勝つ司令部負ける司令部 東郷平八郎と山本五十六

    Posted by ブクログ

    一度成功を経験者した者は次も成功するとよく聞きますが、そういう人は皆確実な勝算を持っている。別な言い方をすると成功するプロセスを持っているのでしょう。それを繰り返せばいつも成功する。
    逆に失敗する人はうまくいくプロセスを理解していないので失敗を繰り返す、ということがよくわかります。
    もちろんプロセスだけではなく、リーダーとしての姿勢に大きな違いがあります。
    山本五十六にこのような見方があることは知りませんでした。

    0
    2012年05月14日
  • 勝つ司令部負ける司令部 東郷平八郎と山本五十六

    Posted by ブクログ

    戦いに勝つか負けるかの重要なポイントの一つに司令官とその参謀たちとの関係に目を向けた作品。取り上げている司令部は、サブタイトル通り東郷平八郎と山本五十六の司令部。個性の強い参謀を纏め上げた寡黙な司令官と、個性が強すぎてサポートに徹せざるを得なかった山本の参謀たち。山本の下には、山口多聞のような人材が必要だったとしみじみ思わされた。しかし、そんな司令部を支えたのは軍、さらには国民の人気と戦況に対する正しい認識が不可欠であったことにも触れている点が本書をありきたりな本以上のものにしている所かもしれない。

    0
    2012年01月26日