塚本青史のレビュー一覧

  • 三国志 曹操伝(下) 赤壁に決す

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    中国歴史もの専門で書かれている作者なので期待したのだが…。う~む。
    期待値が高かった分、ガッカリ度も大。

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    2011年02月24日
  • 呂后

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    細かいことは覚えてないけど、
    とにかく読み終わった後
    呂后おそろしや~となった記憶だけ
    バッチリ残っている。
    ライバル?の側室にたいする拷問がほんとにひどい。

    ★呂后
    漢の高祖劉邦の皇后。恵帝の母。
    字は娥姁(女偏+句)。謚は高后(高皇后)。
    夫・劉邦の死後、皇太后・太皇太后となり、呂后、呂太后とも呼ばれる。「中国三大悪女」として唐代の武則天(則天武后)、
    清代の西太后と共に名前が挙げられる。

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    2010年01月23日
  • 中国英傑伝

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    授業中、漢文で「臥薪嘗胆」を教えた時、この本の一番最初に紹介されている英傑は、偶然「伍子胥」だったので、迷わず買った。
    高校時代に日本史をやっていても、時代背景とか、小噺・裏話とか、そういうった文学的要素がないとなかなか頭に入ってこなくて、その上、飽きっぽい性格なので、長編の歴史小説などを根気よく読めるかも不安・・・
    ということで、時代・人物ごとに、小噺が紹介されているこの本は非常に便利。
    私の場合、読むというよりは、授業教材に登場した際に辞書のように使っています。
    一人一人が約4ページずつ紹介されており、ちょっとした暇つぶしには持ってこいです。

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    2009年10月04日
  • 光武帝(中)

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    塚本先生の作品は非常に「今の人」に分かりやすいですね。例えも入って「何で?」という部分が簡潔に説明で「なるほど」と理解しながら読めます。彼が何故、次男で一族の長でもないのに即位するに至ったかが理解できます。
    他の天下を取った人たちよりも、彼を支えた人たちに魅力的な人が少ないのが意外です。

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    2009年10月04日
  • 光武帝(上)

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    光武帝(^^ゞ この時代の人が描かれるのは初めてでは?(おっと、“王莽”がありました(^^ゞ) 赤眉の乱の前からスタート。現代の人間だと分からない部分を現代に例えて書いてくれているのは◎ですが・・・ 時代小説的じゃない気も(^_^;) 上巻なので、「前置き的」なのは否めず。中巻下巻に期待。

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    2009年10月04日
  • 仲達

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    ネタバレ

    司馬仲達という「生き残りの達人」をどう描くのかに期待していたが、史実の列挙や創作要素(孔明が“嫦娥散”というアヘン風の麻薬を駆使する設定など)が目立ち、心理描写はやや薄め。ただ物語としては十分面白く、特に仲達と孔明の対決で、常に仲達が優勢に描かれているのは印象的だった。
    斬新さと大胆さが魅力でもあり、読む人によって好悪が分かれる一冊

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    2025年09月27日
  • 仲達

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    魏延が薬で孔明に恩を感じるというところには笑った。発送として面白い。
    孔明を凡人扱いするまでもなく、偉人として祭り上げないところもいい。
    ただ肝心の司馬懿のキャラクターが弱かったのが残念。
    また見所(劉協の禅譲、孟達の最期、祁山の戦い、張郃の最期、五丈原、曹爽の最期などなど)があっさりしすぎていたのも残念。

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    2025年02月21日
  • 四字熟語で愉しむ中国史

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    いろいろな事件や出来事から生まれる四字熟語。
    数千年前から今も使われる四字熟語ができているなんて、中国の歴史ってやっぱり長くて深い
    人間の行動や心も数千年前から変わらないというのもおもしろいな
    歴史からの学びは心に沁みます

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    2024年02月24日
  • 深掘り三国志

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    演義と混ぜてあるような箇所(虎牢関の戦闘とか)も見受けられるが後漢末期が中心の『三国志』ワールドでキチンと終焉で解説してくれるのはありがたい。
    吉川英治は前半は曹操、後半は孔明と言っていたが後半は司馬懿が中心人物の方がしっくりきた。

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    2023年08月23日
  • 深掘り三国志

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    本当に深掘りと言えるのかは賛否がありそうですが,本書後半でいわゆる三国志としてよく知られている範囲の続きに踏み込んでいるところは特徴だと思う。

    ところどころ著者の仮説が含まれているところも興味深い。

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    2023年06月29日
  • 始皇帝

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    始皇帝を主人公にした、500ページにわたる長編小説。
    小説というから、フィクションも多数含まれていると思うが、始皇帝を暴君のイメージ通りに描いている。
    キングダムの嬴政とはほど遠い。
    でも、多分こちらの嬴政の方が実像に近いのだろうと思う。
    むしろ、人の痛みを分からないサイコパスの様な人格でないと、中華では人の上に立ち続けることはできない。

    この本では、嬴政が極悪人に描かれ、嬴政以外の人物、成蟜、母、呂不韋などは、むしろ嬴政に翻弄されている。
    裏切り、謀反、焚書に、虐殺と、本書での始皇帝は凄まじい。

    そして、中華統一後の嬴政は、国造りよりも、不老不死の薬を求めることに躍起になり、それがむしろ

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    2022年09月16日
  • 仲達

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    司馬懿を主役にした珍しい作品。曹丕、夏侯尚、劉曄、曹爽なども個性的に描かれていて面白いが孔明、馬謖、魏延、孫権の設定が奇抜過ぎて賛否が分かれる作品か。

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    2017年06月21日
  • 凱歌の後

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    漢帝国建国後の物語。統一に功績があった臣を呂氏が次々に粛清していく。呂氏の恐ろしさがわかる一冊です。

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    2016年02月08日
  • 凱歌の後

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    漢王朝初代皇帝・劉邦を取り巻く9人を描いた短編集。

    劉邦にあんまりピンときていなかったが、粛清の嵐で怖い。特に正妻が怖すぎる。
    それでも劉邦は魅力的な人物だったのかなぁと思える。

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    2014年01月25日
  • 王莽

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    歴史もの

    簒奪者として有名な王莽の生涯を書いた一冊。苦学の青年時代を経て豪商の後ろ盾のもと漢皇帝から皇位を奪い取り新を築くが後の政策がまずく彼一代限りで滅びるというストーリー。

    絵に描いたような栄枯盛衰です。

    歴史ものらしい一冊でしたが、やはり舞台が海外のものは登場人物が覚えられないwww.最初(もくじのあと)に登場人物一覧が書かれているのでとても親切な一冊です(笑)編集者に感謝!!

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    2013年07月05日
  • 光武帝(上)

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    後漢を起こした皇帝の青年期から皇帝になるまでのお話で、上中下の三巻からなります。地名人名が馴染みにくく、大変お話のスケールが大きいのですこしわかりずらいですが、その時期の中国という国がとてもよくわかります。もっと主人公の光武帝(龍秀)の魅力が引き出されていたら良いのに、と思いつつ、反対にこの書き方や表現がよいのだとも思います。丁寧に読むと面白い本です。

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    2012年12月09日
  • 仲達

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    三国志終盤にフォーカスを当てた話として面白かったし、真実味のある仮説も非常に良かった。ただ、肝心の司馬懿仲達の話としては、人物像を作りきれていないせいで、完成度が中途半端になっているのが残念。

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    2012年08月19日
  • 呂后

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    劉邦亡き後の漢~高祖・劉邦が亡くなると呂后は盈の即位を許したが,寵愛を恣にしていた戚妃の手足を切り,舌先を切り落として,目と耳を潰して肥溜めに落としたが,盈は酒に溺れて政を顧みず子作りもままならない。織女が産んだ恭が即位したが,盈の子であるかは怪しい。劉邦の孫である斉の章は長安で出世し,呂氏には珍しい美女を娶ったが,呂后が亡くなると,反呂陣営の先頭となって,劉の天下を取り戻した。しかし,兄は皇帝とならず,代王の恒が即位し,仁政を施すが経済は復興しない。章の妻・呂氏は呂一族の恨みを晴らすため,淮南王に接近し,夫を暗殺する。皇位を狙う長は北方民族討伐と見せて長安に攻め込もうとするが,計画は頓挫し,

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    2012年07月30日
  • 仲達

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    三国志で悪者になるパターンの多い仲達
    彼を主人公にすればまた、視点も変わる
    この本は蜀が阿片を使って魏・呉に裏で構成をかけていることか
    前王朝の簒奪者としての晋の最初の皇帝(おくり名)としての人気のなさは仕方ないか

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    2012年05月04日
  • 仲達

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    文官の仲達。仲達の視点からのみ書かれていて、仲達が参加していない戦いは全て伝聞で書かれているのが特徴かな。だから、話の序盤はつまらなく感じてたけど、だんだん面白くはなった。諸葛亮が結構悪かったり、孫権がどうしようもない君主だったり。

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    2012年03月08日