一色正春のレビュー一覧

  • 何かのために sengoku38の告白

    Posted by ブクログ

    尖閣でのPRC「漁船」巡視船ブチかまし、超法規的に犯罪者を解放した某法治国家が、ご主人さまに褒めてもらえるどころか、オンドレ舐めた事しくさって土下座して払うもん払わんかい、と恫喝された事件。
    その、現場ビデオを、我が身を顧みずYoutubeで公開し、辺り一面のクズっぷりを天下に曝け出して下さった一海上保安官の著。

    あの頃は正直、どんな理由があれ、公務員が法規に従わないとは、と思った。
    あの頃は正直、尖閣と竹島の区別もあんまりついてなかった。
    流石に、台湾と香港と韓国の区別はついてたかな?

    ただ、当時の民主党政権の足腰立たんくらい大慌てになってたのは覚えてる。

    この人がいなければ、今よりな

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    2024年04月04日
  • 何かのために sengoku38の告白

    Posted by ブクログ

    真実を伝えることで、世の中の人に尖閣諸島問題について考えてほしいとの思いから、動画をアップロードしたと説明している。
    愉快犯でもなく、衝動的な行動でもなく、著者なりに判断しての行動であったことが分かります。
    日本の外交が弱腰であること、一般人の防衛、安全保障に対する意識について問題提起をしている。
    勇気のある行動であったと思います。すくなくとも自分にはできない。

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    2011年05月07日
  • 何かのために sengoku38の告白

    Posted by ブクログ

    真実というものは事実に複数の角度からアプローチしないと
    なかなか見えてはこないものである。
    世に情報はあふれているが、
    選り分けてみると一次情報は案外少ない。
    憶測、カット&ペースト、
    はたまた限りなく「ねつ造」に近い情報。
    自分の頭で考え、判断するためには生鮮材料が必要になる。

    元海上保安官、
    一色正春『何かのために sengoku38の告白』を読む。
    一色が昨年12月に海上保安庁を退官していたことも
    僕は見逃していた。
    尖閣諸島のビデオがYouTubeに流失した事件で
    あれほどの情報量が巷に流布していたことを考えると
    まるで比較にならない扱いだ。
    一方、一色が国家公務員の職を離れたことで

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    2011年03月05日
  • 何かのために sengoku38の告白

    Posted by ブクログ

    尖閣ビデオを流出させた著者。
    You Tubeに投稿するきっかけ、投稿前後の行動などについて書いている。
    元々本も出そうと考えていたらしい。

    本書を読んでみると、たんに国防に関することだけではなく、多くの問題が集約されていることが分かる。
    日本政府のリーダーシップの欠如、日本の組織の意思決定の遅さ、公務員という仕事の矛盾、マスメディアの腐敗と衰退。
    そして特に戦後日本を繁栄させてきた55年体制が限界にきていること。
    日本国民がひとりひとり真剣に考えなければいけないだろう。

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    2011年02月23日