一色正春のレビュー一覧
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ネタバレ2010年9月7日五泉9時過ぎに巡視船「よなくに」が日本領海内で違法に操業している中国漁船「閔晋5179」を発見、中国漁船は航送を開始し、増速しながら巡視船「よなくに」体当たりをし、その後も巡視船の停止命令を無視した上で逃走を続け、再度、巡視船「みずき」にまでも体当たりをしてきたため、午後1時ごろ海上保安官が中国漁船に乗り込んで停船させ中国人船長を逮捕したが、処分保留のまま「無罪放免のまま釈放」された事件の証拠映像の動画をアップロードしたため、犯罪者にされてしまった、一色正春さんの本です。
当時騒がれていましたが、余りにも平和ボケをしていたその当時のわたしには、この事件がどれほどの大きな意味 -
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ネタバレこの二人の方は日本の国防の実務の現場で命懸けで働いて生きてこられた方々です。
このお二人に限らないですが、頭でっかちで実務とはかけ離れてしまっている、極端な表現をしてしまえば「趣味人的」な学者的意見よりも、少しでも現実社会で実務的な働き方をされてきた方々の意見はとても現実的で説得力があります。
李承晩の指示により抑留された竹島漁民たちが受けさせられた死傷者四十数名、拿捕された船は300隻以上で、拿捕された船を韓国が奪い、抑留された漁民たち。
韓国政府が拿捕した日本人漁民を人質にして、日本にいる多数の在日韓国・朝鮮人の悪質な犯罪者を釈放させ、特別在留許可を与えさせ、日韓基本条約の交渉にも、人質 -
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気持ちはよくわかる。しかし、今の日本人は考える力や機会を失っていて、一色さんの思うような議論にならなかったのだと思う。本人目線からすると、途轍もないことを告発するとしても、国民からするとたくさんある事件、スキャンダルの中のone of themなのでしょう。本書に書いてあるような思いを知らせた上で告発した方が効果的だったような気がします。
一色さんの告発には大賛同。これがなかったら、民主党のアホさ加減も露呈されなかったのだけど、これって対外的にどれだけ活用できているんだろうか?宣伝ベタな日本なのは相変わらずなのかな。
昨日の産経で安部さんがやっと公開するって出てたよな。頑張ってほしい。 -
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2010年9月に尖閣諸島沖で起きた中国漁船衝突事件の映像を「sengoku38」としてYoutubeに流した元海上保安官の一色さんが、ビデオ流出に至るまでの経緯、葛藤などを語っています。
公開して全く問題ない映像を突然“国家機密”とした政府、領土問題ではなく「情報管理の甘さ」「動画流出の動機」など論点をずらして報道するマスメディア、国防を語るだけで軍国主義、右翼と判断するような偏った教育など…幕末ものの本が好きでよく読んでいるのですが、当時国のために戦っていた人々は今の日本を見てどう思うのでしょう。
「組織の命令が明らかに間違っている場合、個人はどうすれば良いか」
こちら、本書の中 -
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読んでいる途中、こわくて眠れないことがありました。
理路整然とわかりやすく読みやすく書かれた文章は心に染み入ります。同じサラリーマンとして、何のために一生懸命働いているのかとわからなくなったとき、著者の行動がものすごく理解できます。
著者は自分の欲望のために事を行ったということではなく、逆に多くのものを失っています。自分と自分の家族を犠牲にして、国民に何かを理解してほしいと願っています。また、危険にさらされながら命がけで漁をしている石垣島の人たちを思いかかれた箇所は、偽善的なところは全くなく、涙があふれます。
一読していただき、是非この国のことを考える契機にしてほしいです。 -
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まさに「外患内憂」の一言に尽きる一冊。
名もなき一海上保安官の憂国、勇気、葛藤、苦悩の記録。
多くの国民が疑問と不満と憤りを覚えた、中国漁船による尖閣諸島での違法操業に対する日本政府の対応。法治国家、主権国家であることを放棄したような政府の不可解な姿勢に対し、自らの法知識と立場を冷静に捉え、問題の本質を国民に知らせるべく勇気を振りしぼって行動している。
問題の本質からはずれた扱いをされることを懸念し、マスコミを利用せず、第三の選択としてインターネットを用い、広く世間に知らしめるという当初の目的を完遂している。
秩序を守る海上保安官として以外にも夫として、父として苦悩し、それでも正義を信じ、自 -
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尖閣諸島における中国漁船と海上保安庁の巡視船の衝突ビデオを投稿した元・海上保安官、「sengoku38」こと一色正春氏による告白手記である。尖閣諸島問題の話題がやや下火になったタイミングでの出版に、この問題を風化させたくないという著者の執念を感じる。
◆本書の目次
これ、わしがやったんや
中途採用で海上保安官になった
そもそも尖閣諸島とは
事件の始まりの事件
中国人船長逮捕
東シナ海ガス田の濁った海面
私が尖閣ビデオを目にした日
世界に対して面子を失った日本
侵略を開始した中国
なぜビデオが国家機密なのか
私がやらねば
ビデオ公開前夜
11月4日、実行
ビデオ公開翌日
私が行った罪証隠滅行為 -
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ニュースで見ている時には、何を考えて公開したのか、いまいちつかめていなかった。面白半分でやったのか、もっと考えていたのか。
でも、これを読むと本当に、私と同じような、一般市民の一人が、一生懸命考えて出した結論だったというのが分かってよかった。
読み物としては、文章は稚拙な部分がいっぱいあるし、掴みにくいところもあるし、これだけを読んでいて、この人が思った考えがどこまで考えすぎなのか分からない。でも、苦渋の決断だったんだというのがよくわかった。
尖閣諸島の問題について、あまり深い知識もなくマスコミの騒ぐままに見ていたけど、もっと考えなくては、と思わされた。
しかし、この人の考えすぎじゃないかは、 -
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■尖閣中国漁船衝突問題
1.衝突事件を起こした中国漁船の船長の逮捕容疑は、犯罪を立証しやすい漁業法等ではなく、立証が難しい「公務執行妨害」であった。こうしたことから、この事件については、当初から何らかの配慮が介入っがあったのではないかと思われる。
2.中国人は18~35歳の男性は、軍または民兵組織に属している。つまり尖閣にくる漁船員は全て民兵といっても過言ではない。
3.当初の海上保安庁には、ビデオを公開するのが当たり前だという雰囲気があった。それが、いかなる理由かはわからないが、誰かが突然に国家機密に指定したのである。
4.今回の事件は、私が政治的主張をするために起こしたものではない。ただ、 -
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尖閣諸島沖で起こった、中国漁船と海上保安庁との衝突事故。
中国漁船の船長が釈放・帰国する中、衝突事故の様子が撮影された動画が、YouTubeにアップされた。
一体、誰が、何のために。
世間を騒然とさせた張本人による告白本。
「尖閣諸島沖で、中国漁船と海上保安庁の巡視船が衝突した。中国側は、漁船が衝突されたと主張している」
そのニュースを初めて聞いた時、日本の人々はどう考えたのでしょうか。
私は咄嗟に、こう考えました。
「日本の海上保安庁が、故意にそんなことをするはずがない」
事故であれば別ですが、『絶対』と言っていいくらいに、そんなことをするはずがない。
我ながらあまりにも楽観的な考 -
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