一色正春のレビュー一覧

  • 何かのために sengoku38の告白
    2010年9月7日五泉9時過ぎに巡視船「よなくに」が日本領海内で違法に操業している中国漁船「閔晋5179」を発見、中国漁船は航送を開始し、増速しながら巡視船「よなくに」体当たりをし、その後も巡視船の停止命令を無視した上で逃走を続け、再度、巡視船「みずき」にまでも体当たりをしてきたため、午後1時ごろ海...続きを読む
  • 日本を守りたい日本人の反撃
    この二人の方は日本の国防の実務の現場で命懸けで働いて生きてこられた方々です。
    このお二人に限らないですが、頭でっかちで実務とはかけ離れてしまっている、極端な表現をしてしまえば「趣味人的」な学者的意見よりも、少しでも現実社会で実務的な働き方をされてきた方々の意見はとても現実的で説得力があります。

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  • 何かのために sengoku38の告白
    気持ちはよくわかる。しかし、今の日本人は考える力や機会を失っていて、一色さんの思うような議論にならなかったのだと思う。本人目線からすると、途轍もないことを告発するとしても、国民からするとたくさんある事件、スキャンダルの中のone of themなのでしょう。本書に書いてあるような思いを知らせた上で告...続きを読む
  • 何かのために sengoku38の告白
     2010年9月に尖閣諸島沖で起きた中国漁船衝突事件の映像を「sengoku38」としてYoutubeに流した元海上保安官の一色さんが、ビデオ流出に至るまでの経緯、葛藤などを語っています。

     公開して全く問題ない映像を突然“国家機密”とした政府、領土問題ではなく「情報管理の甘さ」「動画流出の動機」...続きを読む
  • 何かのために sengoku38の告白
    「私には「国民が知れば国益を損なう」という理屈は、国民に対する不信感や愚民感の表れのような気がする。「国民は馬鹿なので(中略)知らせる事は出来ない」自分たちを選んでくれた国民には正しい判断など出来ないと。
  • 何かのために sengoku38の告白
    当人の言葉で語ってくれるこの本はとても信用できる。どっかのマスコミとか専門家の客観的で信用できない話とは違う。この本でも語っているが、事件当時は情報管理にスポットが当てられていて、著者の意図とは程遠かったのだと今にして残念に思う。彼が伝えたかった事、そして各々が考えなきゃいけないことを教えてくれた。...続きを読む
  • 何かのために sengoku38の告白
    安定した職を投げ打ってでも自分の深い思いを実行に移した彼に敬意を表したい。
    世の中は金とか名誉だけではないのです。
  • 何かのために sengoku38の告白
    彼の手記をまとめたもの。
    報道と対にして、きちんと両側から情報を集めて、この問題を考えた方が良いと僕は思う。

    「喉もと過ぎれば、熱さ忘れる」では、いけない。
    報道のあり方って、どうなの?と考えていきたいと思う。
  • 何かのために sengoku38の告白
    まさに「外患内憂」の一言に尽きる一冊。
    名もなき一海上保安官の憂国、勇気、葛藤、苦悩の記録。
    多くの国民が疑問と不満と憤りを覚えた、中国漁船による尖閣諸島での違法操業に対する日本政府の対応。法治国家、主権国家であることを放棄したような政府の不可解な姿勢に対し、自らの法知識と立場を冷静に捉え、問題の本...続きを読む
  • 何かのために sengoku38の告白
    読んでいる途中、こわくて眠れないことがありました。
    理路整然とわかりやすく読みやすく書かれた文章は心に染み入ります。同じサラリーマンとして、何のために一生懸命働いているのかとわからなくなったとき、著者の行動がものすごく理解できます。
    著者は自分の欲望のために事を行ったということではなく、逆に多くのも...続きを読む
  • 何かのために sengoku38の告白
    尖閣諸島における中国漁船と海上保安庁の巡視船の衝突ビデオを投稿した元・海上保安官、「sengoku38」こと一色正春氏による告白手記である。尖閣諸島問題の話題がやや下火になったタイミングでの出版に、この問題を風化させたくないという著者の執念を感じる。

    ◆本書の目次
    これ、わしがやったんや
    中途採用...続きを読む
  • 何かのために sengoku38の告白
    一色氏がビデオ流出するに至った経緯と彼の思いが克明に描かれている。これを読んでいると日頃から感じている日本の病んだ組織体制を改めて痛感する。省益あって国益なしではなくむしろ彼の言う通り『国益あって省益なし』でなければいけない。国家の隠蔽体質に快刀乱麻を断つ筈が(もしくは問題提起程度にしろ)、黒い影に...続きを読む
  • 何かのために sengoku38の告白
    sengoku38という人物に焦点が当てられ、問題の本質があまり語られることなく、この事件への社会的関心が薄らいでしまったのは問題だと思った。
  • 何かのために sengoku38の告白
    尖閣諸島沖にて、海上保安庁巡視船に衝突してきた中国漁船を録画したビデオを公開、波紋を呼んだ、元海上保安官、一色正春氏ご本人の記録。
    公開に至った経緯や、考え、また公開後受けた取り調べが詳しく分かり、日本人として共感に値するところも多い。
    この事件の、一色氏からの視点であり、他多数関係者や、政治的思想...続きを読む
  • 何かのために sengoku38の告白
    ニュースで見ている時には、何を考えて公開したのか、いまいちつかめていなかった。面白半分でやったのか、もっと考えていたのか。
    でも、これを読むと本当に、私と同じような、一般市民の一人が、一生懸命考えて出した結論だったというのが分かってよかった。
    読み物としては、文章は稚拙な部分がいっぱいあるし、掴みに...続きを読む
  • 何かのために sengoku38の告白
    ■尖閣中国漁船衝突問題
    1.衝突事件を起こした中国漁船の船長の逮捕容疑は、犯罪を立証しやすい漁業法等ではなく、立証が難しい「公務執行妨害」であった。こうしたことから、この事件については、当初から何らかの配慮が介入っがあったのではないかと思われる。
    2.中国人は18~35歳の男性は、軍または民兵組織に...続きを読む
  • 何かのために sengoku38の告白
    一番知りたかった「なぜsengoku38という名前なのか」ということに触れて欲しかった。
    本人は「謎」を残しておきたかったと書いてるが。

    全体を通して、ビデオ公開に至るまでの葛藤が描かれている。
    なかなか真意が国民、政府、メディアにわかってもらえなかったと察する。

    文章が下手で、所々読みづらい。...続きを読む
  • 何かのために sengoku38の告白
    これも、また考えさせる本である。
    尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件にて、youtubeにビデオを投稿したsengoku38さんの告白本。

    官僚自身がその組織体系を「仕方ない」と思っているのなら、非常に残念。権限が、とか、激務で時間が、
    とかそういう言い訳を誰が聞きたいんだろう?
    なにか、本質的に、「...続きを読む
  • 何かのために sengoku38の告白
    尖閣諸島沖で起こった、中国漁船と海上保安庁との衝突事故。
    中国漁船の船長が釈放・帰国する中、衝突事故の様子が撮影された動画が、YouTubeにアップされた。
    一体、誰が、何のために。
    世間を騒然とさせた張本人による告白本。


    「尖閣諸島沖で、中国漁船と海上保安庁の巡視船が衝突した。中国側は、漁船が...続きを読む
  • 何かのために sengoku38の告白
    ニュースであの映像を見たときの怒りを思い出した。
    尖閣諸島事件をさらう本として良い。
    事件の対応に納得できる時がくるのだろうか。