大崎麻子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
兵庫県豊岡市と聞いて思い出すのは「カバンのまち」「城崎温泉のアートの取り組み」くらいだったが、地域再生手法としてかなり面白い取り組みをしていると知って驚いた。取り組みの出発点は、起業家育成でも観光振興でもなく「ジェンダーギャップの解消」。さまざまなデータに基づき、官民一体となって進めるいわゆるコレクティブインパクトの一種だが、誰もが見落としがちな原理原則を発見し、言語化し、共有し、その対策をあらゆる切り口で考案し、実施するというやり方はどの地域、どの分野でも参考になるだろう。人口の推移や年代別の分析をするだけでなく、Uターン率を分析→女性が圧倒的に少ないことを発見→若い女性に見捨てられたまちに
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Posted by ブクログ
全体的にとっても分かりやすい構造で、もっと知りたいそれぞれ参考文献やHPが紹介されていて、とっても親切な1冊だなーと思った。
第3章「これからの時代に必要なこと」
・主体的に生きる
①自分を大切に思うこと
②自分を知ること
③自分で意思決定できるようにすること
④「事実」と「意見」を区別すること
⑤「納得」できる選択をすること
・クリティカル・シンキングを習慣にする
①自分の気持ちを言語化する
②「意見」の根拠を吟味する
③自問自動してみる
④非言語の部分も鍛える
第4章「幸福になるための5つの条件」
①健康に生きる
②知識を味方にする
③経済的・精神的に自立する
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Posted by ブクログ
ネタバレ肩書きがややこしくて覚えられないが女性の人権問題に携わる著者によるグローバルな視点での女性の幸福論。国の経済力を維持するために見直されているのが「女性の活用」である。それには「産みやすく、育てやすい社会」換言すると「誰もが生きやすい社会」でもある。日本経済再生のために他国の取り組みを参考にしながら公共政策、投資を試みなければならない時代が到来している。ジェンダー平等の進展度とその国の経済成長には相関関係があると世界経済フォーラムは見ている。その結果2012年、日本は135カ国中グローバルジェンダーギャップが101位であり先進国で最低水準。100人以上の民間企業の女性管理職は4.9%、国会議員の