江口克彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
初めは抵抗を感じた内容もあったけど、理由を読むと、確かにと納得させられる一貫性を感じもした。
松下の意見に対して、私は異なる意見を持つが、松下の人間観はある意味で一貫している。
では、私の人間観の一貫性はどこにある?
自分という存在を広く人間という大きな括りで捉える(→松下の人間観)か、自分1人という単位で自分を捉えるか??いや、でもそうすると、自分と自分以外の人間は違うということになり、「人間観」といえなくなる。
となると、そもそも「人間観」という括りが、松下と私では異なるのか?例えば私は「生命観」?
私の方が広いのか…?狭いような気もする…。などとぐるぐる考えを巡らせていた。
経営の神様と言われているが、ただただ時代に合っていただけだと思う側面は否定できない。現代のように多様性が広がっておらず、画一的で、短期的な人間幸福の追求で許されていたその時代に。どれも思考が短期的であるように感じた。
一方で、こうも思う。そんな時代に即応する思想を持ち、また思想を即応していけたからこそあれだけ成功できたのだと。
けど、それは日本という国の、高度経済成長期というある一定の期間という、ある種のガラパゴス状態に順応しすぎた結果である。
それを松下電機、パナソニックという会社の成長という結果だけを持って、神様だともてはやし、多くの経営者が参考にしてしまったことが、今の日本の多くの企業が、今のグローバル化した世界に、多様化した時代に順応しきれないことに大きくつながっている部分はあると思う。