後正武のレビュー一覧
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論理思考法を対話形式でこれ以上ないくらいわかりやすく説明した本。この本を学校の教科書として導入して、若い頃から論理思考の習慣付けを行えば、日本人の論理思考不足も解消するのではないかと思う。本書に出てくる「風鈴ロジック」などついついやってしまいがち。オススメの一冊。
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【読書メモ】
●「風鈴ロジック」は正しい主張になり得ない。
1つのメッセージのみから別のメッセージを導くのでは、万人が納得する主張とはなり得ない。…実際あの風鈴の場合も、目に見えないけど、そよ風が吹いているという隠れた大前提があって -
Posted by ブクログ
意思決定のための分析の手法を体型的に学ぶため、購読。
あまり体型的ではなかった。
こういう分析もああいう分析もあるよ的な本。
こういう本はいくつも読んできたけど、やはり体系化できる内容ではないということだろう。
意思決定すべき対象は、分野ごとに多彩なで、それを網羅するよりも、分野別の意思決定の方法を整理した方が良い。
ある程度どの分野にも共通するのは、手法でなく姿勢。
例えば、
・分ける
・全体像をまず捉える
・法則性を発見する など
以下は、分析手法であり、かつある程度
どの分野にも使えるもの
・デシジョン・ツリーで期待値で
戦略オプションを評価
それくらいだった。 -
Posted by ブクログ
会計に関する本は、診断士や簿記の勉強をした時から読んできましたが、この本は、同業の企業の経営について損益計算書を使って比較する場合、両者を同じビジネス規模にして行うべきという論点が私にとっては新しいものでした。
本の中では、実際に日産とトヨタのP/Lを使って解説していますが、トヨタが日産と比較してどんな点で優れているのかが、計算書類の数字を解析することで説明できる点は素晴らしかったです。
更に、B/Sを使って、キリンとアサヒを比較していますが、キリンがかなり余裕をもって経営を行っている様子が明らかにしてくれていました。
この本はコンサルタントにとってだけでなく、ビジネスパーソンにとっても