江川晴のレビュー一覧

  • 看護婦物語

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    最近、女としての自分の生き方・仕事 について考える。
    看護師という仕事に惹かれ、古本屋で買った。
    今の私の悩みや、仕事観のど真ん中を突かれた感じだった。
    この話に出てくる人々のように、信念を持って、やりがいを持って、悩みながらも楽しみ、人間味の溢れる仕事がしたいと心から思った。
    これからの自分の道へ希望が持てた気がします。頑張ろうと思った。

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    2009年10月17日
  • 麻酔科医

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    あまり麻酔医と接することが無い中で詳しい実態に近い内容で書かれているのではないかと感じた。主人公の真っ直ぐな姿勢に感動した。またO医師の身勝手さには将来天罰が下ればと思う。

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    2021年07月29日
  • ユートピア老人病棟

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    2009/9/4
    内容(「BOOK」データベースより)
    元眼科医の湯浅マキは七十九歳。物忘れは多少激しくなってきたものの、足腰丈夫、いたって元気な高齢者である。ある日息子夫婦に誘われてドライブに出かけるが、着いた先はなんと病院だった!しかも認知症の傾向が見られたため、そのまま検査名目で入院させられてしまう。同じ病棟のそれぞれ事情を抱えた入院患者たちに次第に興味を抱き始めるマキだったが…。「老い」は罪なのか、老人が誇りを持って生きられる場所はないのか―。コミカルなタッチで高齢者の自立・幸せを問う、ユーモア医療小説。

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    2013年05月11日
  • ユートピア老人病棟

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    加齢と認知症と家族。


    ☆ネタバレ有り☆
    「誰だって好き好んで年寄りになったわけじゃない(中略)でもネ、今のお年寄りの姿は、若い皆さんの将来の姿なんですよ」
    すごく響いた。
    この作品中では老人病棟の閉鎖を聞いて高齢者たちが自分たちのできることを分担して新しい病棟を作ろうと、明るく前向きに終わったけど、現実はそんなことおいそれとできないし、この本が明るい故に高齢者の現実が悲しくなった(´・ω・` )
    自分の一生を考えて、親の一生も考えようと思った。

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    2011年08月23日
  • 産婦人科病棟

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    元ナースの作者さんだということに惹かれて。「患者のための医療か、医療のための患者か。」確かに医療現場は綺麗なことばっかりじゃないし、こんな病院は少なくないと思う。自分は将来その医療ってゆー環境の中でどう生きていくのだろうか、と・・・考えさせられながら読みますた。江川さんハマりそう♪(^ω^=)

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    2011年08月10日
  • 産婦人科病棟

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    看護師を目指す人、高校の進学担当教師に読んで欲しいと思う本。自分がすすもうとする道がどういう場所か調べたほうがいい。主人公は苦労しているがきつい言い方をするとそこしか行けなかった主人公の努力不足。行った現場のひどさは、ほぼ事実だと思って間違いないだろう。

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    2011年06月30日
  • ユートピア老人病棟

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    認知症に関わらず、病気は何でもそうでしょうし、老いの過程もそうだと思いますが、これこれこういうことが出来なくなったと数え上げて悲観するより、まだこんなことが出来るんだというふうに頭を切り替えて生きていくことが必要だと思いました。

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    2010年03月29日
  • ユートピア老人病棟

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    元眼科医であるマキは少し物忘れがひどくなってきた。
    そんな矢先、息子夫婦にピクニックに誘われて到着した先は
    老人病院!
    検査入院ということで無理やり入院させられるが、
    次第にマキは看護師や入院患者に興味を抱く。

    元気なマキさんが私はとても好きでした。
    そして、老人病院と家族という感情が難しい内容を
    さらりとコミカルに書かれていて楽しかったです♪
    読んだあと、すっきり!

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    2009年11月02日
  • 外科東病棟

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    大学病院外科病棟に配属された新人看護婦高樹亜沙子は、医師に不信感を抱き一切の治療を拒否した中年男性の死、10歳の少年の静かな死、外科教授との対立などに直面し、看護婦としての自信をなくすが、先輩ナースや自分を必要とする患者の家族に励まされ看護婦として仕事を続けようと決意する。がん告知、終末医療のあり方をメインテーマに、若い女性の自立していく様子を大学病院を舞台にドキュメントタッチで描く医療小説。

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    2009年10月07日
  • 看とる

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    看護は懸命にやればれるほど、亡くなられたあとの後悔の思いは深くなる。小説を通してもその時の大変さが伝わりました。

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    2024年06月11日
  • 産婦人科病棟

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    病院経営と患者さんのケアの両立の難しさを描いた作品?
    昔事件を起こした病院が話題になったことを思い出しました。
    ちょっとだけ時代を感じる作品でした。

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    2021年10月02日
  • 看とる

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    年代によって感想が大きく変わる物語なのだと思う。
    人生を終わりを身近に感じ、日々大切に過ごしている人たち。
    未来は無限にあると、漠然とだけれど思っている人たち。
    物語を現実的に捉えるか、物語としてしか感じることができないか。
    正直に言ってしまえば、現実味のある身近な物語としては読むことができなかった。
    けれど、医療現場の実情や当事者になったときの不安や辛さはストレートに伝わってきて息苦しいほどだった。
    親身になって相談に乗ってくれる医療関係者。
    江川さんに医療知識があるからだけではない、対人間のあたたかさがそこには見てとれた。
    だからかもしれない。
    一番強く印象に残ったのは救急隊員とあとがきに

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    2017年04月01日
  • ユートピア老人病棟

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    誰だっていつかは年を取り老人と呼ばれるときがくる。
    でも、実際にそのときが来ないと実感はわかないし理解することは難しいと思う。
    物語の中に認知症かどうかの判断を下すための検査の場面がある。
    記憶することが苦手な人は間違えたらそこで認知症と判定されてしまうのだろうか?
    こんな簡単な質問で決めてしまうのか?と不思議だった。
    騙されて病院に入れられたマキは最初は腹を立てていたが、徐々に状況に慣れていく。
    老人に限らず突然まったく違う環境に放り込まれたら、気持ちが動揺するのは当たり前のことだと思う。
    歯磨きと洗顔石鹸を間違えたマキを看護師は笑う。
    けれど、状況がしっかりと把握できるまでは軽いパニックに

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    2017年03月26日
  • 麻酔科医

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    小説ではあるが、看護師さんの経験をもとにしていて、リアルである
    患者に対する先生達の心情も人それぞれ、上に立つ上司もそれぞれ・・・
    若い時に出会った人で、生き方も変わって行くのだろう

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    2016年05月20日
  • ユートピア老人病棟

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    ネタバレ

    旅のお供として文庫本を適当に借りた中の一冊。ぼけ始めたおばあちゃんが老人病棟に入れられて、というお話。拾った一億がどうなるかと思いきや、偽札だった、というオチ。何つーか、病棟のご老人の生態は面白かったけど、全体的にはイマイチ。作者は元看護師さんだそうだ。どうりで。

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    2015年11月04日
  • 麻酔科医

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    作者は元慶應義塾大学病院の婦長(当時)を勤めた経験を持つ。麻酔科に就職した新米医師にスポットを当てた作品。心理描写が浅く物足りない気はするが、麻酔科医とはどういうものなのか知ることが出来た。

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    2014年08月31日
  • 産婦人科病棟

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     新しい命が生まれるはずの産婦人科。そこでお手伝いをしながら准看護学院に通っている新米・志賀有紀子。しかしながらそこで見たものは、決して幸せな患者達の姿ではなかった・・・。

     新しい命を生み出す現場でもある反面、中絶等、命を奪ってしまう現場でもある産婦人科病棟。他、患者には決して見せない、医者・病院経営者達の裏の顔や対立。有紀子は理想と現実のギャップに激しく悩まされることになるが、最後には自分の道を見つける。しかしこの病院、ひどすぎるな。

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    2011年09月07日