藤倉良のレビュー一覧

  • 地球温暖化で人類は絶滅しない:環境危機を警告する人たちが見過ごしていること

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    極端な環境保護活動が、かえって途上国の発展を妨げて、それによって、環境を悪化させてしまっていることを、いろいろな事例を用いて説明している。全く同感。

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    2022年10月21日
  • 環境問題の杞憂

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    今まで自分が環境問題について誤解していたことに気づかされた。
    誤解の原因はテレビ。
    情報を鵜呑みにしてはいけないなと強く感じた。
    といいつつ、早速この本の内容を鵜呑みにしてしまいそうだ…

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    2009年10月04日
  • 環境問題の杞憂

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    ネタバレ

    環境問題を必要以上に警戒する風潮と、必要以上に「そんなの関係ねぇ!」とのたまうトンデモ本の両者に向けて、誠実な学者が客観的な事実と数字を踏まえて冷静に論じている。良書である。
    アスベストなどでは今でも亡くなる人がいるが、基本的にはこの国ではほとんど「環境」が原因で亡くなることはなくなったと言ってもいい。四大公害が発生した頃、この国では「環境」が原因で亡くなる人が大勢いた。亡くならないにしても障害が残ったり疾病を患ったりした人をいれると相当の人数だっただろう。

    しかし、もはやこの国では、そんなことは無いですよと冷静に書いてある。「水がまずくて死にますか?」「死ぬほどひどい水が水道から出てきます

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    2022年05月17日
  • 環境問題の杞憂

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    物事には白黒はっきりさせることが難しく特に環境問題を勉強した時にはそういった事例がたくさん出てくる。はっきり言ってそんなに珍しいことをこの本では言っていない。ただ物事を判断していくのにごく当たり前で重要なことを述べている。そんな気がした作品でした。

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    2013年04月29日
  • エコ論争の真贋

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    最後は感情論という事と、政治は経済が絡んで決して善意からじゃないって事を示してくれいている。武田邦彦先生や伊藤公紀先生への反論も含んでいる(反論の仕方は大人な感じ)。主張の根拠は数値やその出展が明確でないものもあるし、理屈がよく分からないところもあるので、追加で勉強しないといけないかも(CO2の海洋吸収とかの辺り)。次のIPCC報告でまた何か変わるのかもしれない。

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    2011年06月21日
  • 環境問題の杞憂

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    ダイオキシンや環境ホルモンなどの一時期ブームになっていた問題がどの様に的外れな騒ぎだったかを紹介しています。

    環境問題なんかたいしたことない、という趣旨の本かと思っていたら、
    メディアの誇張のおかしさや
    科学調査の不確実性の高さや
    メディアが殆ど取り上げていない環境問題の怖さについて
    色々と書かれていて、面白かったです。

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    2009年10月04日
  • 地球温暖化で人類は絶滅しない:環境危機を警告する人たちが見過ごしていること

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    キャッチーなタイトルながら、キャッチーな話題に振り回されるなという本
    文字量も情報量も多くて読むのがしんどかった。
    大事な内容だし、簡単にいうと、人類が直面する問題は温暖化だけではないし、今なされている温暖化対策も、必ずしも効果的でない事案が数多く紹介されている。
    温暖化対策を単に否定しているわけではなく、包括的に、冷静に判断するのが大事ということで、とても素晴らしい内容である。
    のだが、
    とにかく読みにくい。情報量が多いのはいいことかもしれないが、いかんせん量が多すぎるし、ストーリー性に乏しく、脈絡なく羅列されている印象で、疲れる。
    本を読むのが得意な方にはおすすめ。

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    2022年11月19日
  • 環境問題の杞憂

    購入済み

    杞憂

    筆者の意見に賛成。ただし、環境を大切にしようとする活動自体は、環境への効果はさておき、経済的活動として見ると、持続可能であれば続けるべきと思う。

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    2022年05月07日
  • エコ論争の真贋

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    実にわかりやすく、そしてフェアに、ちまたのエコに関するもろもろを解説した本。
    特に武田教授の言説を、丁寧な口調で、しかし完全に論破しているのはすっきり。原発に関する武田教授の発言を見ればわかるように、ああいうのを放っておくのは害悪だよ。

    で、本書に戻ると、いろんな論点を整理しているとともに、「生物多様性」については、なぜそれを守るべきなのか究極のところはわからない、として、苦しい胸の内をさらしている。そういうところも、知的に誠実であることが伺えてよし。

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    2015年03月15日
  • 環境問題の杞憂

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    環境科学・環境政策の研究者である著者による一冊。
    環境ホルモンや発ガン性物質等、「無条件に悪い」「完全に遠ざけるべし」と一般に思われがちな環境問題を、環境科学の視点から捉えなおす。

    よくある懐疑本のような主張の極端さはない。それぞれの話題では著者の立場が示されるものの、断定的な表現はなく、根拠となるデータから丁寧に解説が行われている。その上で、科学の不確実性、予防原則、費用対効果等の考え方への解説があり、環境問題に対する態度の取り方を考えさせてくれる。

    環境問題の定説や俗説への反論本、というよりはむしろ、科学を実社会に適用する上での考え方を理解する上で良い入門書だと思う。

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    2013年07月20日
  • 環境問題の杞憂

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    大体知っていることが一通り書かれていた印象があります.私にとっては星三つですが,復習して頭の中を整理できますし,学生さんの初学書としては大変おススメです.タバコ,交通事故等のリスクと比較することも,常套手段ではありますが,1冊の書籍にまとまっているのがありがたいことです.

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    2013年01月04日
  • エコ論争の真贋

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    リサイクルはエコか?CO2は温暖化の原因か?生物多様性はなぜ守らなければならないか?これらの問題については、とかく根拠が実は曖昧なあるべき論が先行したり、異文化による価値観の違いがベースになっていることも多いように感じられます。
    本書はこれらの問題に科学者としての観点から、第3者的な見解を示そうとしています。結論としては、環境、エコに関する科学的根拠はまだよくわからない、ということのようです。最終的に筆者の意見は、現状取り組まれている活動を継続する、ということに傾き勝ちのように思われました。
    ただ、国際社会全体がなんとなく今までのままではやっていけない、何か変えていかなければという危機感を持っ

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    2011年03月13日
  • エコ論争の真贋

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    環境問題に冷静なバランス感覚を、ということか。何が言えて、何が言えないか。そのバランスはお金がとりもっている。レジ袋(リサイクル)、温暖化(CO2削減)、生物多様性の3トピックをカバー。どれも大事なテーマに間違いない、ということは論証された。

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    2011年03月12日
  • 環境問題の杞憂

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    マスコミ環境問題ではなく、
    もうちょっとアカデミックな「環境問題」の入門の入門レベル。
    リスクという考え方になじみのない方は
    一読してみてはいかが。
    ちょっと勉強した方には物足りないと思う。

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    2009年10月04日