藤井健太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ作り手として大変勉強になる内容。藤井さんのカラーは、細部へのこだわりとガチガチに固められた理論で成り立っている。面白いの構図を完璧に言語化できている。
・仕事ができないことは1番恥ずかしいことだし、言い訳なんてもちろんできない。でもだからこそ勉強より頑張れるし、頑張らざるを得ない。
・ボケっと見ていたら気づかないものかもしれないけれど、ちゃんと見たらいろいろある。気づかなくても普通には楽しめるけど、気づけば気づいた人にだけ楽しめるモノも用意しておく、そんな奥行きのようなモノを意識している。=「知っていたら面白くて、知らない人は気にならない」引用やオマージュが多く入っているのが藤井健太郎の好み。
・何かを仕掛ける時は、世間の温度感よりも半歩先をいく
・すでに知っていることを説明されすぎたら醒める。ちょっと不親切くらいが心地よかったり、説明しない方が、視聴者も興味を掻き立てられる場合がある。
・古くても良いモノ、面白いモノは、その時代時代に合った解釈やエディットを加えて、残していけると良いなと思っています。
・松本人志「俺は、『憧れてました』とか言われても何も思わないけど。我々がやってきたのはそういうことなんじゃないの?」
・テレビで苦情を言う人に対して。苦情が来ることは仕方ないとしてわこれを素直に笑えない人が可哀想だなと思いました。あの瞬間に笑えるか、それとも「けしからん」と思うか、どちらが正しいと言うことではなく、「けしからん」と思う人の人生はつまらないだろうなぁと。
・ADたちが帰らずに寝泊まりしているのも「家に帰れない」んじゃなくて「好きなモノに夢中で合宿している」ようにも見えたわ、
・現場では、みんなが焦っている時に落ち着いている風に振る舞って、みんなが落ち着いてる時に焦ってる雰囲気を出すと優秀そうに見える。 -
Posted by ブクログ
内容濃かった。
やっぱり藤井さんは僕が思っていた通りの人でした。
とはいえ、僕もマスコミ志望の就活生でありながら全く別業界へ就職することになりそうな一学生であり、全く藤井さんを評価できる立場ではありません。
それでも、正にテレビ局員にしかできない笑いのクリエイティブを追求する藤井さんの価値の大きさは分かっているつもりです。
濃すぎたから一言でまとめると、やっぱり悪意とこだわりの掛け合わせに彼の個性があるなぁと。
私も悪意が多い方なのですが、彼や有吉さん等がその悪意を笑いに変える姿勢にいつも勉強させてもらっています。
そういった方々の活躍をただただ願いたくなる一冊でした。 -
Posted by ブクログ
毎週唯一かかさず見ているバラエティ番組、水曜日のダウンタウン。
そのプロデューサーである藤井健太郎さんの著書です。
本書では水ダウの他、これまで携わった作品について、どんな想いや考えで創作されたのかが事細かに描かれています。
例えば水ダウ。説を採用するポイントは大きく3つあるそう。
①「説」を聞いて面白いと思えるか、そのワードだけですでに面白いかどうか
②検証の結論に興味が持てるかどうか
③結論に至るまでの展開がちゃんと面白く描けるか、そのプランが見えているかどうか
作品の編集は全て藤井さんが実施。
80点を早く出し続けるほうが評価を得られると謳われる現代で、100点へと近づけるための細部へのこだわりが、唯一無二の他番組との差別化に繋がっているのだと思います。
細部は神に宿りまくっている。藤井さんがいうなら納得です。
#悪意とこだわりの演出術 #藤井健太郎 #水ダウ #読書 #読書記録 -
Posted by ブクログ
ネタバレ違う畑ではあるが、今後クリエイティブを行なっていく上で視野を広げてくれる本だった。
これまで完全なるデジタルっ子だった自分にテレビをみるきっかけを作ってくれた著者。彼のどうやって番組を作っているのかが気になり、読んでみた。
第1章では、奥行き・サンプリング・ズラシなど藤井さんの演出への細かいこだわりや考えが見えた。これらは自身で映像を企画する上でも役立つと思うし、意識してみようと思う。
第2章では、藤井さんの全仕事とそのエピソードが記載されているわけだが、正直ほとんど知らない。ただ、見たことないはずの番組も何となく既視感がある。おそらく水曜日でも説として扱われているからだろう。過去の蓄積は無駄ではないのだなと、、、。目の前の仕事を頑張ろうと思えた。
第3章では、藤井さんの過去がざっくりと描かれる。インプットの話や周りと逆の雰囲気優秀説は特に興味深かった。
第4章は、仕事術的な話が多かった印象。中でも、サラリーマンこそフルスイングすべき、は「せやな」と思った。とか、よくある話だが、イメージが大切という話。中身がなくてもイメージがあればいいのである。
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Posted by ブクログ
ネタバレ活躍しているクリエイターの思考を会話形式で楽しく読むことができる。
企画する時の思考・仕事に対する思考・人生に対する思考など、様々な場面で役立ちそうな知見が得られる。
学びを一言でまとめると「進むべき道を定め、既視感がないものを図太く目指し続ける」ということ。
以下、勉強になったポイントを記載した。
・「やりたい」だけでなく、「これは嫌」を考えてみることでも方向性が定まる
・堂々と、ある程度の図太さを持って人と接することで、上下共に人との関係がうまくいく
・興味のあること・やってみたいことはやってみる、そして続ける
・既視感があるものはワクワクしない -
Posted by ブクログ
『水曜日のダウンタウン』の総合演出とBiSHのプロデューサーの対談本。クリエイターとしての側面が注目されがちな両氏だが、本書では現役会社員と元会社員・現社長としての言葉が多いように感じた。サラリーマンに大切なことに「社長の悪口は言うな」「会社の提出物の期限を守る等、サラリーマンとしてちゃんとする」を挙げているのが興味深い。ファン目線だと終盤で2人が「感覚のズレにどうやって気付くのだろう?」と引退について話している部分は少し寂しいと同時にその時までしかと見届けねばという気持ちにさせられる。ちなみに副題に「大人を煙に巻く仕事術」とあるが、まさに読者を煙に巻くがごとく明日から使えるライフハックが紹介されているビジネス書ではないので読むか迷ってる方はその点ご留意を。