筆坂秀世のレビュー一覧

  • 日本共産党

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    共産党の歴史を体系的に読みたかったため勉強になりました。
    党としてのダブルスタンダード的な考えなどにも切り込んでいて、自身の政治感を捉えられました。

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    2024年12月07日
  • 日本共産党

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    テレビでたまにみかける、元共産党ナンバー4(本書では、共産党にはナンバー1以外はいないと書いてあるが)の共産党の回顧・分析録。さすがに内部にいただけあって、的確に矛盾や限界をついていると思った。

    内容としては、入党・離党の経緯、共産党の組織、収益などの状態、党指導部の実態、不破委員長の問題等を扱っている。

    科学的・合理的とは言っていても、最終的には指導者の思考に合わせるだけ=思考停止 になってしまい、結果的に間違いはなかったが、選挙では負けたという総括を繰り返すことになる。今の共産党の内部の問題性を越えていくだけのことができるのか、最近好調になった共産党に興味を覚えた。

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    2014年03月17日
  • 日本共産党

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     かつて日本共産党の幹部だった人物による日本共産党の解説書的な本。新潮新書お得意の入門本だ。ただ単に解説しているだけじゃなくて、日本共産党の問題点をビシッと指摘している。元幹部の指摘は信用性が高い。日本共産党というと「選挙の演説がつまらない」という印象ぐらいしか持っていない人も多いと思うけど、この本を読めば日本共産党をリアルに把握出来るはず。議席は少ないけど良くも悪くも特異な政党だし、教養として知っておいて損はないと思う。
     

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    2012年03月03日
  • 日本共産党

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    福島原発の危険性を国会で指摘していた共産党、ということで興味が沸いて読んでみた。
    1章は、表から見ることができるけれど、意外と知らない、潔癖で有能な共産党の姿。社会主義革命の前に、プロレタリアートが主人公の民主主義革命というものを目指しているんだ、ふーん。秘書軍団の調査能力といい、企業献金も政党助成金も必要ないことといい、社会主義革命さえ外せば、なんか理想的な政党かもとも思ってしまう。
    でも、次の章からはトーンががらりとかわる。厳しい党財政、疲れきった真面目な党員、名ばかりの幹部選挙、いいとこ取りの宣伝、受け継がれるワンマン運営。なるほど、共産主義の革命家というイメージ以外に、票を集められない

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    2011年07月21日
  • 日本共産党

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    [ 内容 ]
    「鉄の規律」「秘密主義」。
    現在でも公安警察の監視対象ゆえに、ある種の物々しさが漂う日本共産党だが、その実態とは―。
    出来レースで選ばれる党指導部、給与遅配も珍しくない地方組織、度重なる募金で疲弊し離党する一般党員たち。
    党歴39年、党ナンバー4の政策委員長となるも不祥事を契機に参院議員辞職、離党した著者が、日々の党運営の仕組みから宮本顕治引退の真相まで、「革命政党」の内情を明らかにする。

    [ 目次 ]
    序章 なぜ私は入党し、離党したのか
    第1章 日本共産党とは如何なる政党か
    第2章 革命政党の実像
    第3章 見えざる党指導部の実態
    第4章 不破議長時代の罪と罰
    第5章 日本共産

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    2011年05月21日
  • 日本共産党

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    ひたすら党名のイメージの悪い、共産党。

    国民にとって、よさそうなこと(戦争反対、消費税反対)ばっかを言ってる中で、
    「共産党」って名前のイメージだけでマイナスなのかなと、ふと疑問に思い、読んでみました。

    不破氏とか顔と名前がかろうじて一致する程度の知識で。

    共産党(幹部)であれば、善。
    そうでなければ、悪。

    朝通勤時、たまにビラを配っている(おそらく)党員。
    可哀想になって、たまにもらうようにしましたw

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    2010年09月04日
  • 日本共産党

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    共産党さんは、何かと気になる存在なので…
    自分のイメージしていた共産党と、
    筆坂さんが述べる共産党の実態とが、うまく重なり合ったので、
    ああ、やっぱり共産党ってそういうところだったんだと再確認できた。
    もっと突っ込んだところも言及してくれていればという思いもある。

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    2010年02月28日
  • 日本共産党

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    これも創価学会に続きどのような組織なのか知りたくて読みました。

    『党本部』と言って責任の所在を棚上げしているようでは日本共産党には未来はないのではないかと思いました。

    また上の決定は絶対と言論を封殺するような組織には希望はないでしょう。

    熱心な共産党員ほど苦しい思いをしているなど内部事情が知れたのはよかったです

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    2009年10月04日
  • 日本共産党

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    現在の日本共産党の内実を忌憚なく綴った書。

    なるほどね。大半はメディアでみる共産党をじっくり観察しているとわかることだが、ブラウン管、紙面からは見ることが出来ない共産党の実態も綴られており、なか×2興味深く読めた。

    共産党を盲信している方々に是非読んでいただきたい。彼らは巧みな話術、立て板に水の弁舌で、もっともらしいことをしゃべってはいるが、冷静に、よく考えればかなり無理のある主張、または矛盾した発言がほとんど。

    こういった例は枚挙に遑がないが、彼らは理想を述べるばかりで、その理想に到達するプロセスが全く見えてこない。現実味がないんだよね。

    増税反対・手厚い福祉の実現ってのも、実際これ

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    2009年10月04日
  • 日本共産党の最新レトリック

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    どうしようもないね。
    自意識と屁理屈と、でもどこかで純な思想が入り混じっている。
    ファンタジーの中でしか生きていけないのか。そう思わせといて、一点突破全面拡大を狙っているのか。

    まあ、立憲さんと共闘できたのが嬉しくって、今更袖にするのは許さないという気持ちはものすごく分かるわ。

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    2022年02月04日
  • 日本共産党

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    【294冊目】日本共産党の元政策委員長(党序列ナンバー4らしい)の筆者による、内情暴露&日本共産党の解説本。

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    2021年12月20日
  • 日本共産党

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    ネタバレ

    党のナンバー4だった筆坂秀世さんが、自戒もこめて日本共産党の内情を語った本。

    不祥事を契機に議員辞職および離党した筆坂秀世さん。政策委員長を務め最高幹部であった筆坂さんが、あまり知られていない日本共産党の内情を語っています。

    ここに書かれているのは、政権を担おうと考えている組織としてはあまりにもお粗末な実態です。権力にしがみ続ける指導部。給与遅配もめずらしくない地方組織の現状。赤旗の販売拡大や募金で疲弊する一般党員。反省を全くしない総括。いつの間にか変更されており、一般党員すら気づかない方針。

    本書に書かれているのは、典型的なダメな組織の姿です。

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    2021年04月16日
  • 大手メディアがなぜか触れない 日本共産党と野党の大問題

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    元共産党思想に賛同していた上念さんと、元共産党第4位の筆坂さんの対談。
    共産主義そのものに対する批判とか評価はなかったように思う。それだけでもう、少なくとも戦後の敗戦革命危機を終えた後の共産党ってなんだったと思わないでもないが。
    真面目に、政治を考えてるのは、野党では共産党だけなんだなと感じた。良し悪しはともかく。
    共産党体制の根源的な歪さと、日本共産党の神の目がすべからく間違っていた事への嗤い。

    話にもならない、他の野党。

    悲しくなるよね。

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    2020年03月04日
  • 日本共産党

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    実際に共産党のナンバー4にいた人物が書いた本。
    共産党の実像について迫り、批判を加えている。なかなか無いテーマの本なので、結構面白かった。
    自分が正しいことをしているとして、うまくいかなければ、与党や国民に責任を転嫁するという箇所は、批判として正当だと思った。

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    2016年05月02日
  • 日本共産党

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    筆坂さんの共産党愛を感じる。◆本書を読んでビックリしたのは、共産党幹部は党内の選挙で選ばれていないこと!◆◆政党助成金も貰うべきだ。

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    2020年07月27日
  • 日本共産党と中韓 - 左から右へ大転換してわかったこと -

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    戦前の日本共産党は、ソ連共産党が指導するコミンテルン(共産主義インターナショナル)の日本支部であった。
    「帝国主義戦争を内乱に転化」、つまり戦争を内乱に転化し共産革命を成功させることが最終目標であった。

    現行憲法制定時に政党として唯一反対したのが日本共産党。野坂参三が党を代表して長広舌の反対演説を行った。

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    2015年11月09日
  • 日本共産党と中韓 - 左から右へ大転換してわかったこと -

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    元共産党No.4の地位にあった著者による共産党論。確かな野党を掲げ、いま勢力を盛り返している共産党の基礎がわかる。


    太平洋戦争に反対した唯一の政党は共産党!とよく主張している。 確かに軍部に弾圧されていたわけだし、当時の軍部を批判していたのは間違いない。だからといって平和を目指していたということではない。彼らが目指していたのはソ連と手を結び天皇制を廃し、内乱を起こすことによって革命を起こすこと。武力による国家転覆だ。


    そして憲法9条の成立の際に、唯一反対した政党。そりゃ天皇制を廃すことを目指し、武装闘争路線をとっているんだから武力の放棄なんて賛成できるわけがない。


    中国共産党との関

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    2017年08月15日
  • 日本共産党

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    共産党に興味があったワケではないが,
    他書で本書が薦められていたので読んでみた。

    恥ずかしながら,著者の筆坂秀世氏も
    あまり記憶にない。

    以下,感じたことを箇条書きする。

    ■一つのモノの考え方に固執するのはよくない。
     自分と異なる考えを排除してしまう。
     相手を非難,排除することが目的となってしまい,
     建設的な議論ができない。
    ■共産党員は大変。

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    2013年04月30日
  • 論戦力

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    著者は、元共産党議員。スキャンダルに巻き込まれ現在は、評論家的な立場で発言をしている。ここでは、著者の国会での活動を振り返ると共に、プロの目からみた論戦というものについて分かりやすく述べています。

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    2011年07月11日
  • 日本共産党

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    ハニートラップによって失脚した元共産党政策委員長の内部告発本。

    共産党のガチガチな組織体質が暴かれる。引かれ者の小唄だが、もっともだと思わせる挿話や意見が多い。例えば、F氏の院政による弊害、政党助成金受け取り拒否にまつわるデメリット、組織的な言論統制。

    テレビの討論番組に出てくる共産党議員が何故パッとしないのか。その原因は根深い。

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    2010年05月19日