花衣沙久羅のレビュー一覧
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世界観は壮大
作家買いの、中古本買い。
壮大な世界観に期待が膨らみましたが、あまり引き込まれませんでした。
すごくライト。
昔の作品の方が好みでした。
元々が携帯小説なのでしょうか?
ページの下三分の一が空白なことが多く、短めの文。
読みやすいけれど、何だかな〜、物足りない。
そして私の読解力がないからか、意味不明なラスト。
あなた、誰ですか?
読み落としたかな?
表題のイメージか何かでしょうか?
誰か、教えてください。 -
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ネタバレ花衣沙久羅さんのはあんまりハズレがないのですが、獣ものかぁってところが私には敷居が・・・。
なので、しばらく積読になってましたけど、読んでみて、やっぱり花衣さんのはいいなぁって思いました。
全体的に旧漢字が使われているので、苦手な方は読みづらいと思いますが、私は古文とかも好きな方だったので、懐かしい感じがしました。
(ああ、これってこんな字だったなぁって)
吸血女リリスであるかほる子と天敵の人狼ルー・ガルーの脩季でしたけど、嫌いな獣姦はないし、かほる子のために我慢できる脩季がかっこいいです。
ラストがあんな感じになるとは思いませんでしたけど、櫻子と美静のその後も見たかったです。
(付き合 -
Posted by ブクログ
ネタバレ顔にキズがあり、両親から厭われていた野獣と呼ばれる領主グリフィスと、同じく母親から厭われて折檻までされていた王女ダーナ。二人は敵どおしなのに、お互いの身分を知らずに知り合い、愛を育み、その後は当然敵として再会。
よくある設定かなって思いますが、暴力をふるったあとに必ず反省するっていうグリフィスって、なんかDV夫って感じがして、どうかなって思っちゃいました。大きな男性がよく涙を流すってのも私的にはうーん。
グリフィスとダーナの出生の秘密とか、キズの原因とかが明らかになったり、最後に唐突に出てきた王様とか、ちょっとご都合主義って感じがしないでもないですが、最終的にはいい感じでハッピーエンドにな -
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ロミジュリ風味。あとがきにも、はっきりロミジュリをやりたくて、とある。
ぶっちゃけ二家の対立ぶりはあんまり描けてなくて、単なる設定になってる。だけどまあ、そんなことはどうでもよくなる花衣先生の甘さマジック。
蝶が出会いや、合間の会話や、ラストの解決やオチにも出てきて、一本筋が通ってました。こういうのはいいなあと思う。物語的にドラマチックで。
主人公は何か職業や目指すものがあり、父親は冒険で不在、ヒーローは過去に影があり、、、って花衣先生の定番で読み慣れてるんだけど、まあ面白い。
最後の洞窟はRPGのダンジョン風味。
妖精の旗というのも、途中では、なんの関わりもなかったとツッコミたいんだ -
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ネタバレ父親が急死したことで生活が一変した三姉妹のお話です。登場人物紹介のところでは、四女とあるのに三姉妹しか出てこない。あれ?っと思ったら、三女は修道院にいて、最後のお話しか出て来ませんでした。
「ガーディアン・プリンセス」にも出て来ていたカークランド子爵とアリスのお話ですが、ジェラルド・ムーアも出て来てて、彼が待っているのはヴィヴィアンなんだろうなぁって、ちょっとにんまり。
お話は「恋人たちのファンタジー・ヒストリカルシリーズ」っぽい感じで短編になってましたけど、1冊=1人っていう感じでシリーズになっててもよかったかなあって思いました。
全部のお話いいんですけど、ちょっと物足りなかったです。 -
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ネタバレ2冊目は時代も場所も変わって、フランスです。
継母や継子たちに虐げられる生活を送っていた、リゼットはお花と話ができて、庭園造りが大好き。
その才能を買われて、ヴェルサイユ宮殿に呼ばれたんですけど、それには結婚していないといけない。
そうして、リゼットとヴァランタン子爵ラウールが結婚となりますが、最初は政略結婚で、ラウール側はリゼットにいい思い出があったはずが、それを最初から出してこなくて、なんか物足りないかなぁと。
最初にそれを伝えていれば、いい感じだったと思うんですけど。
あと、リゼットが継母や継子に虐げられる生活がもうちょっと書かれていてもよかったかなぁと思いました。ちょっと物足りなか -
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ネタバレ7巻目。最終巻です。
前巻の最後で気になるところで、終わってましたけど、始まりは、ヴィヴィアンの父ヘンリーとジェラルドの母ミランダでした。双方生きていて、ミランダは本編の間にジェラルドの過去についてヘンリーに語ってくれているんですけど、特にそれだけだったのは、ちょっと残念。ヘンリーが国に戻って、侯爵として復帰して、ジェラルドを気に入ったみたいな記載があってもよかったかなぁ。
一方、ジェラルドとヴィヴィアンは、また危険なことをしてて、特にヴィヴィアンは、無謀なことしすぎです。ほんと自分の実力を過信してますねー。
ヴィヴィアンが記憶を失ったことで、ジェラルドはヴィヴィアンに正体を明かしますが -
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ネタバレ2巻目。
ヴィヴィアンは、まだバロン=ジェラルドというのに気付きません。でもバロンへの恋心は募るばかり。
ジェラルドもヴィヴィアンのバロンに対する態度とジェラルドに対する態度の違い、あと身分に差があることで、ヴィヴィアンの結婚相手にはなれないことに悩み、でもヴィヴィアンを別の男に取られたくないという思いに葛藤してます。
父の侯爵が不在の中、結婚相手を選ばなければいけない状況に追い詰められたヴィヴィアンは、バロンに自分を盗み出すようお願いし、罠に掛けられたこともあるけど、無事?盗まれました。
水に入ったら、バロンの正体がばれるのかと思ったけど、今回もばれなかったみたいです。
ギーズ伯爵の陰 -
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Posted by ブクログ
超ベテラン、花衣沙久羅さんの作品。
自分で書店に行くようになった中学生のころから、作品は見かけていたのですが、以外にも初読みでした。
帰省先からの戻りに、持っていた本を読み切ってしまい、駅の売店で何となく手に取ったのですが、なかなかおもしろかったです。
お話は、”地味で目立たない”女の子のナナクトが、ひょんなことからある事件に巻き込まれ、王子ソカリスと行動を共にすることになる。事件解決に奔走する間に、二人の間に愛が生まれ、という、ざ”りぼん”的な、王道のラブストーリー。それ以上でも以下でもなく、一番の評価ポイントは、安定感です。
月々の刊行数が多いバルトらしい作品だと思います。
昔のマーガ