豊田穣のレビュー一覧

  • 蒼空の器

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    ネタバレ

    一番気に入っているのは、兵学校時代の話である。
    著者の豊田穣氏も卒業生であることから、兵学校での生活の様子がよくわかり、同期生たちの様子も活き活きとしている。
    たとえば、兵学校を合格し江田島へ行った日、仲間たちと古鷹山へ登ることになったとき。
    どん尻を行く豊田氏のあとから応援の声を出しつつ、さらに遅れて私も一緒に登っている。
    入校式が済んだあと、階段上りで豊田氏が豚にたとえられながらやり直しを命ぜられているのを心の中で励まし、自分もやり直しを言い渡されて移動先へ着くまでにすっかり疲弊している生徒は私。
    と、現実的には学力・体力共に入校のためには力不足を感じるものの、本の中では鴛淵生徒や豊田生徒

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    2022年09月24日
  • 零戦よもやま物語 零戦アラカルト

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    筆者の一人、「豊田穣」さんは、艦爆乗りで、撃墜されて捕虜になっていたパイロットです。
    自身のエピソードで、かいた「俘虜記」や、「蒼空の翼」はまだ読んでいませんが、これも是非とも読みたい物です。

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    2009年10月04日
  • 四本の火柱 高速戦艦勇戦記

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     金剛型戦艦の最期を書いた小説。四隻全部を扱ったのは珍しいなと手にとって見ると、真坂の豊田氏でちょっとびっくり。比叡・霧島に結構ページを割いて、金剛・榛名はさらっと書いているあたりは、末期過ぎて資料が少なかったのか、思い入れが違うのかは謎です。
     個人的には、表題作ではない黒田参謀について書かれた話しのほうが興味的でした。

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    2011年02月23日
  • 戦艦武蔵レイテに死す(上)

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    巨大戦艦武蔵の物語。太平洋戦争当時に極秘に開発された戦艦大和と同種艦武蔵、世界最強46センチ主砲搭載、テクノロジーの終結にようる沈没しないシステム、攻撃されて片側から浸水したら、その反対側も同じ量を浸水させて、船を水平を維持する。だがしかし、その運命は悲しい方角へ向かっていた…。

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    2009年10月04日