奈波はるかのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
7月の新刊。
少年舞妓シリーズ37作目!読み切り。
書き慣れた作家さんらしく、テンポよく、それなりにまとまった作品。
だけど、わざわざ買ってまで読むほどのものじゃない気がする。
古い時代の少女小説の感じをひきずってるような気がするし。
雑誌の連載でさくっと読むので十分なシリーズだと思う。
はやりのニアホモ、ショタ風味しかも女装っていうのは面白いとは思いますが、やっぱり私の好みではなく。
けれども今回は「永遠の美少年」と言われる阿修羅像をモチーフにしたところはよかったと思います。ラストの楡崎との会話もにやりとさせられるし。
あやうげな色気をかもしだしてる少年像は、このシリーズにとてもリンクしてい -
Posted by ブクログ
東京でタイトルを目指し、師匠の下で修行中のプロ棋士紫堂と、京都で舞妓をしている千代菊はお互いを思いあっているが恋愛禁止の厳しい世界。ところが、紫堂に女性の影が!?混乱する千代菊は紫堂への思いを諦めなればいけないのかと悩む日々。そこへなんと置屋で二人はばったり再会する。しかし、そこへ紫堂の師匠が乗り込んできた。なのに紫堂は、千代菊を抱き寄せて自ら破門されるような行動をとった。どうしても腑に落ちない千代菊は、ことの真相を探るべく動く。そして知った真実と、紫堂の破門を何とか取りやめて欲しくて画策する。楡崎は頼ってくる千代菊をキスで買収して、活躍したり、紫堂と交友を深めたり!?千代菊を取り合う楡崎と紫