菊池淳子のレビュー一覧
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なんか話の構成とかストーリーの作り方を知りたくて、ガストで初めて一気読みというのをした。メモとかしながら4時間くらいかかった気がする。
冒頭のログラインの説明が長くて、マジで大事なんだと学びつつ、ビートシートの説明あたりからめちゃくちゃ面白い。
そうそう、こういうのを知りたかったって感じ。
このビートシートを知ってから映画とかドラマを見ると「あ、ここでミッドポイントね」とか「はいはい、悩みのとき」みたいな感じで構成理解してるマンになれる。
あとはボードに付箋いっぱい貼っていって構成作りするヤツやってみたいな。部屋の壁一面使って。なんか誰かのブログでこの構成を考えるのが楽しすぎて毎日やって -
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・売れる脚本のコツ
→ 一行 (ログライン)でどんな映画か明確に答えられる。
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ログラインに必要な4つの要素
① 皮肉 (つかみ)がある
② 映画の全体像が見える
→ 時間設定やいろいろな可能性を予想させることができる。
③ ターゲットの客層や製作費が明確かどうか
④ パンチの効いたタイトル
→ ストーリーを象徴するような言葉。
・ハイコンセプト=映画を見やすくすること
・ジャンル
→ 新しいジャンルを生み出そうとするのではなく、既存の同じジャンルの作品をふるいにかけ、その中からプロットに必要不可欠な要素を手に入れる。
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① 家のなかのモンスタータイプ
→ 逃げ場のない場所でモンスタ -
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ネタバレ売れる脚本には法則がある。芸術特に時間芸術と言われているものは一定の「型」が見られるが映画脚本においてもそれがあるということである。「三幕構成」が有名だが本書が提唱するのが「BS2(ブレイク・スナイダー・ビート・シート)」である。
BS2は以下で構成されている。この構成がキモである。構成を作った人が「脚本家」として印税を手にできるのだそうだ。また全体を110ページとした場合は下記の長さはほぼ決まっており、業界の人はペラペラとめくって見るだけで良いものかどうなのかの判断ができる。ベンチマークの意味あいもある。なかなかシステマティックである。
1.オープニング・イメージ
2.テーマの提示
3. -
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ネタバレ「脚本術」とあるが、規模こそ違えど、プレゼン資料や読書感想文にも活用できそう。脚本家だけでなく、ビジネスマンや学生も一読の価値あり。
全体的にシニカルな口調でさらっと読めるし、映画の名前もたくさん出てくるので、映画評論的な目線でも読めるかと。
各チャプターには練習問題があるし、後半は完全に脚本家向けと感じた。
以下参考になった箇所。
・ログラインを最初に考える
→どんな映画なの?を簡潔に一行で表現
皮肉やパンチが効いているか
観客層が想定できるか
実際に興味を持ってもらえるかテストする
・共感できる主人公であること
主人公は最後には成長すること
・構成を考えてから描き始める
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映像関係で働いていた友だちと映画の話をしていたらこの本の名前が出てきて、今のハリウッド映画は基本的にほとんどがこの本の仕組み通りにできているという話を聞いたので、映画の仕組みとははたして、と思い読んでみた脚本術の本。こういう本は読んだことがなかったのですごく興味深く読めたし、なるほど思い起こせばそういう感じにできてるかもと思ったり。これを頭に入れたうえで、ますます映画を見たくなる。
以下、要点抜粋
どんな映画なのか、一行で説明できるようにする。
一行で読者の心をつかめないようなストーリーは聞くまでもない。この一行がログラインと言われる。
良いログラインには4つの共通項がある。
まずは -
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売れる脚本には15のビート(イベント、物語の移り変わり)があり、これを細かく説明しているのが本書の目的です。
人を惹きつける者には必ずストーリーと変化があることに気づきました。目的は主人公の求めるものを手にすることや問題を解決することですが、それに追い付くまでにどのようにストーリーを展開(変化)させていくのか、読者に未知の体験をしてもらうかが大切だと感じました。
例えば、お笑いでいうと、オチが読めないギャップに笑いが起こったり、どれだけストーリーを展開させても受け手が求めているキラーフレーズに落ち着くことで笑いが起こったりします。ただ、ストレートに淡々と進めるのではなく、進めるまでに変化をど -
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ドラマの構成とは、関連のある事件・出来事・エピソードを解決に向かうように並べること
プロットポイント1とは、ストーリーの本当の始まりである
まずは、アイデアをもとに、テーマ、アクション、主人公を考える。それから、ストーリーをつなぐ4つのポイント(結末・発端・プロットポイント1・プロットポイント2)を決め、パラダイムを作る
4ページのあらすじを作る
オープニングシーンの再現
残りの第1幕で起こることの要約
プロットポイント1(第1幕の終わり)の再現
第2幕で主人公が直面する障害(物理的・精神的)を4つリストアップする
4つの障害を中心に、第2幕で起こるアクションを要約。各障害は2,3行で書