【感想・ネタバレ】SAVE THE CATの法則 本当に売れる脚本術のレビュー

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Posted by ブクログ 2023年10月21日

すごくよかった!もっと早く読んでおけばよかったと思うほどだった。
明快な体系的に脚本術について描かれており、確かにこの方法でハリウッド映画は作られているし、このように書けば、ある程度面白い作品は作ることができるであろうという確信があった。この方法を取り入れる実践的な手法についてもきちんと書かれている...続きを読む

それでいて、平易で親しみやすい文章で書かれているので、読みにくさも感じなかった。

ほんと、もっと早く読んでおけばと思った。
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もう一度通読した。

SAVE THE CATの理論編。頭の良い人だったり確固たる方法論を確立しているひとにとってはこれだけで良いと思う。

この本で大きく解説しているのは3つだ。

・描く価値のある主人公の描き方
・ストーリーのタイプ別の10の作品分類
・15のシーンからなるプロットの解説

主人公は観客から応援されなければならず、そのテクニックの1つとして「猫を助けるシーンを挿入しなさい=SAVE THE CAT」ということ。要するに観客の共感を呼ぶように設定しなさい、みたいなこと。

物語は脚本のタイプによって10個に分けることができるというもの。たとえば「何かを求める旅に出る」というタイプの脚本という分類をすれば『オーシャンズ11』も『プライベート・ライアン』も『バック・トゥ・ザ・フューチャー』も同じジャンルだと彼は言っている。こうやって分類してから作品を分析していくことによって、執筆中の脚本の参考になる。

この本で一番大事なのが3幕構成をさらに細かく分割した『ブレイク・スナイダー・ビートシート』なるもの。著者の名前を冠したこのシートに当てはめていくことによって映画の脚本を簡単に完成できるというもの。
確かにビートシートを頭に入れながら作品を見ると、該当する箇所がおおむね同じ時間で出現する。

今まで読んだ脚本術の中で一番分かりやすく、実践的だった気がする。おすすめ。

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Posted by ブクログ 2023年02月18日

【動機】聞きたくなるようなストーリーをつむぐためのヒントにしたくて

「脚本」というジャンルで複数のサイトで薦められていたので興味を持った。
映画よりもっと短い、なにかの背景説明に用いたかったので、ちょっと変えた方がいい部分もあるだろうが、映画の構成が知れたり、おおまかなジャンルがわかったり、違う視...続きを読む点が持てた。

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購入済み

一生使えるストーリー制作

2022年08月26日

シナリオの修正の仕方がめちゃくちゃ参考になる。まだ何もわからない初心者にオススメ。説明の仕方が面白くて楽しく読めます。

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Posted by ブクログ 2021年05月31日

ハリウッドの作品って、中には嫌いという人もいるけれど、私は逆で、どの映画も毎回すごくよく出来ていると心から感心する。
日本映画を見てると眠くなって飽きちゃったり、感情移入できずに終わることも多いのに(すいません、でも事実)、ハリウッド作品にはそれがほとんどなくて、逆にこんな作品で泣くー?ってくらい毎...続きを読む回大泣きしたり大笑いしたり。

絶対に、海の向こうのあの国には、何か脚本を書くマニュアルとかシステム的なメソッドが確立されているはず!! そうじゃないと、こんなにいくつもいくつも長期にわたって継続的におもしろい作品が量産され続けられるはずがない!
…などと思って、その答えがほしくていろんな脚本術の本を読んだけれど、今まで私が読んだ中では、納得いく答えがなかった。

しかし、やっと、そういうことが書いてある本を見つけた。
絶対あると思っていた。何ページまでに何を書いて、何ページでこういうシーンを入れて、と細かくマニュアル化した本。
それがこの本です。

読み物としてもおもしろかったし、その理論はとても説得力があるように思う。(といってもあくまでも私は映画を見る側なので、受け取り手として感じた説得力ですが)

印象的だったのは、ミッドポイントが必ず45分で訪れる、というのを著者が発見したエピソード。なかなかすごい発見だと思った。
今まで見た映画を思い浮かべても、確かにだいたい1時間くらいでそういうシーンが来る。
そしてそのタイミングは110ページの脚本では55ページ目に来る、という著者の主張にもなんとなく納得。少なくともハリウッド映画を見る時にわたしたちが期待している物語の起伏は、映画のジャンルにかかわらず、大まかにはそのような形になっているように思う。
きっと太古の昔から、人類は「物語を語る」という行為のテクニックを実地で磨いていって、その到達点の一つがハリウッド映画なんだろうなぁ。

ミッドポイントだけじゃなくて、映画は四幕になっていて、それぞれの区切り(第一ターニングポイント、第二ターニングポイント)が来るタイミングも、基本的には決まっている、というあたりになってくると、統計学の箱ひげ図をほうふつとさせられて興味深かった。
ミッドポイントを挟んだターニングポイントは、中央値を挟んだ第二四分位数と第三四分位数みたい。

今後は映画よりも海外ドラマが主流になるんじゃないかと私は感じているが(映画は今の二時間ドラマか、テーマパークのアトラクションみたいな位置づけになるのではないかしら、などと勝手に予測)、その海外ドラマも、一つひとつのエピソードに、やっぱり同じように型があると思う。でも、映画とは時間の尺が違うから、ちょっと違う型。

ということで、次はこの本の海外ドラマ版みたいなのが読みたいな。
私の体の中のエンタメ時計は、もはや映画じゃなくて海外ドラマに合わせてしまっているような気がするので。

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Posted by ブクログ 2021年04月10日

映画監督になりたかった子供の頃を思い出し購入。全ての映画は特定のジャンルに分けられるなど、衝撃的な内容が多かった。脚本を書く上で、同じジャンルからヒントを得る考え方は納得感が高かった。これから映画を見る際は意識してしまうと思う。映画だけでなく、仕事での発表方法にも活かせそうな点が多かった。

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Posted by ブクログ 2020年09月27日

脚本が書けなくなって困っていたのでとても助かりました。
語り口も軽快で読みやすいです。
もっと早く読んでいればよかったです。

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購入済み

読みやすい。

2020年08月12日

神話の法則よりも読みやすく、わかりやすかったです。
Dramaticaとも通じるものがあるかな?
軽い口調な雰囲気は好き嫌いが分かれると思いますが、
「現場の雰囲気」が感じられました。

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Posted by ブクログ 2019年10月15日

この類の本を手に取る機会は、自分がまだまだ書き手として足りていないということを自覚して初めて訪れるわけで。もっと早くても良かったんじゃないかと思いつつ、一生気付かないよりはマシかなとも思ったり。
教本にあまり興味が無かった理由の一つに、偉そうで堅苦しいことばっか書いてあるんだろうな~……ってのがあっ...続きを読むたんですが、この本は最初から最後まで語り口調で書かれているのでとても親しみやすい。シナリオを書く上で注意すべき点だったり、自分がなんとなく気をつけていることが言語化されてたりするので、とても分かりやすかった。
しかしこれ、去年の夏頃買った本のはずなんですがね、何故読み終えたのが今なんでしょうかね。

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Posted by ブクログ 2018年12月12日

脚本術の名著ですが、小説の創作にも役立ちます。
シド・フィールドの脚本術と並んで挙げられることが多い本じゃないかと思うんですが、あっちが丁寧に一個ずつ、ゆるやかに組み上げていく構成術なら、ブレイク・スナイダーは「こうだ! 議論はなし!」みたいな感じで、明快簡潔にどんどん提示していく感じ。さくさく読め...続きを読むるので、時間のない人にもおすすめかも。

ブレイク・スナイダー・ビート・シートが一番の目玉かな。構成で迷子になりやすい創作家さんにすごく役立ちそう。「このあたりでこう! それからこう!」という具合に、ストーリーの起伏をつくっていく方法を伝えてくれる。それでいて結構応用がききそうな、解釈に幅をもたせられるところもあって、「金太郎飴的ストーリー量産機」にはならずに独自性のある物語をつくれるようにしてるのがすごい。バランス感覚があるんでしょうね。

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購入済み

わかりやすかったです。

2018年07月15日

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Posted by ブクログ 2017年03月26日

小説を書く際に役立てようと購入。
これは確実に殿堂入り。

ストーリー作りに必要なひな形がわかりやすく、かつイメージしやすい言葉で提示されていて、読み物としても楽しい上に、これに従えばいいものが書ける! という気にさせてくれた。
(実際、抜け落ちチェックなどに重宝しそう)
書く際の心構えなどの精神論...続きを読むではなく、あくまでも実践編なのがよい。BS2とボードは、これから使っていきたい。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2014年03月16日

ハリウッド3幕構成法の理解が進んだ。文章がアカデミックしておらずエンタメ。楽しいし、わかりやすいし、おすすめ。

「Chapter2 同じものだけど・・・違った奴をくれ!」
自分の作品がどのジャンルに属する作品かを知る。全く新しいジャンルはまずない。自分の作品は、本質的にどのジャンルになるのか理解し...続きを読む、そのジャンルのストーリーの本質を理解する。

それぞれのひな形を研究し、ストーリーを構成する歯車がどう組み合わさり、どう機能しているのかよく考える。

これってパクリじゃない? と思ったら、パクるのをやめなさい。
これってお決まりのパターンじゃない? と感じたら、ひねりを加えなさい。
こういうやり方よくあるなあと思ったら、多分その通りだから新しい方法を考えるべきだ。
でもまずはお決まりのパターンを使いたくなる理由と利点を知ろう。
パターンやルールが生まれるのには、それなりの理由がある。
ルールをしっかり理解して、応用できるようにする。
そういったものに制約されている感覚がなくなり、ものすごく解放感を感じるはずだ。
打ち破りたいものを理解して、初めて創造性を発揮できるのだから。

「Chapter3 ストーリーの主人公は?」
設定された状況の中で一番葛藤する
感情が変化するのに一番時間がかかる
楽しんでもらえる客層の幅が広い!

主人公は、何があっても顧客が応援したくなる人物でなければならない。
少なくとも観客が、主人公の行動の動機や感情を理解できる人物でなければならない。

「Chaputer4 さあ分解だ」
(ハリウッド3幕構成法)
全体:110分
論理的ミッドポイント:55分頃
論理的第1幕(1~25)
論理的第2幕(26~85)
論理的第3幕(86~110)

<第1幕:1分~25分>
オープニング(1)
テーマの提示(5)
セットアップ(1~10)
きっかけ(12)
悩みのとき(12~25)
第1ターニングポイント(25)

<第2幕1:26分~55分>
サブプロット(30)
お楽しみ(30~55)
ミッド・ポイント(55)

<第2幕2:56分~85分>
迫りくる悪い奴ら(55~75)
全てを失って(75)
心の暗闇(75~85)
第2ターニングポイント(85)

<第3幕:86分~1110分>
フィナーレ(86~110)
ファイナル・イメージ(110)

セットアップ:主人公に必要なもの、足りていないものがある時は、最初の10分、セットアップでしっかり見せる。繰り返しのモチーフや伏線になる。

第1ターニング・ポイント:一幕と二幕の境目は、古い世界を出て、正反対の世界に進む瞬間である。二つの世界はあまりに違うため、明確な意志が必要になる。何故25分に第1ターニング・ポイントがあるのか? そうなっているからだとしか言い様がない。(映画たくさん見てこの理由説明実感)

サブプロット:メインプロットから抜けて一息つく場。第一幕から突然第二幕になると、観客は混乱する。観客にとってのちょっとした息抜き。作品のテーマを伝えたり、ストーリーを前進させるブースターロケット的な役割もする。

お楽しみ:映画の宣伝で使われるようなその作品の最大のアピールポイント。

ミッド・ポイント:上映時間のちょうど中盤。主人公が絶不調か絶好調の状態にある。絶不調ならその後好転。絶好調ならその後沈む。

全てを失って:75分頃。主人公が死や大きな喪失を経験する。直接の死ではなくても、死や喪失を連想させるイメージが出てくる。古い世界、古い考えが沈む。(本当にどんな映画やドラマでも出てくるから不思議)

心の暗闇:全てを失って絶望の淵にいる時。

第2ターニングポイント:絶望の淵で、天啓を得るところ。最善の解決策が見つかる。

フィナーレ:全てのまとめ。主人公の直すべき点が全て直り、勝利で終わる。新しい秩序が始まる。これも主人公が死を経験したおかげ。

コメディーでも何でも、映画はこの構成で作られる。批判したけりゃヒットした映画を見て見たらいい(実際そうなってました)。

「chapter5 完璧なボードを作る」
ミッド・ポイントで主人公は偽の勝利に酔いしれるか、偽の敗北にうちのめされる。こうしておくと、その後の展開が作りやすい。

「Chaputer6 脚本を動かす黄金のルール」
主人公は観客が出会ってすぐ好きになり、応援したくなるようなことをしなければならない。
ギャングなら、日常会話で親しみ持てる人にする。主人公が悪い奴なら、主人公よりもっと凶悪な奴を敵として用意する(「パルプ・フィクション」)。

マスコミはなるべく出さないようにする。主人公と観客である私の2人だけの物語でなくなってしまうからだ。本当に必要な時だけ出すこと。

「Chaputer7 この映画のどこがまずいのか?」
よくできた映画では、主人公と悪役は、一人の人間の表と裏のように対の存在になっていることが多い。強さも互角だ。

魅力的な登場人物は彼ら独自の話し方をする。日常会話でも、彼ら独自の魅力を感じさせる言い方をする。

台詞は、人となりを表現するチャンス。

直すべきところはきっぱり直す。それがプロとアマチュアの違い。頭の中で「うわ、ここ駄目じゃん!」という声が聞こえてきた時、本物のプロだったらこう答えるはずだ。「大丈夫! 直し方はわかってるから!」ってね。

「Chapter8 やってはいけないこと」
脚本コンクールははっきりいって時間の無駄だ。コンクールに出ても、エージェントやプロデューサーとコンタクト取れるわけじゃない。受賞した脚本を誰が出資してくれるんだ? どうしてもコンクールに出したいなら、レベルの高い審査員がいるか、きちんとした座談会やセミナーがあるものを選びなさい。

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Posted by ブクログ 2012年05月18日

「それってどんな映画なの?」という問いから始まる、売れる映画の脚本の書き方。
これから映画の脚本を書くーその前に、この問いのきちんと答えられて、且つそれだけで「面白い」と思わせるものになっているかどうか。
それができないうちは、まだ書き始めてはいけない。
この本の中では、「どんな映画なの?」に対する...続きを読む答えを「ログライン」という言葉でいっていますが、これはもしかしたら、ビジネスでも同じ問いあてはまるかもしれない。
「それって、どんな会社なの?」「どんな計画なの?」と置き換えると当てはまるはず。
色々なヒントにもなるかもしれません。

噂ですが、今やこの本は映画の企画打ち合わせの場でも皆持っているとかいかないとか・・・

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Posted by ブクログ 2022年01月10日

・売れる脚本のコツ
→ 一行 (ログライン)でどんな映画か明確に答えられる。

ログラインに必要な4つの要素
① 皮肉 (つかみ)がある
② 映画の全体像が見える
→ 時間設定やいろいろな可能性を予想させることができる。
③ ターゲットの客層や製作費が明確かどうか
④ パンチの効いたタイトル
...続きを読むストーリーを象徴するような言葉。

・ハイコンセプト=映画を見やすくすること


・ジャンル
→ 新しいジャンルを生み出そうとするのではなく、既存の同じジャンルの作品をふるいにかけ、その中からプロットに必要不可欠な要素を手に入れる。

① 家のなかのモンスタータイプ
→ 逃げ場のない場所でモンスターに襲われる。
ジュラシックパーク、ジョーズ

② 金の羊毛タイプ
→ 主人公はなにかを求めて旅に出る。

③ 魔法のランプタイプ
→ 「ーがあったらいいのに」という願望を叶える。
願いの代わりに天罰が下るパターンもある。

④ 難題に直面した平凡な奴タイプ
→ どこにでもいそうな奴が、とんでもない状況に巻き込まれる。

⑤ 人生の節目タイプ
→ つらい経験を通して主人公が成長する。解決策を見つける。

⑥ バディとの友情 (ラブストーリーも含む)タイプ
→ 最初はバディを嫌っているが、徐々に必要不可欠な存在になる。

⑦ なぜやったのか?タイプ
→ 人間の邪悪な性が暴かれる。

⑧ バカの勝利タイプ

⑨ 組織のなかでタイプ
→ 集団や組織、施設、ファミリーについて描く。組織の中で自分らしさを失うこともしばしば。

⑩ スーパーヒーロー
→ 超人的な力を持つ主人公がありきたりで平凡な状況に置かれ、苦悩する。


・主人公
→ 共感でき、学ぶことがあり、応援したくなり、最後に勝つ価値があり、シンプルな動機がありそれに納得がいく人物。

・save the catの法則
→ 主人公が置かれた状況に観客が最初から共感できるように気をつける。主人公が悪い奴の場合は敵役をさらに悪い奴にする。

・パイプ置きすぎの法則
→ 状況説明に多くの時間を割いてストーリーが進まない。

・黒人の獣医の法則
→ 設定や肩書きが多すぎる。

・氷山、遠すぎの法則
→ 出来事が起こるまでのスピードが遅い。テンポが遅い。

・変化の軌道の法則
→ 悪役を除いて全ての登場人物はストーリー中に成長する。

・マスコミ禁止の法則
→ 主人公のスーパーパワーや未確認物体が映画のマスコミによって報じられること。主人公と観客だけの秘密が秘密でなくなってしまい緊迫感がなくなる。


・脚本の再チェック
① 行動で見せるべきところをセリフで語っていないか?
② 登場人物は皆同じ話し方をしてはいないか?
③ 見た目の特徴ははっきりしているか?
④ 主人公の変化の軌道は早い段階から始まっているか?
⑤ 原始的な欲求か?

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Posted by ブクログ 2021年08月28日

「売れる脚本のつくりかた」を細かに分析し、体系化した良書。
ビジネスへの応用可能性の高さはもちろん、単純にいち映画ファンとしても膝を打つ内容がふんだんに盛り込まれていて、タイトルによらず幅広い読者層におすすめな一冊。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年07月16日

 売れる脚本には法則がある。芸術特に時間芸術と言われているものは一定の「型」が見られるが映画脚本においてもそれがあるということである。「三幕構成」が有名だが本書が提唱するのが「BS2(ブレイク・スナイダー・ビート・シート)」である。
 BS2は以下で構成されている。この構成がキモである。構成を作った...続きを読む人が「脚本家」として印税を手にできるのだそうだ。また全体を110ページとした場合は下記の長さはほぼ決まっており、業界の人はペラペラとめくって見るだけで良いものかどうなのかの判断ができる。ベンチマークの意味あいもある。なかなかシステマティックである。
1.オープニング・イメージ
2.テーマの提示
3.セットアップ
4.きっかけ
5.悩みのとき
6.第1ターニング・ポイント
7.サブプロット
8.お楽しみ
9.ミッド・ポイント
10.迫り来る悪い奴ら
11.すべてを失って
12.心の暗闇
13.第2ターニング・ポイント
14.フィナーレ
15.ファイナル・イメージ

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年02月03日

「脚本術」とあるが、規模こそ違えど、プレゼン資料や読書感想文にも活用できそう。脚本家だけでなく、ビジネスマンや学生も一読の価値あり。
全体的にシニカルな口調でさらっと読めるし、映画の名前もたくさん出てくるので、映画評論的な目線でも読めるかと。
各チャプターには練習問題があるし、後半は完全に脚本家向け...続きを読むと感じた。

以下参考になった箇所。
・ログラインを最初に考える
 →どんな映画なの?を簡潔に一行で表現
  皮肉やパンチが効いているか
  観客層が想定できるか
  実際に興味を持ってもらえるかテストする
・共感できる主人公であること
 主人公は最後には成長すること
・構成を考えてから描き始める
 →ブレイクスナイダービートシート
・ボードにシーンを書き出して全体を可視化する

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Posted by ブクログ 2020年12月06日

めちゃくちゃ目新しいことが書かれているわけではないけれどぼんやり考えていたことがちゃんと体型立てて書かれていてとても助かる。

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Posted by ブクログ 2020年05月16日

 シナリオに興味があるわけじゃない。
でも、魅力的に感じるタイトルだった。
 飛ぶように読める。
読みやすいかわりに、不思議と残らなかった。
 私がシナリオを描く人だったら、もっと響いたんだろうか。

 ちょっと残念。
 

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Posted by ブクログ 2020年05月06日

映像関係で働いていた友だちと映画の話をしていたらこの本の名前が出てきて、今のハリウッド映画は基本的にほとんどがこの本の仕組み通りにできているという話を聞いたので、映画の仕組みとははたして、と思い読んでみた脚本術の本。こういう本は読んだことがなかったのですごく興味深く読めたし、なるほど思い起こせばそう...続きを読むいう感じにできてるかもと思ったり。これを頭に入れたうえで、ますます映画を見たくなる。

以下、要点抜粋

どんな映画なのか、一行で説明できるようにする。

一行で読者の心をつかめないようなストーリーは聞くまでもない。この一行がログラインと言われる。

良いログラインには4つの共通項がある。

まずは、皮肉があるか。次に映画の全体像が見えるか→読み手の想像力をかき立て興奮できる内容か。 その次に、ターゲットや客層が明確か。 そして最後にインパクトのあるタイトルか。良いタイトルに不可欠な要素はストーリーを象徴するような言葉かどうか。

どんな映画なのという質問に答えるには、なにについての映画か、誰のための映画かの明確化と、作品の雰囲気、展開の可能性、登場人物のジレンマ、登場人物のタイプについても簡潔で説得力のある説明が出来ないとだめ。

脚本を作るとき、どんな映画に一番似ているかを考える。

映画の脚本的なジャンルは10個。

1、家の中のモンスター
→モンスター、家(制限された空間)、モンスターを倒したい人間、これが揃っていると原始人にでもわかる話になる。

2、金の羊毛
→主人公が何かを求めて旅に出るが、最終的に発見するのは別のもの=自分自身というストーリー。 絶対に欠かせないのは、主人公が旅の途中で人々と出会いいろんな経験をするということ。それが主人公を成長させる要素。重要なのは物語で起きる出来事ではなく、それが主人公にとってどういう意味を持つか。ストーリーは出来事で動くのではなく、出来事から主人公が何を学ぶかで動く。

3、魔法のランプ
→昔から人間は〜があったらいいのに!をつぶやいている。願いの代わりに呪いが叶うパターンもある。主人公はひどい扱いを受けていることが多く、だからこそ観客は主人公の願いが叶うことを祈る。けれど観客の性として、成功し続け始めるとそれが鼻に付いてくるので、最終的には普通の人間でいるのが一番だと気づく。そして最後には一番大切なことを道徳に適した行いをすることという教訓が用意されている。

4、難題に直面した平凡なやつ
→どこにでもいそうなやつが、とんでもない状況に巻き込まれる。主人公が観客と同じ普通の人間であることと、勇気を振り絞って解決しなければいけない問題に直面したということ。

5、人生の節目
→モンスターが主人公に忍びより、主人公はその正体に徐々に気づき、受け入れることによって最後は勝利を収める。

6、バディとの友情
→最初はお互いを嫌っているが、旅をしていくうちに相手の存在が必要で二人揃って初めて完結した1つになれるとわかってくる。そうは気づいてもコイツがいなきゃダメなんだとかまだ受け入れられない。葛藤が生じる。結末近くになってくると連れ添ってきたバディと喧嘩になり、あばよ!となる。ただしこれは本当の別れではなく、お互いなくしては生きていけないことを再確認するためのきっかけ。最後はふたりで覚悟を決める。

7、なぜやったか
→観客の心の闇へと連れて行き、スクリーン上の探偵が観客の代わりに謎を解くかに見えるが真相を突き止めてるのは観客自身だということだ。観客が集めた情報をもとに自分でその真相を明らかにして意外な結果に衝撃を受ける。俺たち人間はこんなに邪悪なのかと問いかける。

8、バカの勝利
→負け犬のバカに対してバカが抵抗する大きな権力が存在する。アウトサイダーが勝利することが醍醐味。

9、組織の中で
→主人公は自分の組織に誇りを持つ一方で組織の一員として生きるための自分らしさを失うという問題を抱えている。個人よりも集団を優先することの是非を描いたりもする。新しく組織に入ってきた新人の視点で語られることが多い。

10、スーパーヒーロー
→人とは違うという事はどんな事か、独創的な考え方や素晴らしい能力を妬む凡人と向き合わなければならないとはどういうことかを観客が共感できるように描く。誤解されたり周りから理解されないヒーローの苦しみに共感している。

主人公を含んだ完璧なログラインを書くために。
1、主人公を描写する的確な形容詞
2、悪役を描写する的確な形容詞
3、人間だったら誰でも共感する原始的な目的

主人公は
1、設定された状況の中で一番葛藤する。
2、感情が変化するのに1番時間がかかる。
3、楽しんでもらえる客層の幅が一番広い。

主人公には原始的な動機があるかが大事。
→動機は原始的でなければいけない。人間は本能的で原始的なものに心を動かされる。根本的な欲求は万人の心を掴む。

特定の俳優を想像して脚本を書くのではなく、典型的な役柄を考えながら書くと配役はうまく行く。

主人公は最大の葛藤をし、
感情面での変化が最も大きく、さらに誰もが応援したくなる動機を持っている。

脚本を分解すると15個に分かれる。
オープニングイメージ=映画の第一印象でファイナルイメージと対になるもの。
テーマの提示=冒頭5分で登場人物の誰かが問題提起したりテーマに関連したことを口にする。
セットアップ=脚本の最初の10ページで冒頭の10分。登場人物の特徴や後に起こる問題の原因となる行動も提示され、主人公が最後に勝つためにはなぜ、どのように変化すべきなのかが示される。主人公に必要なものや欠けている部分がある場合もここで見せる。
きっかけ=110ページの脚本なら12ページに持ってくる。
悩みのとき=脚本の12ページから15ページに来る部分。何かしらの疑問を抱く。
第一ターニングポイント=25ページで起こる。1幕と2幕の変わり目。古い世界を出て、正反対の世界に進む瞬間。主人公ははっきりと明確な意志を持って次の段階に進まなければいけない。
サブプロット=30ページから始まる。観客にとっては息抜き。ラブストーリーであることが多い。
お楽しみ=お約束部分で一番おいしい部分。
ミッドポイント=いきなり危険度がアップする。対を成すのはすべてを失って。
迫りくる悪い奴ら
すべてを失って=ミッドポイントの絶好調とは逆の絶不調状態であるが、それはみせかけの絶不調で最悪の状態は一次的なものではあるが死の気配が漂い、主人公の人生はめちゃめちゃになったように見える。
心の闇=徹底的に打ちのめされたあとの悟りのシーン
第二ターニングポイント=解決策が見つかる。
ファイナル=教訓を学び、主人公の直すべき点が直り、メインプロットもサブプロットも主人公が勝利して終わる。古い世界は新しい世界へと変わり、新たな秩序が生まれる。主人公が勝利しただけではなく、世界が変わる。
ファイナルイメージ=オープニングイメージと対を成す。

観客が主人公を好きになるように配慮する。=セイブザキャット
話し詰めすぎはダメ。アイディアを積み重ねてもろくな事はない。シンプルなほど良い。アイディアは一回に1つだけ。
危機は今そこにないと駄目。
映画の登場人物はすべてストーリーの中で変化する。唯一変化しないのは悪役だけ。
ストーリーは速度や複雑さを増しながらクライマックスに到達しなければいけない。
肝心なことは観客を感情的にヘトヘトにさせること。あらゆる感情を働かせ、経験させる。

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Posted by ブクログ 2020年03月12日

脚本は脚本でもだいぶ映画寄り。
1本の映画がどのような要素から生まれているのか種明かしをしてくれる。
あのシーンはそういう意味だったのか!という気づきがいっぱい。
純粋に映画をただ楽しみたい人は読まない方がいいかも。

具体例で挙げられている映画をほとんど知らなくて教養の浅さを実感した、まとめてリス...続きを読むトアップして少しずつ鑑賞しようと思う。

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Posted by ブクログ 2023年12月26日

前田裕二さんのおすすめの本
全ての脚本に通じる普遍の原則が網羅されている
面白い物語の型を知りたい人は一読の価値あり

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Posted by ブクログ 2018年10月20日

物語に潜む構造を類型化するという営みは、構造学者のクロード・レヴィ=ストロースを初めとして多くの文学研究者や社会学者が取り組んできた。近年でも、テキストマイニングの手法に基づき1,700のフィクションを時間軸とハッピーさでクラスタリングした結果、6つのパターンに収斂した、というバーモント大学の研究成...続きを読む果も公表されたばかりである。

さて、本書はアメリカのハリウッドで成功した職業脚本家である著者が、本当に売れる脚本術と題して、脚本家の卵へ向けた脚本の正しい書き方に関する書籍である。一見、単なるHowTo本に見える本書がなぜ面白いのか?

それは、世界のポピュラー映画の脚本には、10のパターンしかない、という見事な類型化が示されているからである。「家の中のモンスター」、「金の羊毛」、「組織の中で」等、それぞれの類型において守るべきポイントが示され、膨大な映画タイトルの中から各類型に当てはまる具体的な作品とシナリオが示されるが、読んでいて、「これは確かに・・・」という強い説得感がある。

また、売れる作品は1-2行(数十文字)の作品紹介文の中に、皮肉やイメージの広がり、ターゲットとなる顧客層などが全て込めらているべきである、というテクニックなどは、ビジネスにおいて何かしらの企画を考えるときの一丁目一番地といってもよい共通性がある。

脚本家を目指さなくても十分に面白くて何より学びがある稀有な一冊。

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Posted by ブクログ 2013年09月24日

ハリウッド三幕構成のメソッドが、類書の中では最もシステマティックに解説されていると思います。
訳文も、ちょっとテンション高めなのがたまにひっかかりますが読みやすい。
個人的には恋愛とかアクションとかじゃなく、映画の根幹のテーマから作品をジャンル分けするところが興味深かったです。
ただ読みやすいぶん、...続きを読む引用などは少なめ、諸々の掘り下げもライトなので、シドフィールドなんかと合わせて読むと、より理解が深まるかもしれません。

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Posted by ブクログ 2013年08月09日

シナリオ作成関連本で個人的に最も分かり易かったです。
実際にシナリオを書いたことはありませんが。。。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年07月29日

所在:展示架
資料ID:11300616
請求記号:901.27||Sn

エンタメ映画の殿堂、ハリウッド仕込みの脚本術。
王道なエンターテイメント作品をつくるにはかかせない知識が盛りだくさんの1冊。
 読みやすく、わかりやすい(海外の本だから、わかりにくい部分もある)。初めて、物語や脚本、小説を書...続きを読むこうと思っている方にオススメの一冊。
 スランプのブレイクスルーになる可能性も。
 とりあえず、何かを書いてみたくなる本。
 また、とにかく形にすることを可能にしてくれる本。
 この本の指示に従っていれば、ある程度のストーリーができるため、一発ネタ程度の構想しかない場合にも便利。

 プロットの作り方から王道映画の類型、脚本の売り込み方まで書いてある。
 脚本の売り込み方はハリウッド基準なので、日本人にはあまり関係ないかも。ただ、知識としては面白い。

 ブレイク・スナイダー・ビート・シート(BS2)という独自のシートを使った創作法が紹介されている。
 曖昧で固まってなかったネタでためしてみたところ、たしかにそこそこのプロットができた。
 著者は、このシートにあたる部分は何ページ~何ページまでと厳密過ぎるくらいの指示をしているが、脚本基準であるから、小説や漫画などの制作では気にしなくていいだろう。
 使いやすくシートをカスタマイズすると、よりスムーズな創作活動ができるはずだ。
 このシートで数~十数作分のプロットを完成させれば、意識しなくても物語の流れを生み出す力が身につくだろう。

 ログラインという考えた方は、エンターテイメント作品を作る上では必須だと感じる。
 今まで、意識せずに似たようなことをやっていたが、もっと精錬されてやり方があると知った。
 物語は感覚で作るのも大切だが、それ以上にいかに理論的に考えるかも大切であると再確認させられた。

 「魔法は一回」(手元にないからうろ覚えの表現)という考え方も載っていた。これは作中に不思議な要素は1つでいいということ。
 日本の漫画を読んでいると、そこかしこに「魔法」がちりばめられていることが当たり前だが、一作でまとまっていることが前提の映画の場合、「魔法」をちりばめすぎるのは危険なのだ。
 小説も基本的には1冊に1つの物語をまとめなくてはいけない。
 まとまった作品にするには必要な教えのように思う。
 尖らせたい場合は(ラノベや漫画など)あえて、この教えをやぶるのも手だろうが、バランス感覚が必要なので、最初の内はこの教えを守ったほうがいいと思う。

 とにかく、初心者の第一歩になりそうな本だった。
s.s.

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Posted by ブクログ 2012年10月25日

園子温がハリウッドのプロデューサーに「こういうのが売れる脚本だよ」とこの本を渡されたというのをどこかで見てどれどれ試しに読んでやろうじゃないかと手にとった。

定形を提示するような本は好きじゃないののだけれど、この本は面白かった。

とにかく、売れる、という一点に絞っているのが潔い。

そして定形の...続きを読む命名が面白い。
「プールで泳ぐローマ教皇」「マジパン多すぎ」「家の中のモンスター」などなど。

映画を時間分節で区切るやり方も他の脚本術の本よりわかりやすい。

著者が売れる脚本の優れた例として挙げている映画の中には今までなら見ずに済ましていたものもあった(「キューティーブロンド」)が、この本をきっかけに見てみると確かによく考えられたエンターテイメント作品であることがわかった。
これは収穫だった。

とても優れた脚本術の本でシナリオ執筆に興味がある人なら誰にでも薦めたいところなのだが、唯一の懸念は著者が「刑事ジョー ママにお手上げ」の脚本家だということだ。

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Posted by ブクログ 2012年01月17日

いわゆるハリウッド式三幕構成をベースとしている脚本術の書籍。軽快な文章で独自の脚本術やルールを紹介している。なんにしても、書かなくちゃ、書こう! という気になる本。前半(1章~4章)の、ログラインやタイトル、BS2の話あたりは日本でいえば企画書作成に役立ちそう。

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Posted by ブクログ 2011年08月17日

Save the catの法則という名前からもわかるように、過度の一般化を避けている点がすばらしい。
そう、これは、学者が物語という生き物を解体した解剖学の本ではなく、ハリウッドという最前線で脚本を生業としてきた著者が売れている作品の良いところ、実際に脚本を書いた経験からわかったことを生かしながら、...続きを読むこれから脚本を書く際に気をつけるべきことが、そして気をつけていることが書かれている虎の巻なのである。虎の巻て。

まず気の利いた(そして皮肉のある)ログラインを決めて、どんなジャンルの作品を書くか決めて(バカの勝利・難題に直面した平凡な奴・バディとの友情)、独自のテンプレートに従ってどんな事件を起こすかを決めて、場面をボードに貼ったりはがしたりして構成を練って、最後にちゃんと法則に背いてないかをチェックする(魔法は一回だけか・パイプを置きすぎてないか・氷山は遠すぎないか)。

物語の構造としては救済が、援助者が、どうこうなんて物語論じゃない。バカの勝利だの、氷山遠すぎだの、プールで泳ぐローマ教皇だの、中国の百科事典みたいな分類には、そういった意味がある。
すなわち、実際に作劇の際に使える方法論であるという意味が。
もちろん、本文でもしばし例外がでるように、これは物語すべてにスコープがあたってるわけじゃない。ハリウッドで売れている作品が主な焦点。しかしだからといって価値を損ねるものじゃないし、こういった本においてはむしろ有益だろう。
だってこれは本当に売れる脚本術なんだから。

そったら意味で、実際に脚本家を目指す人にとっても、他の物語を志向する人にとっても、物語論を読むのが好きな人にとっても、いろんな意味で有益な本。いいね!

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Posted by ブクログ 2024年04月21日

売れる脚本には15のビート(イベント、物語の移り変わり)があり、これを細かく説明しているのが本書の目的です。

人を惹きつける者には必ずストーリーと変化があることに気づきました。目的は主人公の求めるものを手にすることや問題を解決することですが、それに追い付くまでにどのようにストーリーを展開(変化)さ...続きを読むせていくのか、読者に未知の体験をしてもらうかが大切だと感じました。
例えば、お笑いでいうと、オチが読めないギャップに笑いが起こったり、どれだけストーリーを展開させても受け手が求めているキラーフレーズに落ち着くことで笑いが起こったりします。ただ、ストレートに淡々と進めるのではなく、進めるまでに変化をどう楽しませるかということが大切だと感じました。

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Posted by ブクログ 2024年03月13日

現代にも通用する脚本術の根幹が学べた。
ただ、有名どころの映画について幅広い知見がないと例が退屈。もちろん、脚本家志望ならば前提なのだろうが。
2010年初版発行ということで、売り出し方などは古さが残る。

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Posted by ブクログ 2021年10月14日

面白かった!
映画のストーリーから固有名詞を省き、抽象化してプロットだけを抜き出すと様々な映画の共通点がみつかる。
「読んでいない本について堂々と語る方法/ピエール・バイヤール著」でもあるように、批評においてはその本が他の本との関係性における立ち位置を知ることが大事なのだから、ストーリーを抽象化する...続きを読むことはまさに批評につながるのだ

ダイ・ハードとシンドラーのリストが同じプロットだなんてなぁ。

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Posted by ブクログ 2020年02月02日

・ログインに皮肉が含まれているか。

・「なぜやったのか」を深堀りして作品にする。

・原始的な動機があること。

・スピルバーグ監督はマスコミを入れなかった。
ETは家族だけの秘密にした。
そうすることで視聴者との共感を勝ち得た。

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