河村たかしのレビュー一覧
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震災復興費を賄うため。国が抱える膨大な借金を減らすため。もっともらしい名目の下、今、着々と大増税の準備が進められている。これに対し河村氏は、増税で国民の活力を奪えば経済のパイは小さくなるだけ。結局はさらなる増税が必要となり、それは際限のないものになると訴える。借金を減らしたいのなら寧ろ減税。財政にキャップをはめることにより、必然的に行革は進み無駄がなくなると続ける。口先だけでなく名古屋で自ら実践し結果を出しており、信頼できるし言葉には説得力がある。まったくもって至極まっとうな提言である。河村氏の提言はまず議員自らが身を切ることから始まるというまことに厳しいもの。自らの保身と蓄財に腐心する議員に
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政府がお金が足りないって言うんだから仕方ないよ、なんて思っている人は視野を広げるために読むべき一冊。
私自身はやや増税容認寄りの考えをもってるんだけど
減税することによる経済効果などいろんな項目で頷けるところが多かった
まぁ一番納得できるのは
政府が徹底的に節約、倹約、節制をはかるべし
っつうところですかね
増税しても仕方ないと思っている私だけれども
それは、議員数減らす、給与減らす、無駄な団体つぶす
などをしっかり行ってからの話だから。
ただやや薄い印象をうけたところは
現在の政府収入、支出や今後の労働人口の推移、将来の税収の予想
などの議論がなかったことでしょうか。
しかし、その -
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ネタバレ2023.6.13再読
国債は資産だというくだりに引っかかる(´・ω・`)
2022.8.29
唯一推してる踊り手「足太ぺんた」住む名古屋の市長
河村たかしが実践してきた減税論(半分は議員論)
減税日本ナゴヤの10年間の市民税は1000億円減税
一方、サキシル記事から市税収入は1200億円増収
著作では2010年のみ10%減税その後議会反対で5%
減税を現在に至るまで実施しているわけだが、市民サ
ービスを削減することなく行政改革で実現した
人口を7万人増えた事も減税効果かもしれない
ひろゆき動画で努力した地方自治体の首長が国民に
選ばれる云々と見たが、名古屋がそれかもしれない
内容は10年前 -
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ネタバレ「日本は国債発行で借金塗れだから、このままでは破綻する、もう増税しかない」という論調があらゆるメディアで登場しており、世論も仕方がないという方向に傾いていますが、本当にそうなのだろうか?ということを一人一人が考えてみるきっかけとして、一度は読んでみることをおススメします。
減税が日本を救うという主張が極論過ぎるのではないかと思っていたのですが、それぐらい極端な政策をとらないと、行政改革など行えないという主張は名古屋市政の実績からもあながち間違いでもないように思える。
結局、権力者というものは、如何に税金を集めるかということが関心事になり、身を削ることなど到底できないですよね。だから、市民の -
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名古屋市長河村ひろし氏の「減税」に対する考え方を述べた本。
国債を赤字と捉えて増税に向かう現在の政治に対して警鐘を鳴らし、
その嘘・問題点、そして代替案・打開策を自身の理論を展開している。
個人的には、福祉面での予算逼迫と絡めてもらうと、
より納得感が高まったと思うが、総じて分かりやすく、共感出来る内容だった。
その手段が減税であることもよく理解できる。
家業化している議員をボランティアにする案も大賛成。
「政治の役目とは本来、安い税金で国民にいい公共サービスを提供すること」
と本書では書かれている。
言われてみれば当たり前のことであるが、このことを政治家はもちろん、
我々国民も忘れて -
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ネタバレ著書名の通り、名古屋市長河村たかし氏の「減税論」が展開されている。
「なぜ減税なのか」が非常にわかりやすく根拠をもって説明されており、是非増税オタクの政治家の方に読んで頂きたいと思った。
文中に「法学部出身の人は政治の世界を辞めて、司法の世界に行った方がい。本来、国の政治は、経済学部出身とかで、実際に会社経営をした経験があって市場の原理を理屈でなく体で知っている人がやらないとダメなのだ」
とある。
個人的には極論と感じたが、納得はいく。
例えば経済状況で国の財政は大きく変わるはずなのだが、経済オンチが厚労相をやると、社会保障費を語る際、すぐ「財源」という言葉を持ち出し、増税とか言い出すためだ -
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ネタバレ名古屋市長から衆議院議員への転身記念、現在も名前を変え悪質に変容した復興対策費、減税日本として中京でブイブイ言わせた河村たかしは、国が国民に矯正する現金収奪(税金など)を日本の問題として政治をしているので、本書では電力会社も民間競争利理論を唱える
当時懸念された日本がギリシャ同様に危機に堕ちていると増税しなければならない理屈を喧伝する財務省や政治家を攻める、国が税金を集めると社会を循環しない死に金、しかし国民が個々の生活に使えば経済が活性化するという信念を多くの政治家に持っていただきたい
増税で企業の活力を奪えばさらなる増税が必要となりデススパイラルとなり日本が亡国にまっしぐらになる
財政均衡 -
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この本の著者である河村氏は名古屋市長になる前の民主党の衆議院時代から知っていました。 テレビにも時々出演していて、しっかりした考え方をお持ちだったと記憶しています。
現在の政府負債はGDPを超えて天文学的な額になっているので、それを解決するには「消費税の増税しか無い」という議論が、与党である民主党や野党である自民党からも同じような意見が出されています。
その中で、「増税ではなく、減税をすることで経済を活性化させるべきだ」と、河村氏はよくぞ言ってくれたという思いです。
また評論家として論じているだけではなく、実際に実行して成果を出しているところが素晴らしいです。江戸時代に名古屋で経済 -
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名古屋市長である著者が名古屋弁を交えながら、減税について語った一冊。
本論以外の点では大筋納得できましたが、この状況下での「減税」には合理的な理由が見えず、どこか理想論的な印象を受けた。
日本の借金が1000兆円に迫り、国債発行額が税収を超え、財政破綻も視野に入っている状況で、著者はなぜ減税を唱えるのか。
簡単に言ってしまうと、日本国債を所有しているのは日本企業が大半を占め(諸外国の所持率が低い)、日本企業は金融資産を積み増している(日本全体に余力がある)、財務省の官僚は税収を増やすことで怠慢になる、国債は借金ではなく資産である(メディアが借金とはやし立てている)・・・
など。
知識が