菊地正憲のレビュー一覧

  • 速記者たちの国会秘録

    Posted by ブクログ

    心に残った中曽根康弘さんの言葉。

    〜手を動かす速記者を見ながらよく考えて発言することで、発言の内容、練度を向上させる効果をもたらした。

    録音機械に任せては、議員の発言が浅くなってしまう 〜


    これはPC世代の人間への警鐘とも受け取れる。
    ITが発達しても人にしか出来ないことの最たるものだと思うから。

    1
    2013年03月06日
  • 速記者たちの国会秘録

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    速記者たちの国会秘録

    著者 菊地正憲
    新潮新書
    2010年11月20日 発行

    国会の速記者たちは、一番の特等席で政治家を見てきた。発言を細大漏らさず聞く技術は、細かな動作の観察や雰囲気などをもつかみ取ってこそなしえること。彼らは戦後の政治について、貴重な証人になるのではないかという思いで、北海道新聞の記者からフリージャーナリストになった著者が、生存中の元速記者に取材を試みた。しかし、彼らは黒子に徹してきた性格上、そして、公務員の守秘義務から、なかなか口を開いてくれなかった。そういう意味でなかなかの労作といえる1冊。

    第1章として、東京裁判から始まる。東京裁判の記録は衆議院の速記者が任にあ

    0
    2021年03月17日
  • オールカラーでわかりやすい! 戦国史

    Posted by ブクログ

    日本史の中でもどうにも苦手な戦国時代について勉強したくて読んだ。オールカラーで絵や図を使っているので読みやすく、オススメの本まで紹介してくれるのが嬉しい。が、やはり戦国時代は難しい。
    2019/3/6

    0
    2019年03月06日
  • 速記者たちの国会秘録

    Posted by ブクログ

    日本の歴史を裏から支えてきた人たちが語る日本の歴史。
    昔のことは詳しくは知らないが、他の場所では語られないような観点から過去の日本の政治家が語られている。

    今一速記者の言葉は少ないような気がするが、それは本書に出てくる人のことを知らないせいかもしれない。
    リアルタイムでテレビや新聞を通して政治家を見てきた人ならば政治家のイメージが全く変わっておもしろいのかもしれない。

    最後は時代の流れと共に速記者が不要になっていく話へと変わっていくが、速記者がいなくなって自分が歳を取った時に、「今」の裏側が語られることはないのかと思うと寂しくはある。

    0
    2011年01月13日