川上純子のレビュー一覧

  • 危機と人類(上)

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    ◎フィンランドは小国であり、ソ連との国境線も長く、ソ連の勝利をできるだけ遅らせたかった。
    ◎オランダも小国であり、植民地化したインドネシアに大金注ぎ込む余裕がなかった。なので、学校や灌漑システムをつくるような倫理政策はあまりできず、搾取政策にとどまった。その中で、それまで「オランダ領東インド」と呼ばれる小国の集まりだったインドネシア人に、国会意識が芽生えてきた。また、特徴的なグループが形成されてきた。ジャワ人は文化的に優れていると考えたりなど。しかしジャワ語には問題点があり、身分の高い人に話しかけるときと低い人に話しかけるときでは言葉遣いが変わってしまうのだ。だからマレー語を変化させたのが現在

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    2020年07月23日
  • 危機と人類(上)

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    フィンランド、チリ、インドネシア、それぞれの国のターニングポイント。世界の近現代史を学ぶと、今が見えてくる、勉強不足だなあとじっくりゆっくり読みました

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    2020年06月15日
  • 危機と人類(上)

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    ペリー来航の日本、ソ連に侵攻されたフィンランド…。国家的危機に直面した各国国民は、いかにして変革を選び取り、繁栄への道を進んだのか。世界7か国の事例から、次の劇的変化を乗り越えるための叡智を説き明かす。

    フィンランド,日本,チリ,インドネシア。
    より具体的で読みやすかった。

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    2020年06月02日
  • 危機と人類(下)

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    ネタバレ

    下巻も面白かった。現代日本の課題は,ほんとそのとおりと思うねんけど解消されそうな雰囲気はないのは何でなんやろと思う点ばかり。その他の分析もすごく参考になった。
    こういった類の本は,たいてい文章が難しすぎて頭に入ってこないんだけど,この本は違った。訳が上手なのか,原文がそうなのか。
    うなずくことになる意見ばかりだったけど,原発と原爆投下についてはちょっと言いたくなった。けどそれはそれで読んで勉強するところなんだと思う。

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    2020年06月01日
  • 危機と人類(上)

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    ネタバレ

    ものすごくおもしろい。まず「囲いをつくる」というのがとても参考になる。心理学か何かの基礎だとか書かれてた記憶だけど,もっと人生の早いうちから知っておきたかった(けど,あまり人生経験がない中だと,その知識の重要さを認識できず素通りしていたかも)。
    本論の方もとても面白い。死ぬまでに世界史を勉強せなあかんなと改めて思う。

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    2020年06月01日
  • 危機と人類(上)

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    個人の人生には、自己分析を行い、自分の課題を認識して、それの改善に取り組むことが当然ある。

    それを国家に当てはめ、過去に国が直面した課題、それに対してどう対応し、どんな現場が生まれているのかを体系的に説明いた本。

    個人に当てはめると、自分の課題が、国家の危機に当たる。
    どこまでも現実路線を貫いた国の決断や、逆に国の失政についても学べる。
    上はフィンランド、日本、チリ、インドネシアについて書かれている。

    世界史を専攻していなかったので、全然知らない世界の歴史についても自然と学ぶことができた。

    ジャレドダイヤモンドさんの博学にはビビった。
    というか取材と下調べが深い。

    的確に自己を捉え、

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    2020年05月11日
  • 危機と人類(下)

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    ジャレドダイアモンド氏の他の著書に比べてインパクトが薄い気がした。ドイツ、オーストリア、日本、アメリカの危機とそれの対処法が書かれていた。強制収容所、ヒトラー、ウィルヘルム2世、日本の教育、国債、少子高齢化、移民の受け入れ、キューバ危機、気候変動、風土病。最近のコロナウイルスも想定に入っているところは凄いと感じた。

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    2020年05月05日
  • 危機と人類(上下合本版)

    SO

    購入済み

    危機と人類

    名著「銃、病原菌、鉄」ほどの衝撃はなかった。文章が他のダイヤモンド氏の著作に比べて叙述的だった。ただ、日本に関する記述が多く、身近に感じられる部分が多かった。アメリカと日本の危機についてわかりやすく書かれていた。

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    2020年05月02日
  • 危機と人類(上)

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    銃のやつの前にこちらを読んでしまった
    維新のくだりしっくりきた。日本の知人に教えてもらった旨の記述がありますが、その人が素晴らしいのだろうな

    サピエンス全史のような一本の筋は見えにくく、単に史実を羅列しただけに見えたので1点減点

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    2020年05月02日
  • 危機と人類(下)

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    下巻は、ドイツとオーストラリアにおける過去の危機、そして、現在進行形の日本と米国の危機などが取り上げられ、最後には世界的な問題と、これらの実例から一般化された法則の有無が検討される。
    オーストラリアの歴史が中々面白かった。アジア・太平洋に位置しながら英国との一体性というアイデンティティを次第にアジアの国という位置付けに変えていった国民意識の変容がどのようなものであったか、当事者でないと分からない部分はあると思うが、様々な出来事や要素が挙げられていて興味深い。
    日本の現在の危機については、概ね理解できるが、資源に乏しい日本が海外の資源を濫費しているという指摘は、少々理解に苦しむ。そういうイメージ

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    2020年04月07日
  • 危機と人類(下)

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    2020年15冊目

    下巻では、ドイツ、オーストラリア、現代の日本、アメリカを扱う。

    上巻にも登場した戦前から戦後の日本に続いて、現代の日本について扱う。少子高齢化や資源の獲得について著書は人口が減ることで、日本は必要以上の資源獲得に走ることなく、改善していくと考える。但し、戦争への認識については改める必要があるとか。

    歴史は何が正しくて何が間違っているかはその時点ではわからないけれど、ひとつ言えることは強者が歴史を作ってきたことは事実の様な気がしました。

    オーストラリアはイギリスとの関係から、アジアやアメリカとの関係に重点を置く。

    ドイツは戦後は隣国との関係改善に力を注ぎ、ドイツ統一

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    2020年02月21日
  • 危機と人類(下)

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    個別の国について話しているところはとても良かったですね。まとめ的なところは蛇足かも。
    トータルとしては歴史の見方が学べる本。普段思ってることと同じことでしたが、違う事実からその結論に帰着していたので、やはり再現性あるんだなと。
    あと、1番気になったのは態度。フラットに書くのが難しいのは分かるので全く良いのですが、フラットに書けているでしょう感が滲み出てて、そういう感じが嫌なんだよと思いました。
    完全フラットはありません。

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    2025年09月23日
  • つながる技術 人生を豊かにしてくれる大切なこと

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    分厚いけど、どれも書いている内容は反復された同じものに見える。
    英文訳やから、ちょっと言い回し方とか
    違和感もある
    途中で眠たくなり読むのをやめました。

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    2025年09月23日
  • 危機と人類(下)

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    オーストラリアの歴史に触れることができ、興味深かった。
    加えて、日本の課題を考えるに際し、著者の前提と私のそれとの違いを認識する。

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    2024年01月03日
  • 危機と人類(上)

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    日本の歴史が、外国人の視点からどのように書かれているのか気になって、本書を取る。
    が、他国の歴史の方が面白く、フィンランドやチリなど、新たな知識を得て興味深かった。

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    2023年12月16日
  • 危機と人類(下)

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    教訓として示されたものはなかったと言うのは言い過ぎかもしれないが、期待していたほどのものはなかったように思う。
    しかし、現在の日本における危機への対応についての指摘は、自分の認識とは異なっていて大事な気付きになった。

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    2023年11月30日
  • 危機と人類(上)

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    他国の危機や危機への対応について、これまであまり関心を持ったことがなかったので新鮮だった。
    これを教訓として、今後発生する新たな危機への対応や、危機の予防にどのように活かせるのか、下巻に期待する。

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    2023年11月17日
  • 危機と人類(下)

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     つぎの一〇年において、これらの問題は日本にどのような結果をもたらすだろうか? 現実的にみて、日本が現在直面している問題は、一八五三年の唐突な鎖国政策の廃止や、一九四五年八月の敗戦による打撃に比べれば大したものではない。これらのトラウマから日本がみごとに回復したことを思えば、今日、もう一度日本が時代に合わなくなった価値観を捨て、意味のあるものだけを維持し、新しい時代状況に合わせて新しい価値観を取り入れること、つまり基本的価値観を選択的に再評価することは可能だという希望を私は持っている。

    ――本書の出版が2019年。さて10年後、本書で取り上げられた、日本、アメリカ、世界の問題はどうなっている

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    2023年09月07日
  • インベンション 僕は未来を創意する

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    テレ東の経済番組で本書が紹介されていたので読んでみた。幼少期の境遇から辿られているが、実に兄弟揃って勤勉でマラソンの限界を越える感覚が好きだったりと努力家な面が伺える。途中の本格的な開発に携わる部分で私は挫折し、後半は流し読みとなってしまった。結構日本に関わる部分が登場するので、ホンダが好きな人はぜひ読んでみても良いのではないだろうか。

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    2022年08月31日
  • 危機と人類(上)

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    銃・病原菌・鉄の大陸間の緯度経度で、民族の発展が大きく異なるって考察がとても参考になったので。

    上巻はフィンランド、日本、チリ、インドネシアの国家的危機について。
    国家的危機を個人的危機に当てはめて考察する本書のテーマは新しいと思う。

    上の書籍もそうだけど、この人は個別の問題を一つのフレームワークに落とし込むので、誰でもわかりやすいし比較もしやすい。

    まだ下巻を読んでいないので結論は言えないけど、少なくとも日本以外の危機はあまり日本人に知られていない知識で、知れただけでも大きいかな。

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    2021年05月06日