田中昌子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
モンテッソーリ教育に興味があり、他にも数冊読んでいるのですが、こちらの本は質問、回答という形式で書かれていたのでとても読みやすかったです。
子どもが内なる欲望から自ら自由に選択すること、こどもをよく観察して発達段階に合った援助をすること、大人がモデルとして提示していくことなどが実例と共に紹介されているのですぐに試してみたくなりました。
以下読書メモ
やめてほしいことを言葉で言うのではなく、どうしたらいのかを実際にやってみせる「提示」をするようにする
ダメと言う前に大人ができることはあるだろうか?
敏感期 秩序感
一部分だけ手伝うことで親子の共同作業にする
やった!できた!という -
Posted by ブクログ
興味深く読みましたが、一点納得できない部分がありました。
「子供が負けず嫌いで何でも1番にこだわる。競争心があるのは良いことか?(4歳5ヶ月男)」
という相談に対する回答として、
「お子さんは何故1番にこだわるのでしょうか?1番じゃないと愛されないと思っているのではないですか?優勝したから愛してるのではありませんよね?」
と書いてありました。
これだけは、はっきり言って的外れだと思いました。
本当に「勝ちたがり」の子供は、大人の想像を絶するほど、「生まれついての勝ちたがり」なんです。
別に親が焚き付けてるわけでもなく、むしろ「負けることもあるよ。負けても良いんだよ」というようなことを伝えても全 -
Posted by ブクログ
本書を読む前は「モンテッソーリ教育」のことを「頭のいい子を育てる方法なんだろう。」と思っていた。
しかし、本書ではモンテッソーリ教育は「子どもの姿を観察して、その子の成長に合わせて行なっていくもの」であり、大人が一見困った問題行動と捉えるものも、その子にとって成長に必要な「お仕事」であると書かれていた。
育児書には「○ヶ月になったら〜ができる」など書いてあるが、モンテッソーリの考えが少しでもあれば、育児書の記載から自分の子どもがズレていても焦ったりしなくなるんだろう。
この本では、月齢ごとの質問に答える形でモンテッソーリの考えが記載されている。今回初めてモンテッソーリ教育について触れたため、 -
Posted by ブクログ
マリア・モンテッソーリが医学博士で、哲学・生理学・精神医学も学んでおり、モンテッソーリ教育が科学的な視点から作られた事を初めて知った。
子供が主体、親の役目は見守ること。
・全ての生物に敏感期(特定の事柄への感性が特に敏感になる時期)があり、幼児が突然不機嫌になるのはそれが阻害されるから。幼児の行動には理由がある。自然の法則に沿った成長を大人が阻止してはいけない。
・興味のあることを集中して行い、自分で終了した後は、満足して良い子に変わる。→ここまで来たらおしまい、を自分で決めさせる
・教える時は提示(一連の動作をゆっくり、はっきり、最後までしてみせる)する。幼児は言葉と動作を同時に理解 -
Posted by ブクログ
モンテッソーリで解決!子育ての悩みに今すぐ役立つQ&A
こちらの本は、子育て相談モンテッソーリで考えように寄せられたたくさんのお母さんの質問に答えた本です。
私が1番印象に残ったのは、子供に伝わらないのは当たり前❗️
子供は、抽象的で具体的な方法が分からない。
「ちゃんとしなさい!」と言われても、子供はどうしたら「ちゃんと」になるのかが分からない。
「こぼさないで」ではなく、どうしたらこぼさないですむのか、具体的な方法を教えてあげる。
ここで注意は、「こうやって、こうしてね。分かった?」と話しかけながらやらないこと。
話しながらだと、聴覚を働かせなければならないからである。小