桃井和馬のレビュー一覧
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アルナブやその友だちがすごいお金持ちでした。日本とちがって、大きなホテルみたいな家で、警備員さんやメイドさんがいたり、自分せんようのおふろがあったり、学校の何倍もあるような大きなプールがあったりしてびっくりしました。ぼくもお金をためてこういう家を買って、お母さんといっしょに住みたいです。サッカーのユニフォームもかっこよかったです。お肉もおいしそうでした。
インドではべんきょうをがんばっているそうなので、ぼくもがんばりたいです。
お金持ちとびんぼうな人のさがすごいのにもびっくりしました。一週間くらいインドに行ってみて、どういう国か味わってみたいです。(小3) -
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くも膜下出血で倒れ、41歳で亡くなった妻の看取りの記録。
著者の桃井和馬氏はフォトジャーナリストで、たびたび戦地にも赴いたこともある人だ。死の色濃い現場の回想と交互に綴られる十日間。
会社で妻が倒れたと聞き、ショックで意識障害を起こしながらも病院に向かう著者。ほどなく脳死状態であるとわかると、妻のかねてからの意思に従い延命処置は断り、意識も戻らぬまま死にゆく妻を傍らで見守る。忘れ形見の娘と家族、友人、医師や看護師にも寄り添われながら。
著者は横たわる妻の体に触れ、彼女の日記帳を読み返しながら、元気だったころの妻を回想するが、これがまたカッコイイ素敵な人で、著者の愛情と喪失感はいかばかりの -
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くも膜下出血で妻を失ったジャーナリストの手記。
これほど、真摯に生と死を見つめた本に今まで出会ったことがあっただろうか。
妻への愛、娘への愛、家族、仕事、生きること、死とは。
世界で起きている様々な紛争や内乱、遠くの国で起きている生と死の闘い、そして自分の妻の生と死の闘い。
信仰を持たない私には、なんとなく別世界のような感覚のあった「神」という存在について、クリスチャンでもある桃井氏が「人間の意識を遥かに超えた存在、母なる大地とか宇宙の原理とか、そういったものに近いか、またはそれさえも超える存在」「神に祈ることで奇跡を望むのではない」と書いていた。
著者が、妻の現実に向き合い、やがて来る最 -
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桃井和馬著「妻と最後の十日間」集英社新書(2010)
*妻はたくさんの思い出を残してくれた。それだけではなく、私に1つのチエをも授けてくれた。人は試練を受け続ける。しかし、乗り越えられない試練ではない。そして乗り越えた後は、乗り越えたくなんの大きさだけ、他人の痛みを理解できるようになる。頭で理解していたこの当たり前の事実が、身体で理解できるようになったのだと今は思う。1人の女性の生と死を巡る中、いつもパウロの言葉を思い出していた。「あなたがたを襲った試練で人間として耐えられないようなものはなかったはずです。神は真実な方です。あなた方を耐えられないような試練に会わせる事はなさらず、試練と共に、そ -
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目的地は?それはニッポン!!大阪を旅立ってひたすら西へ、西へ。上海、北京、ウランバートルを経て酷寒のシベリアをひた走り、ベルリン、アメリカヘ。列車とバス、船を乗り継ぎ地を這うような旅は続いた。旅本世界の金字塔『12万円で世界を歩く』の名コンビが、再び激動の地球を回る。
『世界一周ビンボー旅行 ふたたび』改題(裏表紙)
下川さん四冊目。
ですが、本としては発行年が一番古いものとなります。
だからというか、下川さんもお若く、所どころ下ネタが…。
苦手なので、少し残念。
また、タイトルの「ビンボー」があまり利いていないように思いました。行程を読めば納得はできるのですが、テレビのドキュメンタリーでは