村司侑のレビュー一覧

  • ソリティアおじさんがいた頃

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    親戚のたけしおじちゃんが亡くなったのは、
    社会人2年目の冬だった。

    私の実家は一階が車庫で、
    その中に小さな事務所があった。
    父の実家がやっていた電器屋の名残りみたいなもので、そこにはいつもたけしおじちゃんがいた。

    ひいおばあちゃんの血の繋がらない息子。
    私の親戚で、一番好きなおじちゃんだった。

    学校から帰ると玄関に入る前に、
    たけしおじちゃんのいる事務所に向かった。

    おじちゃんは、当たり前のように「おかえり」と
    言ってくれてその頃はディアゴスティーニが出してた戦艦大和の模型を作っていた。

    「これおじちゃんが作ったの!?」
    「そやで。綺麗に塗れとるやろぉ」

    そう言って頭を撫でてくれ

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    2026年08月03日
  • ソリティアおじさんがいた頃

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    そんな面白い話では無いんだけど不思議と読めてしまう、京都弁と主人公の独り言のおかげだろうか?知らんけど。

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    2026年09月16日
  • ソリティアおじさんがいた頃

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    30年くらい前、昼休みにソリティアをしていたおじさんを思い出した。
    仕事中もしていたのかなと思ってしまった。
    物語は、火事で亡くなったソリティアおじさんのことが元職場の女性の京都弁でテンポ良く語られる。「知らんけど」と言う方言が何回も出てきて、懐かしい。
    印象的な文章
    ⒈焼かれたというのでもなく、焼いたというのでもなく、ただ焼けたのだと思えば、だれのせいでもなく、事実を事実のまま受け止めることができる。
    ⒉人生が行き詰まるのではない、人間の思いが行き詰まるのです。

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    2026年08月24日
  • ソリティアおじさんがいた頃

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    ネタバレ

    三山味噌で働いていた黒野田さん(ソリティアおじさん)が火事で亡くなった。黒野田さんの最後の弟子にあたる海史の彼女である古井瀬瑠奈が主人公。彼女の視点で物語が進む。物語の調子は関西弁で貫かれ、とても軽い感じがする。瑠奈は海史の代役として黒野田さんの通夜に参列する。喪主である黒野田さんの娘との出会いがあり、海史との別れありで、物語のベクトルは定まらない。瑠奈と海史、味噌とチョコ、父と娘、など対立構造がありそうでないような、フワフワとする感じ。そこが読んでいて気持ちいいところである。ただし、作品が出す主張のようなものを感じ取れず、それで良いような気もするし、読み取れていない自分が残念なような気がする

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    2026年08月18日
  • ソリティアおじさんがいた頃

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    ネタバレ

    面白かった。
    何年も前に会社を退職したおじさんの急死〜葬儀〜知り合った娘さんとの交流が主人公視点で書かれている。
    特に大きな事件はなく日常のちょっと下出来事が主な題材だが、読後感がスッキリしてよかった。

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    2026年08月08日
  • ソリティアおじさんがいた頃

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    ネタバレ

    芥川賞候補作と知らずに読みました。

    結果、短い単語のリズムが心地よく、読みやすかったです。

    恋愛や結婚についていえば、良い人、気が利く人であれば結婚へたどりつくわけではないと実感させられました。
    結婚は恋や愛だけではなく、生活を一緒に作っていくパートナーである必要があるのだなと。
    未来が見えない相手とは続けていくことはできないのだなと。

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    2026年08月08日
  • ソリティアおじさんがいた頃

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    個人的には終始関西弁(京都弁?)なのは何とも言えなかった。
    読みにくさはなく、むしろ読み進めやすいのだけれど、読む上では少し邪魔なのかなとも。
    ソリティアおじさんが亡くなったことを通しての細かな心の変化や気持ちの移ろいはあるのだけれど、厚みのなさなのかこちらの心が動くことは殆どなかった。
    表紙はとても良い。

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    2026年09月21日
  • ソリティアおじさんがいた頃

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    ある女性のちょっと転機が訪れたひと時が描かれています。そのきっかけがソリティアおじさん。
    誰も日々色々考えて過ごしているよね、ということを思い出させてくれます。

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    2026年09月20日
  • ソリティアおじさんがいた頃

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    芥川賞候補作ということで読んでみた。
    軽い京都弁の話し言葉で綴られた文章は、なんやほっこりしてしまい、それだけでほわーっと読んでしまう。

    京都の味噌屋で働く30代の女性の視点で語られるものがたり。
    会社のパソコンでソリティアをやっているソリティアおじさんと呼ばれるひとが、火事で死んだ。
    会社のこと、おじさんのこと、おじさんに直接教わってた彼氏のことなど、その火事の話につながる細々とした事柄が紡がれていく。
    そーなんやー、ふーんと最後まで読み切る。
    ま、いろいろあるわな。

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    2026年09月15日
  • ソリティアおじさんがいた頃

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    ネタバレ

    病院の先生にお勧めされた本、よくお勧めしたなぁ!先生は私のことよく分かっている。

    目で追うと読みづらいけど声に出すと間とかテンポとか良くて進みやすかった。最後の数ページが怒涛、感情の波って感じ。

    瑠奈があぁでもないこうでもないってこねくり回すのが結構好きだった、なんかリアルというか。
    別れられてすごいと思う、年齢も近くて泣いた。

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    2026年09月13日
  • ソリティアおじさんがいた頃

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    ネタバレ

    元同僚の「ソリティアおじさん」の訃報を聞いてお通夜に出て翌日熱を出して休むお話。
    淡々とした日常のちょっとしたさざ波。主人公の瑠奈が時々に感じたことを丁寧に、短い京都弁で語っていくリズムが心地いい。
    淡々とし過ぎて退屈になりそうなところで思わぬ気づきが。手詰まり。行き詰まり。鼻詰まり。転機って意外と何気ないところに潜んでいるもんなのかもね。


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    2026年09月10日
  • ソリティアおじさんがいた頃

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    前半はぬるーっとしていて、主人公の体調の悪さとリンクしているような、重いとまではいかないが、うすら暗い調子で、ふーんと思いながら読んでいましたが、後半の彼氏が同棲後に変化していった様子を振り返るあたりから、なるほどなるほどとテンポよく読めるようになり、急に踏ん切りがついて驚いたりしました。
    ソリティアおじさんがソリティアおじさんになってしまったいきさつは触れられてなかったけど、そういうこともあるかもしれないと思い当たる人もいるだろう。ソリティアをする時、スイスイとカードがつながることもあれば、全然上手くいかなくて前に戻して、それでも結局行き詰まったりする。そんなことを日々の暮らしとか人生と重ね

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    2026年09月08日
  • ソリティアおじさんがいた頃

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    まずタイトルが秀逸。少しドキッとさせられ、思わず手に取ってしまう。タイトルからもっとシニカルな内容を想像していたけど、とても優しい小説だった。どの「ひょんなこと」が自分の人生に影響を及ぼすか想像もできない。だからこそ、見落とさないよう。

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    2026年08月18日
  • ソリティアおじさんがいた頃

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    芥川賞候補ということで。

    ソリティアおじさんの謎がとけないままって、芥川賞らしいかも。けど、同賞のわりには読みやすく。
    受賞作含め、選評読んでみたい。

    京都弁のせいか、赤染 晶子さんにどことなく似ている気がした。次作が気になる・・・

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    2026年08月17日
  • ソリティアおじさんがいた頃

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    先月、職場の元同僚が亡くなって、そういうタイミングで読んだので、内容に共感というか、そのことと重ねながら読んでしんみりした部分はある。

    ただ、読み始めから、なんかちょっと読みにくさがあった。慣れないことばのせいかな、とも思ったんだけど読み進めていくうちに、主人公の性格と一人称で語られる内容の細かさのギャップかな、と感じるようになった。知らんけど。
    出来事、会話、それにひとつひとつに対する考えやツッコミ、コメントなどなどが全て主人公の頭の中で全て言語化されて描写され続けていて(そうじゃないと小説として成り立たないのかもしれないけど)、休む間がないというか余白が少ないというか。
    Aについて考えな

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    2026年08月08日
  • ソリティアおじさんがいた頃

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    この会社大丈夫かな。彼氏将来どうすんねやろ。わたし結婚できんかもどうしてもしたいわけやないけど。人に言われると腹立つ。
    わかる、不安だけど深刻に悩むタイプじゃない
    知らんけど そうなりたい

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    2026年07月29日
  • ソリティアおじさんがいた頃

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    人の死から始まるストーリーだが、なぜかほのぼのしてる。肝心のソリティアについてやおじさんについてはあまり語られず周りの人々がおじさんを中心に緩く繋がる心地よさがあった。

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    2026年07月24日
  • ソリティアおじさんがいた頃

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    主人公は京都にある味噌会社の女性社員。ある日、ウワサでかつての窓際社員(ソリティアおじさん)が火事で亡くなったと。彼氏の師匠だった人で、代理で葬儀に参加することになる。その過程で当人とお別れするとともに、彼氏ともわかれることになる。そんな話を主人公が京言葉で〝一人語り〟してくれる。

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    2026年07月18日
  • ソリティアおじさんがいた頃

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    ソリおじが亡くなったことをきっかけにしつつ、煮詰まり感のある彼氏との関係を考えていく話し。
    ニート気味な彼氏、お世話になったソリおじの通夜に行けない時点で、うーん厳しいよな。

    全体的にはわりと読みやすくて、芥川味を深掘りしてしまう。

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    2026年07月17日
  • ソリティアおじさんがいた頃

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    ソリティアおじさんと呼ばれた黒野田さんが
    亡くなった。 
    お通夜に行くことになった瑠奈は、黒野田さん
    と出会った時を思い出す。
    職場の人間関係と、彼氏の海史との関係などに
    悩みながら、ソリティアおじさんのお通夜に参加する。
    そこで出会った、喪主の琴美に瑠奈の生活が変わり始めていく。 
    芥川賞候補の本作は、30代半ばの女性に共感する
    ポイントが特に多い。 
    結婚のタイミング、仕事との向き合い方など、考えさせられる事が多いと思います。

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    2026年07月12日