村司侑のレビュー一覧
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親戚のたけしおじちゃんが亡くなったのは、
社会人2年目の冬だった。
私の実家は一階が車庫で、
その中に小さな事務所があった。
父の実家がやっていた電器屋の名残りみたいなもので、そこにはいつもたけしおじちゃんがいた。
ひいおばあちゃんの血の繋がらない息子。
私の親戚で、一番好きなおじちゃんだった。
学校から帰ると玄関に入る前に、
たけしおじちゃんのいる事務所に向かった。
おじちゃんは、当たり前のように「おかえり」と
言ってくれてその頃はディアゴスティーニが出してた戦艦大和の模型を作っていた。
「これおじちゃんが作ったの!?」
「そやで。綺麗に塗れとるやろぉ」
そう言って頭を撫でてくれ -
Posted by ブクログ
ネタバレ三山味噌で働いていた黒野田さん(ソリティアおじさん)が火事で亡くなった。黒野田さんの最後の弟子にあたる海史の彼女である古井瀬瑠奈が主人公。彼女の視点で物語が進む。物語の調子は関西弁で貫かれ、とても軽い感じがする。瑠奈は海史の代役として黒野田さんの通夜に参列する。喪主である黒野田さんの娘との出会いがあり、海史との別れありで、物語のベクトルは定まらない。瑠奈と海史、味噌とチョコ、父と娘、など対立構造がありそうでないような、フワフワとする感じ。そこが読んでいて気持ちいいところである。ただし、作品が出す主張のようなものを感じ取れず、それで良いような気もするし、読み取れていない自分が残念なような気がする
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Posted by ブクログ
前半はぬるーっとしていて、主人公の体調の悪さとリンクしているような、重いとまではいかないが、うすら暗い調子で、ふーんと思いながら読んでいましたが、後半の彼氏が同棲後に変化していった様子を振り返るあたりから、なるほどなるほどとテンポよく読めるようになり、急に踏ん切りがついて驚いたりしました。
ソリティアおじさんがソリティアおじさんになってしまったいきさつは触れられてなかったけど、そういうこともあるかもしれないと思い当たる人もいるだろう。ソリティアをする時、スイスイとカードがつながることもあれば、全然上手くいかなくて前に戻して、それでも結局行き詰まったりする。そんなことを日々の暮らしとか人生と重ね -
Posted by ブクログ
先月、職場の元同僚が亡くなって、そういうタイミングで読んだので、内容に共感というか、そのことと重ねながら読んでしんみりした部分はある。
ただ、読み始めから、なんかちょっと読みにくさがあった。慣れないことばのせいかな、とも思ったんだけど読み進めていくうちに、主人公の性格と一人称で語られる内容の細かさのギャップかな、と感じるようになった。知らんけど。
出来事、会話、それにひとつひとつに対する考えやツッコミ、コメントなどなどが全て主人公の頭の中で全て言語化されて描写され続けていて(そうじゃないと小説として成り立たないのかもしれないけど)、休む間がないというか余白が少ないというか。
Aについて考えな