漆紫穂子のレビュー一覧
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・自己肯定感を育むことは、やり直しがきく。
・子どもに達成感を得させるために、親にできることは「過保護・過干渉から卒業すること」。子どもの乗り越えるべきハードルを取り除かないこと、むしろ、たくさんの失敗と、もめ事を「プレゼント」してあげること。
・急速に伸びる子の背景には、自己肯定感の獲得がありました。それは親が子どもに授けられる「一生の財産」と言えるものなのです。
・未来は大きく変わります。いまだけを見て、「あれをしてはいけない。これをしたほうがいい」と、子どもたちの可能性を狭めることは避けたいです。これからは「想定外のことが起こることを、想定しておく」という姿勢が必要なのです。「正解 -
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「28プロジェクト=「かた28歳で輝く女性になる! 和の心得レッスン」を提示、中高一貫教育の私学再建で奮闘した漆紫穂子氏が、礼法、茶道、華道、着付けの指導者、家元との対談を通じて、教育内容を紹介する。
それぞれの芸に寄せる思想というか、位置づけに意味が。
「礼法―やさしさと美しさを引き出す授業」
「茶道-思いやりのある子に育つ授業」
「華道-感性を刺激し決断力をつける授業」
「着付け-内面の輝きを表現する授業」
随所に授業意図が展開される。「語学や外国のことを学ぶ以前に、日本のことを知るべき」(14p)。「型とは基本であること」(60p)、「この所作はこういう意味があるのだ」(61p)。
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お正月に、ラゾーナの丸善へ行き目に止まったので購入。
本文にもある28歳の未来を考えたときに、どのような女性になっていたいかを考え、そこに辿りつくことを一つの幸せとする。そこに向かって子育てをしていきましょうという内容。
もちろん子供に対する躾や心のスイッチの入れ方などの記載も参考になるが、父親と母親がきちんと会話をしてよい関係を築くことも大事だと記載されていると思う。また、その一つの方法としてNLPの考え方をベースに説明されている。
両親が子育てについてきちんと話し合い、価値観を共有し子供たちに接するようにすることが一つのポイントということを、改めて理解させられる1冊。
◆目次◆
・子供 -
Posted by ブクログ
気になった記述
●「自分で選ぶ体験」が子供の自立を早くする
折に触れ自分で選択させることで、失敗しても後の糧となる。
●小さなルールをづくりで、親子の関係がプラスに変わる
靴を揃える、皿を流し台に運ぶ、など簡単なもので家族みんなができることや毎日できること。
●「がんばるときだけ応援する」というスタンス
結果に関係なく、努力する姿勢を応援する。ある程度自立したら本人の意思を尊重し、過度に追いたてない。親子はあくまで別人格であり、子供を自己実現の対象にしない。
●自我の目覚めで転校したあるケース
幼稚園や小学校からの一貫校に通って、信頼も尊敬も得ていた子のケース。はたから見れば全く問題ない