大島育宙のレビュー一覧
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「言語化」と言う言葉がやたらもてはやされ、「より早く、より端的な言葉で言ったもん勝ち」になりつつある世の中。
「自分は語彙力がないから『言語化の上手い人』みたいに言い当てられない。なんだかモヤモヤしてうまく言葉にできないけれど、私の言いたいことはこの人がみんな言ってくれているから私の言葉で言うことは特にはない」
SNSの拡散ボタンを押して、「言ったつもり」になる人たちに大島さんは待ったをかける。
「それって本当ですか? あなたにはちゃんとあなただけの視点や考えがあるはずでしょう? あなただけの言葉で発信してみませんか?」と。
大島さんは「言語化」のもてはやされる現代社会の成り立ちに鋭くメスを -
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ネタバレめっちゃ面白かった。映画・ドラマ、そのほかエンタメの解説が面白くて、実績多数の大島さんの脳内を垣間見せてくれる。「ふつう」ではない、独自の感想を書くためのアプローチ方法をここまで言葉にできるのがすごい!無意識でやってることもあっただろうけど、棚卸しして余す所なく伝えてくれている。
僕が大島さんを好きなのは、複雑なものを複雑なまま解説してくれるから。それでいてわかりやすい。そもそも世界が複雑なことを思い出させてくれる。
本書は、時代の分析のあと、アウトプット→インプットと進む。インプットより先にアウトプットなんだ!と驚いたけれど、読んで腑に落ちた。
アニメや映画の「再現性が高いってどういう -
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あまり啓発本は読まないのだが、感想の言語化が本当に上手な友人がいて、なぜああなれないのだろうと思っていたので購入してしまった。今後多少は感想がうまく書けるようになると良いなぁ…
SNSの登場により、モノや現象を言葉に置き換える価値が換金性を帯びるようになって、質より量が重視されている。そしてそのゲームに全員が否応なく参加させられている。言語化はゴールではない。途中経過に過ぎない。
世の中安直に走る傾向があって、面白かったとつまらなかったの二元化になりがち。感想と批評は分けて考えなきゃいけない。考察は考えて調べることだが、正解を求めているわけではない。むしろ正解をひとつに絞らず、多くの切り口 -
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うーんなんかうまく言語化できないけど面白かった!
とにかく読んでみて!!
こんな感じの感想を書くだけでは物足りなくなったらこの本にヒントがたくさん
自分の引っ掛かりを自分の言葉で表現できたら楽しいのでは?という著者の投げかけに、うんそうかもと思った
『なぜあなたの感想は「ふつう」なのか──それは自分で自分がよくわかっていないから、という可能性が高いです。』
'Hmm, I can't quite put it into words, but it was really cool! Just read it!'
If leaving simple revie -
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ミュージカル好きな私は以前、友人を連れて舞台を観に行ったことがある。公演後、グッズを買おう!となって列に並んでいた時、友人がスマホをずっといじっていて「あれ、あんまり面白くなかったのかな…。お金と時間を無駄にさせちゃったかな…」と不安になった。そしたらなんと、その子はXで感想を調べていた。そんな方法があるのかと驚いた記憶がある。
…でも私だって同じだと、この本を読んで気付かされた。Youtube、必ずコメント欄読んじゃってます。私は感想を“ふつう”な文字列に奪われていたのか…。
感想を検索してしまうのは、感動を共有したいから。「好き」の対象が多様化している今、私と同じものにハマっている友人など -
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主張としては並(3.0)の寄せ集めではあるが、2026年の今、考察ブームや令和人文主義的批評ブームに応じて出されたパッケージとしては、装丁・誌面編集含めて優(5.0)という感想を持った。
凡庸な感想(時に愚昧な考察の氾濫)の分析から始まり、切り口の異なりを得るためのコツ、最終的には読書術、読書会、創作術へとステップアップしていく。左の小口のところにある2ページ要約を作った作者/編集者の、いい意味で徹底して読者を信用していない技の繰り出し方が小憎らしかった(褒めてます)。また、「とにかく自分だけの〇〇警察になってみよう」などキャッチーで覚えやすいK.U.F.U.をいくつも端的に示しており、誰し -
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わたしは良い感想を書きたいというより、いち大島育宙ファンとして、大島さんの思考を覗き見するつもりでこの本を読んだ。
大島さんが過去に発した言葉に大好きなものがあって(どこで発信していたか失念)
「批判する時には、肯定する時の倍、対象を調べよう」
というもの。
私は、仲間内で話す時も、映画や本の感想を記録する時も、手っ取り早く分かりやすい、刺しに行く、ウケをとるために、あえて強い言葉を使ってしまうことがすごくあった。
自分のことばで誰かが傷付くかもしれないことよりも、自分が面白いことを言ったと思われかったし、いいねが沢山ついたらそれが快感だった。
でも、いろんなことを経験して、だん -
Posted by ブクログ
最近流行りの言語化ハウツー本とは、また一味違う切り口で面白かった。各ページの端にトピックスの要約が書かれている構成も斬新で目を引く。 著者が「観たもの・読んだものをどうインプットし、どう自分の言葉でアウトプットするか」というプロセスを、懇切丁寧に開示してくれているのでスッと内容に入り込める。今後のアウトプットの参考にしたいヒントがたくさん詰まっている本だった。
特に、現代人が陥りがちな「感想検索病」を安易に否定しない姿勢に共感した。言語化ハウツー本はいくつか読んでるけれど、他人の感想を読むな!と突き放したところから始まるものもあって、「それをしないようにと考えすぎて書けなくて悩むのでは…」とモ