河出書房新社のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
伊能忠敬と言えば、全国を歩いて測量して地図を作った人で有名だ。
そんな伊能忠敬の足跡をたどりながら、いろいろ見て回ることができるのが今回の本だ。
江戸の住まいと仕事場をたどるところから始まっている。
住まいは深川黒江町(現在の門前仲町)にあった。測量に当たって、最初に行ったのは地球の大きさを調べることだった。
そこで、自宅から浅草司天台の緯度の差が1分半だと分かったので、その間の距離を正確に測れば地球の大きさが分かるのではないかと思い、何度も測量した。
伊能忠敬の測量の原点が門前仲町や浅草とは知らなかった。
江戸時代に庶民の間で「大山詣り」が人気