暇奈椿のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
死んだ地球のすべてが時計仕掛けで再構築された世界(クロックワークプラネット)で聴覚が異常な少年ナオトと自動人形リューズが繰り広げるオーバーホールファンタジーの第2弾。
前作の京都パージ事件から3週間後、謎の通信が入る。
ナオト達はそこへ向かうがそこはずべてが停止して、待ち構えていたのは最強の自動人形だった。
すいません、リューズを下さい!
そして罵って下さい!
……スイマセン、取り乱しました。
相変わらず完成度が高いですね。
リューズの毒舌を初め、ナオトやマリーとのやり取りなど笑わせてもらって、核となるシナリオがしっかりしているので読んでいて楽しい!
バトルあり、陰謀ありと盛り沢山!
早く -
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Posted by ブクログ
死んだ星のすべてが時計仕掛けで再現された世界、クロックワークプラネット。
落ちこぼれの高校生の主人公の家に突然黒い箱が墜落する。
中にいたのは自動少女(オートマタ)
破錠と延命の繰り返し。作り変えられた世界と変われない人類。
理想と現実が悲鳴をあげる時、二つの出会いが運命の歯車を廻す!
コ・レ・は・ヤ・バ・い!
キャラ、シナリオ、世界観、完成度すべて素晴らしい出来です!
ラノベのテイスト失わず、ギャグとシリアスパート最後まで続くのが最大の魅力ですね。
主要キャラは4人だけど、それに絡むモブキャラがしっかり脇を固めているので全体的に読んでいて飽きがきません。
あぁ、オイラもリューズに罵られてぇ -
Posted by ブクログ
これは面白かった!
率直な感想としては、完成度がめちゃめちゃ高い。
キャラクター、ストーリー、展開、会話…
どれをとっても一級品。
しかもこのまとまりを、二人の作者による合作で作ってるっていうんだからすごいよね。
特にいいなと思ったのが、わかりやすい伏線とその回収。
ナオトがとある才能を見せ、その直後に別の場所でマリーがその才能があれば事態を打開できるのに…と歯がゆく思う。
見え見えの伏線とも呼べないような予告だけど、だからこそいつ回収されるのかなとワクワクしながら読める。
しかも書き方が上手いからあざとさは全くないのね。
伏線回収と言えば後になってから「あれはこういう意味だったのか!」とい -
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Posted by ブクログ
ネタバレ面白いファンタジーだった。 現代のファンタジー日本から、質問に答える形で回想を始める冒頭から掴みはバッチリ。 最初の方は、人間の可能性を掲げるガチ強剣士の主人公という個人的になじむ主人公と、合法ロリ姉御肌鬼ヒロインとかいう凄く好きなやつの二人で、キャラクターが良い和風ファンタジーの枠に叩き込まれてたんだけど、真人が自分の間違いに気づいてからの展開で世界観と話の流れも凄い魅力的になった。 真人と常夜の対比と契約、人が神秘を貶め征服する未来の示唆と、それに則りながらも神を捨てぬとする習合、異なる理の取入れ、神話伝承を扱ったファンタジー作品を色々読んでるほど面白く感じる終盤だと思う。
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Posted by ブクログ
地球が死に、それを補うために星のシステム全てを時計仕掛けに置き換えた世界でのファンタジSF
中々ぶっ飛んだ設定で、うまく料理すれば、本格SFにもできそうな題材。ラノベとしてかいてしまうには勿体無いくらい。シリーズとして書くからには、世界設定を小出しにしてそれに絡めてストーリーを進めてくんだろうけど、圧倒的な世界観で押しつぶされるような感じのSFで読んで見たいという気持ちもあります。
この設定以外は綺麗に纏まったラノベ。中盤から主人公の才能が生かされる場面が続き、読んでて痛快でした。
主人公のビジュアルが可愛らしすぎで男に見えないのが玉に瑕ですが、まあよしでしょう。 -
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Posted by ブクログ
今回は妙なメッセージを受信したマリーたちが、その発信元を追っていったらとんでもないものを見つけて・・・という話。
相変わらずナオト&リューズのバカップルぶりは痛快だし、それに巻き込まれたり呆れたりするマリーには同情しちゃうし、一歩引いた視点から見守るハルターには大人の魅力を感じる。
1巻が高評価だった人なら引き続き楽しめるでしょう。
一つだけ難点を挙げるなら、クライマックスの導入が
”マリーが無力さを痛感して凹む→そこにナオトが現れ彼の閃き等により事件収束に向かう”
という1巻と同じパターンだったことか。
この手の王道パターンは好きなので別にいいんですが、さすがに何度も使われると -
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