トレヴァー・ノートンのレビュー一覧

  • 世にも奇妙な人体実験の歴史

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    ただのマッドサイエンティスト集団の本かと思ってたら全然違った。

    現在何も考えずに使っている薬品や技術にこんなドラマが隠されていたなんて。

    医療に携わっていても知らないことばかりで読み進めるのが楽しかった。
    医療の話だけでなく、炭疽菌の章ではアメリカの炭疽菌テロの話も詳細に書かれていたり、爆弾処理の話が出てきたり、サメの話とか飛行機の話とか思ってた以上に色んなジャンルの話が出てきた!

    たしかにほとんどの人の名前を知らなかったし、彼らの活躍がなければ今の技術発展に繋がっていなかったかもしれないことをもっと色んな人に知って欲しいなと思った。

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    2024年07月12日
  • 世にも奇妙な人体実験の歴史

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    これはおもろいぞー!
    ほし10個つけたい!!

    コカインは初期のコカ・コーラの原料の1つであり、コカ・コーラは鬱とヒステリーの治療薬として販売されていた

    信じられないことだが、我々はみんな、年におよそ1キロもの昆虫を食べている
    (食品加工のプロセスから完全に締め出すのは不可能なため)
    アメリカ食品医薬品局は許容量の上限を、
    ◆小麦粉1kgあたり昆虫片450個
    ◆マカロニ225gあたり昆虫片225個あるいはネズミの毛4・5本
    ◆チョコレート100gあたり昆虫片60個あるいはネズミの毛1本
    ◆柑橘類のジュース250mlあたりハエの幼虫1匹あるいは卵5個
    ◆ポップコーンのサブサンプルあたりネズミの

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    2024年04月24日
  • 世にも奇妙な人体実験の歴史

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    今ではありえないことが常識だった時代、私達は今も人体実験されている最中だということに気付かされました。
    コロナ禍になり、ワクチンが出る前にこの本を読んでおいて良かったです。

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    2022年06月09日
  • 世にも奇妙な人体実験の歴史

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    どんな技術にも過去がある。
    それもちょっとおバカで探究心溢れる研究者の、ときにはドン引きするような、惹きつけられるような、青ざめるような冒険奇譚が隠されている。
    この本はその一端を記しているに過ぎないのでしょう。

    私の人体実験の記録として、電気柵が危ないと教えられたのですが、どうして危ないのか大人は教えてくれませんでした。そこで直接触れたところ、心臓がバクンと低く脈打ち、一瞬視界が失われました。
    大人も子どもも、触っては危ないです。

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    2021年10月17日
  • 世にも奇妙な人体実験の歴史

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    すごく面白かった!

    人体実験の歴史といっても、己の体を使って自己実験を行った人の話が多いのでそんなに胸糞悪いエピソードが出てくることは少ない。ちょっと安心。

    世界の珍しい動物を食べまくった男の話が面白かった。

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    2021年04月05日
  • 世にも奇妙な人体実験の歴史

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    常人では考えられないような実験が、過去に行われていたことを知った。どう考えても、自分ではやろうと思えないことばかりであった。訳者あとがきにもあったが、「自己保存本能よりも知的好奇心が強い」という人間たちによって様々な実験が行われていたようだ。現在の医学(というよりも一般常識的)では考えられないような医療行為が行われていたが、そのような医療行為が現在行われていないのも、多くの研究者たちが人体実験を行なってきてくれたためであると思うと、人体実験を真っ向から否定しにくくなる(もちろん現在では倫理的にあり得ないことではあるが)。真っ当な医療をしてもらえる時代を作り上げてくれた多くの研究者たちに感謝した

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    2020年08月09日
  • 世にも奇妙な人体実験の歴史

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    数々の人体実験チャレンジに挑んだ過去の人物の挑戦内容を紹介する本書。その中に見覚えのある名前”ジョン・ハンター”。この人は以前読んだ『解剖医ジョン・ハンターの数奇な生涯』(河出書房)で覚えていたのだが、かなりの変人だだった。それと同列の、とにかく危険よりも好奇心が勝るチャレンジャーたちの挑戦の数々が、読みやすい文章で綴られており、なかなか面白い。
    それにしても患者の嘔吐物を飲むという行為を行う気持ちが理解できない…。

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    2025年07月16日
  • 世にも奇妙な人体実験の歴史

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    自分の体を使った人体実験を紹介した本。知的好奇心と探究心画一線を超えると、人はこうなってしまうのかと驚き、とても興味深く読みました。そこまでやるか!自分の体にそこまでできるものなのかと、驚いているうちに読み終わってしまった。凄く面白かった。

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    2022年09月15日
  • 世にも奇妙な人体実験の歴史

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    ある治療や医薬品などの効果を立証するには、最終的にはいわゆる臨床試験をするしかないわけであるが、この臨床試験とは別の言い方をすれば人体実験である、と言い換えることができる。

    もちろん、現在の臨床試験については厳密なプロトコルが定められ、安全性への最大限の配慮がなされているため、人体実験という言葉からイメージするような危険性は排除されているわけであるが、ともあれ、医学の発展というのが人体実験と共にあった、というのは一つの医学史の事実である。

    さて、本書は医学の発展のためにそんな人体実験を、主に自らの身体を差し出して実施した医学者たちの姿を描くノンフィクションである。こう書くとかなり硬い本のよ

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    2022年03月27日
  • 世にも奇妙な人体実験の歴史

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    「自己実験という危険な行為を成し遂げた、偉大なる奇人に捧げるウィットに富んだ賞賛」

    語り口が軽妙で楽しく読めた。正義感や好奇心が振り切れると人間はここまでできるのか。先人たちに感謝。

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    2021年03月26日
  • 世にも奇妙な人体実験の歴史

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    人体実験、というとマッドサイエンティストだとか、戦時中の非人道的な行為、というイメージが先行する。
    確かに本書に出てくる実験はそういったものもある。
    だが、それを、なかったことにできる?
    自分に関係ない、と言える?
    誰にだって程度の差はあれ、興味はあるでしょう?

    私は空気抵抗の実験をしたことがある。仮説はこうだ。
    パラシュートが安全に脱出できるのなら、傘でも空気抵抗を実現できるはずだ。
    そして私は駐輪場の屋根から傘を両手に持って飛び降りた!
    最悪の結果にならなかったが、端的に言えば失敗した。
    他にも、「アルコールの摂取量による消化器官と判断力の変化に対する考察」を行ってみたこともある。
    が、

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    2020年05月09日
  • 世にも奇妙な人体実験の歴史

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    人体実験から現代のサイエンステクノロジーがどのようにして誕生してきたのかを説明している本です。
    寄生虫などちょっと気持ち悪い話もありましたが、様々な分野に渡って話が展開され、ワクワクするような話もありました。
    読み終わった後は、現代の医学に自らの身体を使って貢献してきた人々に感謝の気持ちが出てきました。
    少し冗長な感じもありますが、全体的におもしろい本でした。

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    2020年04月27日
  • 世にも奇妙な人体実験の歴史

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    残虐なヤツかなと思ったら勇気ある科学者たちの話だった。
    今ある治療、知識に関しては誰かが体を張った結果を享受しているんだな、そう感じる一冊。
    結構な挑戦をしまくってるので、うげえ……となりながら読みました。

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    2020年03月16日
  • 世にも奇妙な人体実験の歴史

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    面白く、また知的好奇心を刺激してくれるいい本です。
    “人体実験”というと、新薬の開発であったり、戦時中の非人道的なものをイメージしていたのですが、それだけでなく人体実験にはその目的や動機によって様々なケースがあることに気づかされました。
    その目的には医療、医学的なもの以外にも、人間がどこまでの高さ、深さ、速さに耐えられるのか、などといったものも含まれ、一口に被験者といっても実験者が自ら被験者となる自己実験もあれば、被験者がなんの実験か知らされぬままの悲惨なケースもあり。自己実験者の動機も単純な好奇心や、自説を立証するための探究心であったり、人類の進歩への使命感だったり様々です。
    とはいえ、実験

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    2019年07月07日
  • 世にも奇妙な人体実験の歴史

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    本屋さんで欲しい本を見つけた後、他になんか面白そうなものないかなあ、とあてもなく棚を見ているときに見つけた。タイトルを見て、面白そうとタイトル買い。
    こういう予定にない本に出会えるから本屋さんはやめられない。

    性病、麻酔、薬、食物、寄生虫、病原菌など全17章にわたって様々な人体実験の歴史について書かれている。

    科学者が自分の予想の確認や新しく創り出す際において、人体実験は欠かせない。勿論、人間に行う前に動物などを用いて実験するだろうが、最終的に人間に使うものなどの確認のためには人体実験せざるを得ない。
    本書ではその人体実験の被験者に果敢にも自らなるという科学者がたくさん載っている。
    実験が

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    2017年01月27日
  • 世にも奇妙な人体実験の歴史

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    「医学の歴史は、人類のために自分の健康やときには命までも犠牲にした研究者らの英雄的行為によって飾られている」

    現代当たり前と思っているようなことにも先人たちの涙ぐましい努力や驚くようなドラマがあり、当然ながら試行錯誤を繰り返して初めて実用化されたものだ。19世紀から20世紀にかけて病気やその治療法、毒ガスや爆弾、深海や成層圏などの謎を解明するために、科学者たちは自らの身体で人体実験を試みる。そのエピソードを紹介している。

    本自体は面白おかしく書かれているわけではないが、人体実験の事実自体が凄まじく、笑うと言うより恐怖すら感じる。

    梅毒と淋病の感染経路を把握するために自らの性器に性病患者の

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    2025年04月02日
  • 世にも奇妙な人体実験の歴史

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    痛みや苦しみや悲惨さに目を伏せたくなる様な人体実験の数々だが、興味深い話ばかりだった。


    医療技術はもちろん医療に関する法律も定められていない時代。イギリスでは当時、死刑囚の死体が解剖に利用することが認められていた。その死体は、度々遺族と解剖をしたい医者との死体の奪い合いが起きて、その奪い合いの激しさから死刑囚が生き返ったこともあったという。
    医学生に必要な遺体が足りないために、メスを入れるのが初めての患者だということも。そのため、遺体が高値で取引され、埋葬屋が医者へ遺体や臓器を横流ししたり、遺体を採掘盗掘する輩がはびこった時代も。

    生きた被験者としては主に、医者自身・死刑囚などの犯罪者・

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    2021年01月13日
  • 世にも奇妙な人体実験の歴史

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    とんでもない人体実験の数々まさにマッドサイエンティスト。
    現代の医療はこれだけの苦労によって生み出されたものなのかと感心
    画期的かつ一般的な病気に対する新薬が少なくなってきた現在、今後の医療の発展はどこにむかっていくのかなぁ

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    2019年08月19日
  • 世にも奇妙な人体実験の歴史

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    ネタバレ

    とても面白い!
    興味をそそられる内容なのですが、描写がリアルで読んでいると気持ち悪くなってきました…。
    残念ながら、途中でリタイアです。

    序盤に書いてある、遺体もお金になるという部分は初めて知りました。
    墓荒らしが、まだ近い昔の話だったなんて驚きでした。

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    2019年08月03日
  • 世にも奇妙な人体実験の歴史

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    タイトルからマッドサイエンティスト、それも、冷酷に他人の身体を実験に使っている姿を想像する。確かにマッドなサイエンティストと言っていいのだろうが、真面目に、医学、科学の発展に挑んできた人たちだ。
    大半は、人体実験の対象は、自分自身だったりする。
    こうした、危険を顧みない行為があってこそ、今があることは否めない。

    すこし、タイトルが損やな。

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    2019年06月03日