近藤千恵のレビュー一覧

  • 「親業」のはじめかた~思春期の子と心が通じあう対話の技術

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    ネタバレ

    1. 全体要約
    本書は、米国の臨床心理学者トマス・ゴードン博士が提唱した親のためのコミュニケーション訓練プログラム「親業(Parent Effectiveness Training)」の入門書である。親としての役割における重圧や迷いを解消し、子どもを一人の自立した人間として育てるための具体的な技法を体系化している。その核心は、親子の間で発生する事象に対し、誰が不快を感じているかによって「問題の所在(問題所有者)」を明確に区分することにある。その上で、子どもが問題を抱えている場合は「能動的な聞き方」を、親が問題を抱えている場合は「わたしメッセージ」を用い、対立が生じた際は双方が納得する「勝負なし

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    2025年11月23日
  • 「親業」のはじめかた~思春期の子と心が通じあう対話の技術

    Posted by ブクログ

    私が困っているんだ、というメッセージングで会話しよう、そしてこちらが会話をリードするのではなく根気強く子供の話を聞こう、そして自分自身が本当は何を望んでいるのかを言語化して理解しよう。要するにそういう話だった。

    親業では、親としてのこうありたい、を単に犠牲にすることは適切でないと考えている、といった話はあったものの、これ毎日の生活で当たり前のようにやるのが良いのだぞと示されると、親になんてなりたくない・自分にはできないから直ちに親を辞めたい、なんて思いを誘発されそう、と思うくらいには面倒に感じるやり取りが多数紹介されていた。
    問題らしきものが出てきた際に、それは子にとって問題か否かと親にとっ

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    2024年12月20日