野口智雄のレビュー一覧

  • 日本の物流問題 ――流通の危機と進化を読みとく

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    物流の2024年問題が話題になっていたが、いつの間にか2024年が過ぎ、そんなに自分たちの生活には変化がないように感じていた。実際日本の物流、特にトラックにいる陸上輸送はどうなっているのかを、具体的な数字を挙げつつ説明する本。
    なぜ物流業界がブラックになったのか、戦後日本経済の発展の歴史の中にその要因を見出す。そして現代において物流が直面している課題、AIやロボットを活用した自動化など。また震災や疫病、戦争がもたらす物流へのダメージについて、阪神大震災や東日本大震災などの実例をもとに明らかにする。

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    2025年08月31日
  • 日本の物流問題 ――流通の危機と進化を読みとく

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    物流問題について色々な観点から考えさせられる1冊。
    普段関わりのない人でもスラスラ読めるよう、平易な文章で書かれている。

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    2024年04月30日
  • FREE経済が日本を変える

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    クリス・アンダーソンの著書”FREE”のエッセンスをまとめ、さらに日本独自の事例も加えたわかりやすい解説書といえる。大正時代の呉服屋の例などを出しながら、日本でも昔から「無料」を売りとした商売がなされてきたことや、(個人的にはこの呉服屋の例は関心した)、「フリー」の落とし穴や、実際のビジネスに生かすヒントも紹介されている。事例が多いからか比較的読みやすく、原書の“FREE"を読んでいない人にもおすすめ。

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    2010年12月18日
  • 日本の物流問題 ――流通の危機と進化を読みとく

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     長距離ドライバーの時間外労働が年間960時間に、拘束時間が年間3,300時間に制限される「物流の2024年問題」。これまで社会全体が直視せずにいられた「物流」という社会的コストに、いよいよ正面から向き合わねばならない時がやってきた。「規制緩和」「自由な働き方」の美名のもと、低賃金低福利を甘受してくれた長距離ドライバーに負担を押し付けるかたちで、この社会は低コストの物流システムのメリットを享受してきた。今や我々は物流の諸問題を「我がこととして」取り扱う機制に直面しているのだ。

     本書にはこの問題に公的・民間セクターが様々に知恵を絞る姿が描かれている。読んでいて思うのは、物流という業界が、主に

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    2024年11月22日
  • 日本の物流問題 ――流通の危機と進化を読みとく

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    本書は、物流とはどういうものかといった基本的な説明から、物流の業界で導入されている最新のテクノロジーまでを紹介している。時事問題として2024年問題とは一体どういうことなのか、よく知ることができる。

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    2024年09月24日
  • 日本の物流問題 ――流通の危機と進化を読みとく

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    働き方改革の一環としてスタートしたドライバーの残業時間の上限規制。もともと不足していたドライバーの離職に拍車をかけ、荷物の遅配、運賃の高騰が予想されている。いわゆる「物流の2024年問題」である。
    本書はこの問題に焦点をあて、その根源を掘り起こし、経済成長との相関史を辿った上で、取り組まれている対応策や今後の行方に切り込んでいく。
    また、大震災、新型コロナ、戦争といった突発的な災厄が物流にもたらしたダメージと改善のための取り組みに触れ、さらにはCO2削減やジェンダー平等など時代の潮流にも目を向けている。
    AIによる輸送経路の最適化、ピッキングロボットやドローンの活用、自動運転の実用化、荷捌き時

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    2024年08月28日