日本の物流問題 ――流通の危機と進化を読みとく

日本の物流問題 ――流通の危機と進化を読みとく

935円 (税込)

4pt

3.6

生産と消費の間にあって、企業努力と労働者の犠牲の上に成り立っていた「安くて早くて確実な、安心の物流」は終わりつつある。3K職種といわれる業界で始まった働き方改革「物流の2024年問題」は、低賃金を残業でまかなってきたドライバーや人手不足に悩む企業など流通業界ばかりか消費者にも衝撃をもたらした。しかしAIによる効率化、危険な作業やきつい重労働を軽減するロボット化なども飛躍的に進歩している。戦後の発展史からボトルネックの正体、そしてこれから起こるブレークスルーまで、物流の来し方行く末を見通す一冊。

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日本の物流問題 ――流通の危機と進化を読みとく のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    物流の2024年問題が話題になっていたが、いつの間にか2024年が過ぎ、そんなに自分たちの生活には変化がないように感じていた。実際日本の物流、特にトラックにいる陸上輸送はどうなっているのかを、具体的な数字を挙げつつ説明する本。
    なぜ物流業界がブラックになったのか、戦後日本経済の発展の歴史の中にその要

    0
    2025年08月31日

    Posted by ブクログ

    物流問題について色々な観点から考えさせられる1冊。
    普段関わりのない人でもスラスラ読めるよう、平易な文章で書かれている。

    0
    2024年04月30日

    Posted by ブクログ

     長距離ドライバーの時間外労働が年間960時間に、拘束時間が年間3,300時間に制限される「物流の2024年問題」。これまで社会全体が直視せずにいられた「物流」という社会的コストに、いよいよ正面から向き合わねばならない時がやってきた。「規制緩和」「自由な働き方」の美名のもと、低賃金低福利を甘受してく

    0
    2024年11月22日

    Posted by ブクログ

    本書は、物流とはどういうものかといった基本的な説明から、物流の業界で導入されている最新のテクノロジーまでを紹介している。時事問題として2024年問題とは一体どういうことなのか、よく知ることができる。

    0
    2024年09月24日

    Posted by ブクログ

    働き方改革の一環としてスタートしたドライバーの残業時間の上限規制。もともと不足していたドライバーの離職に拍車をかけ、荷物の遅配、運賃の高騰が予想されている。いわゆる「物流の2024年問題」である。
    本書はこの問題に焦点をあて、その根源を掘り起こし、経済成長との相関史を辿った上で、取り組まれている対応

    0
    2024年08月28日

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