ヘンリーワイズのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ2026年の14冊目は、ヘンリー・ワイズの「無垢なる町」です。2024年のアメリカ探偵作家クラブ賞最優秀新人賞受賞作です。「血塗られた指輪」に続いて、アメリカ探偵作家クラブ賞受賞作の読書となりましたが、この本は、ミステリーやエンタメという括りよりも文学作品と言った方がしっくり来ると思います。
それは、作者のヘンリー・ワイズが詩人という事が大きく影響しているように思います。会話文が少なく、登場人物の心情描写に多くを割いている事、舞台であるアメリカバージニア州の歴史や自然描写の巧みさ、そして何よりもアメリカ南部に生きるという辛さが良く描かれているからです。誰がトム・ジャンダーズを殺害したのかという -
Posted by ブクログ
バージニア州の南部
時が止まったように荒れ果てた小さな田舎町…
保安官補のウィルは炎に包まれた家の中で友人トムを発見する
彼は何者かに刺され死んでいた
そこから逃亡した者を追うと、旧友サムの父ジークだった
証拠が見つかったことからジークを逮捕するが、被害者の家族ですらジークの無罪を主張…
ウィル自身もジークの逮捕に疑問を持ち、私立探偵のベニコと共に上司に逆らい捜査を始めるが…
小さな町の気風、そこに住む人々の苦しみや哀しみ
その描き方が美しい…と思ったら著者のヘンリー・ワイズは詩人として活躍していたらしい…納得!
そしてこの作品が彼の小説デビュー作で、2024年のアメリカ探偵作家クラブ賞最優