菊池聡のレビュー一覧

  • 超常現象の心理学

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    私は霊とか超常現象とか血液型性格診断とかUFOとかが大嫌いなので本屋で見つけてすぐ買った本。著者が大学で学生にいつも話す話が面白かった。「UFOは絶対に存在する」(学生、ザワザワ)「なぜなら、UFOとは未確認飛行物体だからだ。鳥か飛行機か何かわからないものが飛んでいたらそれは未確認の飛行物体なのだから」というのが印象に残っている。

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    2009年10月04日
  • 〈超・多国籍学校〉は今日もにぎやか! 多文化共生って何だろう

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    国を跨いで育つ子どもが、幸せに暮らしていけるためには・・・を考える本。周りにそのような子がいなかったから、あまり考えたことがなかったkれど、市内でそういう子どもたちが増えている。学校で日本語が何とか離せたり、勉強でも使えるようになってきたとしても、母語を忘れてしまい、親と話せなくなってしまったら悲しいことだ。母語も日本語も、十分ではない状態で大切な人とコミュニケーションを取るのは、難しいだろう。移住する人たちは、子供の成長段階をよく考えたほうがいいんだろうなと思った。

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    2025年05月09日
  • 〈超・多国籍学校〉は今日もにぎやか! 多文化共生って何だろう

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    多国籍学校ならではの多くの課題を、今日もにぎやか!のタイトルでとても前向きに語られている。

    多様性について考えさせてくれる。

    言葉の問題では、日本語の習得レベルの違いだけが問題かと思いきや、その先に自国の言葉を忘れ、自分の親ともコミュニケーションが不足するという問題には驚いた。

    アイデンティティを育むことの大切さ。
    自分のルーツを知ること(失わないこと)は、自己肯定の一歩だと感じた。

    日本の人口が減って、国を支えるためには、多様性は避けられない。急速に発展したシンガポールを知ること、多様性の歴史の長いアメリカなどを知ることは、これからの日本人に求められる知識なんだろうと感じた。

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    2020年07月23日
  • 〈超・多国籍学校〉は今日もにぎやか! 多文化共生って何だろう

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    児童の作文がリアルな子供の声でした。
    私もバイリンガルで、子供のバイリンガル教育の参考になるかなと思って読んでみた
    3年生以下で来日すると高学年になる頃には親と意思疎通が取れなくなるケースがあるのはびっくり、文化祭で現地の言葉でスピーチしたことに親が涙するというのは胸が熱くなる

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    2020年12月04日
  • 「自分だまし」の心理学

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    先に読んでいた「詐欺の帝王」とかぶる部分もあったが、人は絶対にだまされない、ということはあり得ないようだ。確かにそうだろう。ただ、だまされやすい人とそうでない人はいるわけで、あまりに簡単に何度もだまされるのはまずい。よくよく考えたらこんなうまい話はないだろうと思うが、考えさせる時間を与える前にだましてしまうということか。
    自分だまし、というのはネガティヴシンキング、ポジティヴシンキングだったりするのだが、我慢しない程度に適度にポジティヴでいることがいいのだろう。

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    2019年06月27日
  • 「自分だまし」の心理学

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    無意識の情報処理システムが、意識に上らないうちに様々な情報を整理している。意識に登っているのは、実際に間隔に入ってくる情報のほんの一部にすぎない。その無意識の情報システムによって、情報にバイアスがかかり、人間は実際よりも「ポジティブ」な自己認識を持つようにできている。
    しかし、民族によって、社会に適合する自己認識に違いがあり、日本人は、アメリカ人に比べると、比較的に低い自己認識を持つ傾向がある(これが人種による違いなのか、生まれ育った社会によるものなのかについては著者は書いていない)。しかし、それは、「ポジティブ」な自己認識を持つという機能が低いのではなく、社会が評価する人間像が異なるので、そ

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    2019年05月21日
  • 超常現象の心理学

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    超常現象の頭ごなしの批判は、絶対的な信奉と同質。
    すべての事を心の問題と片付けるとそれ以上なにも進展しない。すべてわかったような錯覚におちいる。
    安易なプラス思考は、危険。その裏に自分の欠点や過ちを認めたくないという気持ちがある。
    血液型での人格論。統計学的な根拠がない。
    少人数の者を差別する人権問題。
    人間は当たっているところしか見ない、覚えてない。
    人は科学的な答えを求めているのでないこともあり。
    「私はなぜ死ぬのか?」共感することが第一。

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    2014年07月27日
  • 「自分だまし」の心理学

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    自己バイアスについての本。
    誰もが(どんだけ立派な人間ですら)、自分を「だます」ことで社会に適応しているというのを、心理学的に体系立ててまとめられている一冊。

    誰も自分を「だまし」て生きています。

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    2013年07月15日
  • 「自分だまし」の心理学

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    [ 内容 ]
    本書は「だまし」をテーマにした本ですが、詐欺に合わない方法を教えるとか、他人の心を読んで誰かをだます技術を伝授する本ではありません。
    人は無意識のうちに自分に都合よく情報を歪めて認識しているのです。
    例えば、騒々しいパーティ会場で誰かに声をかけられたときに、知人の声だけは耳に飛び込んでくるとか、自分の失敗はさまざまな要因が加わって、仕方がなかったと思ってしまうことはないでしょうか?
    これこそ、自分に都合よく情報を歪めて認識する「自分だまし」なのです。
    この「自分だまし」を正しく理解し、上手にコントロールできれば、公私にわたり物事がうまく運べるようになるのです。

    [ 目次 ]
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    2011年06月04日
  • 超常現象をなぜ信じるのか 思い込みを生む「体験」のあやうさ

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    得体の知れない団体に誘われたときにこの本を読んでておかしさに気づきました。

    ・人は体験(非化学、偶然の一致も)から信じる心が生まれる
    ・判断する際に、何が事実で何がカンにすぎないか分類
    ・確率的なものの見方(可能性を評価)
    ・懐疑的に情報を見る目(クリティカルな目)

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    2011年04月19日
  • 「自分だまし」の心理学

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    信大人文学部の教授が書いた本。

    「だまし」のメカニズムを知って、うまく利用しようというお話。
    学術的というより実用性を重視した内容に感じた。

    その分、興ざめした部分は否めない。

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    2011年01月23日
  • 「自分だまし」の心理学

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    適応のため、人は無意識に自分を「だます」システムを持っている。
    それを利用し、コントロールしようという内容。

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    2009年10月04日